日本で一番「正月に詳しい人」と「とくし丸」の47都道府県運行
今日は商人舎Web会議。
家でZOOMに参加する。
先週日曜日から今週水曜日まで、
大阪出張のハードワーク。
昨日今日は午後からオフィスに出て、
ゆっくりと仕事する。
そしてミーティング。
今日は来客。
㈱紀文食品の堀内慎也さん。
事業企画室正月ユニット部長。
そう、紀文正月フォーラムで、
いつもプレゼンテーションをする。
いま、日本で一番、
「正月に詳しい人」。
90分ほどその年末年始商戦について、
互いに考え方をすり合わせた。
コロナ禍の年末商戦。
コロナ禍の正月の過ごし方。
何がどう変わるか。
堀内さんによると、
いまのところ各社の政策は、
二つに分かれるようだ。
それらの詳細は月刊商人舎11月号。
ご期待ください。
最後に年末年始商戦に向けて、
Go! Go! ポーズ。
とくし丸news|
沖縄リウボウストア1号車稼働で全国47都道府県をカバー
移動スーパーのとくし丸。
全国47都道府県で運行。
心からおめでとう。
最後の47番目は沖縄県、那覇市。
㈱リウボウストア小禄宮城店。
リウボウストアもありがとう。
住友達也さんが2012年にスタートさせた。
買物難民を支援する移動スーパー。
月刊商人舎は2015年4月号で特集した。
ネットスーパー! 移動スーパー!!
ポスト・モダンのノンストアリテイリングはどっちだ?!
この時に初めて、
住友達也さんに会った。
すぐに意気投合した。
この独白の最後に、
「結城義晴の述懐」を書いた。
――元出版社の経営者。住友達也さん。
私と同じ経験とキャリアを持つ。
スーパーマーケットの経営者とは
違った視点から、マーケットを見、
地域を眺め、住民運動の中核を担った。
その上で一番困っている顧客を知った。
やがてそれが「とくし丸」という
移動スーパーのビジネスモデルへと成就した。
それはローカル・スーパーマーケットと
個人事業主の両者を結びつけ、
潜在的な社会貢献を果たすという
組織づくりであった。
商業の現代化は
近代化を内包したものである。
近代化の象徴のごとき
スーパーマーケットは行き詰まる。
それを内包してとくし丸は躍動する。
しかしそのとくし丸は、
顧客とは対等の関係を結び、
顧客にも負担を強いる。
見守り協定で行政のサポートもする。
この点はまさに現代化の条件を備えていて、
その上、
「売り手良し、買い手良し、世間良し」の
三方良し。
「ありがとう」と言っていただける商売。
近代化を超え、現代化に至るも、
商売の本道を貫いている――。
あれから5年半、全国47都道府県を、
とくし丸のバンが走る。
2016年5月からは、
オイシックス・ラ・大地㈱の傘下に入った。
とくし丸は9月末現在、
135社のスーパーマーケットと提携。
10月28日時点では、
47都道府県で626台を稼働させている。
2012年設立以来、
稼働台数、流通金額ともに順調に増加。
2019年9月〜2020年9月の1年間で
174台が新規運行。
月平均では14台ペースで増える。
昨2019年の商人舎7月号特集は、
アスクル&とくし丸
こちらでは[対談構成]
住友達也vs結城義晴
ラストワンマイルビジネスから生まれるマーケティング
この特集でも述懐を書いた。
――住友達也の行動力と原動力は
やはり「篤志丸」であり、
「徳島丸」であることに
起因しているのだと思う。
私も、もともとは出版人で、
住友達也と志を同じくする者だが、
Publishingとは本来、
「無私」と「利他」を力とする
篤志機能である――。
新型コロナウイルス禍で、
とくし丸にも追い風が吹く。
今年7月の月間流通総額は、
13億円を超えた。
「無私と利他」こそ、
いま、求められるものである。
明日は5年ぶりに、
土曜日のハロウィンだ。
〈結城義晴〉