立川若葉町の「マルエツ⇒オーケーvsヤオコー」の「微差の格差」
「東京2020」
ネット上で話題になった。
東京オリンピック開催のときに、
東京都のCOVID-19新規陽性者が、
1日で2020人になる。
実際に昨日の7月22日(木)は、
東京都が1979人。
神奈川県631人、埼玉県510人、
千葉県343人。
そして大阪府461人。
全国で5397人。
今日の開会式当日は、
東京都1359人。
ちょっと減った。
統計的に木曜日が週の中で最大で、
金曜日は減っていくから、
これは当たり前。
来週の水曜、木曜あたりは、
東京2020が実現してしまいそうだ。
ちなみに神奈川県は652人、
埼玉県は401人、千葉県334人。
わが神奈川だけ不気味に増え続ける。
さてどうなるか。
考え得る最低減のレベルで、
感染拡大がおさまりますように。
梅雨が明けても、
紫陽花の花は生きている。
いつも次の時季に備えている。
キバナコスモス。
季節の変わり目に、
花々は命をつなぐ。
アネモネ。
今日は朝8時に横浜・中山に集合。
そして鈴木國朗さんと一緒に、
東京・立川へ。
7月15日オープンの新店。
オーケー立川若葉町店。
若葉ケヤキモールは近隣型商業集積。
米国で言うライフスタイルセンターだ。
マルエツの「リンコス立川若葉町店」が、
2006年3月15日に開業して、
今年2021年1月24日に撤退した。
そのあとに出店したのが、
オーケー立川若葉町店。
オーケーらしさを満載して、
539坪のやや小型の店舗に表現した。
そしてワンブロック離れたところに、
ヤオコー立川若葉町店。
460坪とこちらもやや小型の標準店。
環境配慮型モデル店舗として、
2011年9月2日、オープン。
環境配慮型店舗をつくるには、
なによりもダウンサイジングが必須。
つまり店舗小型化だ。
ヤオコーはこの店であえて、
その難題に挑戦した。
しかしマルエツのリンコス立川若葉町店は、
この小型のヤオコーに厳しく攻められた。
結局、15年の歴史を閉じた。
そのあとにオーケーが登場。
強力な企業同士の競合。
それがポスト・コロナ時代の構図だ。
マルエツが強力な企業ではないとは、
決して言わない。
しかし少しの油断や管理力のばらつき、
ほんの少しの新しさ,
そしてその「企業らしさ」が、
競争を大きく左右する。
微差が積み重なると、
それが大きな格差となる。
もちろんヤオコーは、
前面駐車場のフリースタンディングで、
極めて買いやすい。
そのうえ環境対応型である。
一方、ケヤキウォークは、
小洒落たライフスタイルセンターだが、
日常使いのスーパーマーケットとしては、
駐車場が3・4・5階にあって、
売場からちょっと遠い。
ライフスタイルセンターではあるが、
環境などを打ち出してはいなかった。
そんな少しずつの違いが、
微差の競争には影響を与える。
オーケーがそれをどのように取り戻すか。
ヤオコーの店舗左側入り口には、
オリンピックキャンペーン売場。
アサヒビールの提供で、
「がんばろう!ニッポン」
今日から東京オリンピックが、
正式に開幕する。
より速く、より高く、より強く。
ラテン語では、
Citius, Altius, Fortius!
英語ならば、
Faster, Higher, Stronger!
東京オリンピックはこの三大標語に、
「ともに」が加わる。
Faster, Higher, Stronger,
and Together!
「ともに」とはいうものの、
それぞれの競技では、
必死に「微差」を競う。
そしてその「微差」を制するものが、
最後に勝利を獲得する。
ポスト・モダンの小売業競争も、
「微差」が重なって大きな格差となる。
私たちクリニックチームはこのあと、
オーケー立川富士見町店に寄って、
ここでも同社の強みや疑問点を調査した。
そして鈴木國朗さんと、
2時間にわたるディスカッション。
亀谷しづえ商人舎GMが司会。
すべてが終わって、
暑い暑い夏の夕方。
ちょっと涼しくなった。
今夜はオリンピック開会式。
Faster, Higher, Stronger,
and Together!
一人ひとりのアスリートたちの、
微差の格差を見せてもらおう。
それを仕事の活力にしよう。
〈結城義晴〉