日本食糧新聞社「食品経営者フォーラム」で90分の講演と懇親
今日は東京・赤坂。
ホテルニューオータニ。
日本食糧新聞社主催、
「食品経営者フォーラム」
第376回の講演会。
講師は結城義晴。
テーマは、
「コロナは時間を早める」
COVID-19禍の日本商戦の行方
参加される方々の名簿が、
事前に送られてきたが、
それを見て、驚いた。
食品業界の重鎮の皆さんの名前があった。
歌田勝弘さん、
廣田正さん、
垣添直也さん。
歌田さんは味の素㈱元社長・会長。
1925年のお生まれだから95歳。
イオン㈱名誉会長の岡田卓也さんと同年。
廣田さんは元㈱菱食の社長・会長。
食品卸売業界の大御所。
垣添さんは日本水産㈱元社長・会長。
水産業界の重鎮。
お二人ともに、
コーネル大学ジャパンでは、
講師をお願いした。
そんな重鎮の皆さんの前での講演。
もちろんこのコロナ禍。
実際にご参加いただけなくてもしかたない。
しかし会場に到着すると、
廣田正さんにばったり。
商業界時代から大変にお世話になったし、
商人舎発足の会では、
発起人になっていただいた。
そんなこともあって、
ひどく緊張して臨んだ。
月刊商人舎5月号の特集テーマ。
それを今回の講演でも使った。
話しているうちにどんどん乗って来て、
後半は私の持論を力を込めて語ることとなった。
「大阪寝屋川の陣」に関しては、
講演に入れる予定はなかったが、
話しているうちに話題が飛んで、
新時代の競争論やフォーマット論を論じることとなった。
メーカーの皆さんには、
コモディティ化現象の話が受けた。
しかしコロナ禍によって、
コモディティ化も進む。
私のさまざまな考えは、
コロナ禍によって実現が早まる。
私はそれを確信している。
皆さん、メモを取って
真剣に聞いてくださった。
業態地殻変動のキーワードは、
「ティファニーで朝食を」。
つまり食を中心にした変革が起こる。
そして最後はポストコロナの作法。
90分のご清聴に感謝したい。
事務局がやって来て、
広報用の写真を撮影してくれた。
ブログ用にも講演後の満足顔。
講演が終わってから、
垣添直也さんと写真。
本当に久しぶりだった。
その後、部屋を移して交流会。
まず今野正義さんが開会のあいさつ。
日本食糧新聞社代表取締役会長CEO。
今野さんも商人舎発足の会の発起人のお一人。
それから中野勘治さんは、
三菱食品㈱元社長、会長。
中野さんも食品産業の世界で、
「この人あり」と言われた辣腕の経営者。
現在はオフィスKを立ち上げてご活躍中。
参加の方々ほぼ全員と名刺交換した。
さまざまな質問も受けたが、
その質問に答えるうちに、
引き出しからアイデアが浮かんで、
私の考え方がまた革新された。
ありがとうございます。
交流こそイノベーションの苗床です。
それからワインを飲みながら、
食事をしながら、懇親。
内田宗司さんは、
㈱ニップンインターナショナル元社長。
現在は㈱銀座木村屋の顧問。
高城宏一さんは㈱スズキヤ取締役。
営業本部SM事業部店舗運営部長。
商人舎主催の米国研修会に参加してくれた。
トレーダー・ジョーやホールフーズ、
ウォルマートに刺激を受けた。
そんな話をしてくれた。
もちろん今野会長とは、
大いに情報交換した。
コラボレーションできることがあれば、
よろしくお願いします。
そして中締めは平山勝己さん。
日本食糧新聞社副社長。
平山さんから呼ばれて、
講師の私が異例のあいさつ。
しかし私はもう、
十分に語らせていただいたので、
締めはこの方にお願いした。
中野勘治さん。
ずいぶんとお褒めの言葉をいただいて、
恐縮。
最後に能美芳祐さんとツーショット。
オフィスのうみ代表で、
アース環境サービス㈱顧問。
あくまでも、
ソーシャルディスタンシング。
そして講演会と懇親会。
やはりリアルの講演はいい。
受講者の皆さんの反応がわかる。
だから要望が強いところを、
詳しく、深く説明できる。
そしてそれが、
講演者自身の勉強にもなる。
少しずつリアルの講演が増えてきた。
それも少人数の講演会。
私は大好きだし、
ありがたいことだ。
商業界を辞して、
商人舎をつくったころ、
辻説法や立ち合い演説のようなことを、
どんどんやろうと考えた。
今、コロナ禍で、
そんな時代が来たのかとも思う。
〈結城義晴〉