コロナ変異種によるロンドン・ロックダウンと全員共闘
Everybody! Good Monday!
[2020vol51]
2020年の第52週、12月第4週。
あと11日間で、
「コロナウイルス年」が終わる。
しかしCOVID-19の感染拡大は、
終わらない。
むしろ日本の場合、
第三波が過去最速のスピードで、
感染を広めている。
イギリスの首都ロンドン。
三度目のロックダウンとなる。
ロンドンが含まれるイギリス南部で、
感染力の高い変異種が広がっている。
ロンドンとその周辺の都市は、
「グレーターロンドン」と呼ばれる。
この大ロンドンでは、
小売店舗の営業ができなくなる。
スーパーマーケットなどを例外として。
規制地域外への移動も禁じられる。
イギリスは12月2日に、
全国的な都市封鎖を解除した。
しかしその後、急速に感染が広がった。
この背景に「変異種」の拡散がある。
ボリス・ジョンソン首相がコメントした。
「古い型よりも最大70%感染力が高いとみられる」
しかし感染力が高ければ、
毒性は弱まるのが定説。
この変異種が、
重症化につながるエビデンスはないらしい。
しかしイギリスでは、
クリスマス特別措置も撤廃される。
ジョンソン首相。
「ウイルスが、
攻撃の仕方を変えるのであれば、
我々は対策を変えなければならない」
その通りだ。
しかしヨーロッパをはじめ世界中が、
イギリスからの変異種の侵入を、
食い止める措置を取り始めた。
日本ではまだ確認されていない。
コロナウイルスとの闘いは、
次々に新しい局面を迎えている。
日本にもいずれ入ってくる。
このことを前提として取り組まねばならない。
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
来年もこのリスクマネジメントの手綱は、
緩められない。
ただしそのイギリスでも、
ワクチンの接種が始まった。
ファイザーとビオンテックが開発した。
これまでに35万人が接種を受けた。
ファイザーはアメリカの大手製薬会社、
ビオンテックはドイツの製薬ベンチャー。
イギリスの大手製薬会社アストラゼネカが、
オックスフォード大学と共同で、
ワクチンを開発している。
それもイギリスでは大いに期待されている。
感染力の強い変異種と、
ワクチンの開発。
コロナウイルス対人類の闘いは、
2021年も続けられる。
この闘いに私たちも参画している。
高い意識を持ち続けたい。
ワクチン開発は一部のエリートの闘いだが、
感染防止は大衆の、全員の共闘である。
コロナ年に人類が学んだことは、
その共闘の尊さであるはずだ。
さて今日は冬至。
北半球では最も昼が短い日。
これから少しずつ昼が長くなっていく。
その意味で期待が膨らんでいく前の、
底の日と考えていい。
今日は午後から東京駅。
東京駅前の丸の内側広場。
今年は暖かかったため、
丸の内の銀杏の葉はまだ散っていない。
大手町プレイスウエストタワーでも、
地下1階にクリスマスツリー。
私はこのビルの大手町プレイス内科で、
毎月、検査と診察を受けている。
主治医は田嶼尚子先生。
東京慈恵会医科大学名誉教授。
今日はちょっと、
検査の数字がよろしくないので、
先生から注意を受けた。
田嶼先生から叱られると、
私は俄然、やる気になる。
このところ、
集中力に欠けるところがあった。
それも体調に影響を受けたのだろう。
食事をしっかり管理し、
運動をして体の調子を整える。
年末年始の私の課題である。
私はマンスリーの目標を定めて、
それをクリアしていくのが得意だ。
月刊雑誌を45年も編集し続けて、
そんな習慣がついた。
しかし田嶼先生からはいつも、
的確な課題をいただける。
心から感謝している。
店頭での年末商戦は、
これからが本番だろう。
今週木曜のクリスマスイブと、
金曜のクリスマス。
そして土日曜の26日、27日から、
28日、29日、30日、31日と、
怒涛の年末際の商戦。
今年はとくに26・27の土日が鍵を握る。
三密を避けつつ、
ソーシャルディスタンシング。
マスクと手洗い。
COVID-19との世界レベルの共闘。
高い参画意識を持ち続けたい。
では、みなさん、今週も、
全員共闘で、
Good Monday!
〈結城義晴〉