COVID-19と季節性インフルエンザの「慣れが一番怖い!」
今日の9月最後の土曜日。
COVID-19感染によって、
全国で3名の方が死亡。
東京都、大阪府と沖縄県でそれぞれ1人。
新規感染者は635人が確認された。
NHKが報じた。
日本国内での感染者は累計で8万1806人、
クルーズ船の乗客・乗員が712人。
合わせて8万2518人。
累計の死亡者は国内感染が1547人、
クルーズ船乗船者が13人。
合計で1560人。
ご冥福を祈りたい。
都道府県別の今日の新規感染者(累計感染者)。
東京都270人(2万5113人)
神奈川県91人(6674人)
大阪府66人(1万399人)
千葉県38人(3770人)
埼玉県25人(4544人)
愛知県24人(5253人)
兵庫県22人(2658人)
沖縄県20人(2407人)
京都府11人(1726人)
累計で感染者が少ない県。
岩手県(23人)
青森県(35人)
鳥取県(36人)
秋田県(53人)
山形県(78人)
こうしてみると新型コロナウイルスは、
都会型感染症だ。
厚生労働省報告の現在の重症者は156人。
人工呼吸器や集中治療室などで、
丁寧な治療を受けている人。
さらにPCR検査は24日1日で、
1万7507件。
月刊商人舎7月号。
この特集の中の対談。
タイトルは、
「慣れが一番怖い!」
商売も仕事も、会社も店舗も。
緊張感を喪失してはいけない。
この7月号発刊の7月10日。
東京都の新規感染者数は243人だった。
前日の7月9日が224人で、
連続200人を超えて、
いずれも過去最多。
埼玉県は44人、神奈川県は32人、
そして7月10日の全国合計は430人。
今日の635人より少なかった。
1日の感染者数が400人を超えたのは、
4月24日以来のことだった。
この時点の都道府県別の新規感染者。
カッコ内は累計感染者数。
⑴東京都243(7515人)
⑵埼玉県44人(1393人)
⑶神奈川県32人(1683人)
⑷大阪府22人(1967人)
⑸千葉県12人(1068人)
⑹北海道6人(1289人)
この6都道府県が1000人を超えていた。
そして岩手県では感染者が0人だった。
鳥取県が4人、徳島県が10人だった。
このころの緊張感からすると、
今、「慣れが一番怖い!」
一方、厚生労働省のホームページ。
「新型インフルエンザに関するQ&A」
例年のインフルエンザの感染者数は、
国内で推定約1000万人である。
新型コロナウイルスの比ではない。
国内のインフルエンザによる死亡数は、
2018年が3325人、
2017年が2569人、
2016年が1463人。
2010年は161人で、
21世紀に入ってから一番少ない。
「超過死亡概念」という考え方がある。
インフルエンザ流行によって、
直接的・間接的に生じた死亡の推計値。
つまり間接的なものも推計した数値だが、
これは1年間に世界で約25~50万人、
日本で約1万人。
図は国立感染症研究所の報告。
厚生労働省結核感染症課所管の研究所だ。
今年8月27日に発表された。
「今冬のインフルエンザについて」
インフルエンザは冬がピークだ。
だからグラフは1年の52週が、
週別に定点受診者数がプロットされ、
比較されている。
受信者数は感染者数と見ていい。
青い折れ線グラフが、
2017年の第36週から18年の第34週まで、
黄緑が2018年から2019年、
赤が2019年から2020年。
この3年間の時系列の動向で、
今年を予想できる。
赤線の2019年は、
第45週(11月2週)が流行開始と判断された。
ちなみに前シーズンの2018年は、
第49週(12月第1週)が流行開始。
2019年のピークは、
第52週(12月23日~12月29日)で、
定点当たり報告数は23.24、
患者報告数11万5002人。
今年も季節性インフルエンザは、
11月2週くらいが流行開始となりそうだ。
そして感染者推計1000万人、
死者数は1500人から3400人。
COVID-19は、
日本中がこれだけの対策を講じて、
8万2518人の感染者、
1560名の死者。
何もやらなかったらと考えると、
ぞっとするような感染症だし、
インフルエンザよりも、
確実に致死率は高い。
「慣れが一番怖い!」
商売も仕事も、会社も店舗も。
緊張感を喪失してはいけない。
油断してはならない。
〈結城義晴〉