東京新規感染2848人! ラクダの気分で暑中見舞い
台風8号が日本列島に接近。
横浜の空でも雲が暴れている。
東京オリンピック2020では、
新種目としてサーフィンが加えられた。
会場は千葉県一宮町。
九十九里浜の南端に位置する。
海は大荒れで波高し。
しかしサーフィンにはもってこいの波。
そのサーフィン男子で、
五十嵐カノア選手が銀メダルを獲得。
23歳、米国カリフォルニア州の生まれ。
「カノア」はハワイ語で「自由」を意味する。
五十嵐カノアは、
3歳からサーフィンを始めた。
米国ジュニア大会で優勝を重ね、
18歳から「チャンピオンシップツアー」に参戦。
サーフィンの世界最高峰のツアー。
素晴らしい。
今日のオリンピックでは、
日本に金メダルが二つ。
柔道男子81キロ級の永瀬貴規。
リオ五輪では銅メダルだった28歳。
見事。
言うことなし。
それからソフトボール。
決勝でアメリカに2対0で快勝。
エース上野由岐子の好投、
二刀流・藤田倭(やまと)のタイムリーヒット。
日本チームのいいところを、
思う存分に発揮していいゲームを制した。
おめでとう。
それにしても、驚いた。
東京都の新型コロナ陽性者。
今日の火曜日1日で新規感染は2848人。
今年1月7日の2520人の記録を抜いた。
昨年1月から始まったコロナ感染の過去最多。
重症者は82人で、昨日から10人増えた。
神奈川県753人、大阪府741人。
ああ。
埼玉県593人、千葉県405人。
それから沖縄県も354人。
全国で7359人。
東京は3000人を超えて、
1日4000人、5000人となるかもしれない。
全国では1万人を超えるだろう。
オリンピックは素晴らしいが、
菅義偉政権の五輪コロナ対策は、
残念ながら完全に裏目に出ている。
ここまで来たら重症者、死者数が、
最小限で留められることを祈りたい。
今日は商人舎オフィス。
来客もないのでAloha。
暑中、お見舞い申し上げたい。
商人舎流通スーパーニュース。
6月チェーンストア統計|
既存店1.7%増/内食化傾向続き食料品3.0%増
日本チェーンストア協会の6月度の販売統計。
加盟企業56社だが店舗数は1万1834。
前年比1028店増。
その増加店舗を加えた総販売額は、
前年同月比2.2%増。
既存店ベースでは1.7%増。
6月度は10都道府県で緊急事態宣言、
5県でまん延防止等重点措置が延長。
日本全体の内食化傾向は続く。
既存店の食料品は前値同月比103.0%、
住関連品は106.5%、衣料品は84.7%。
額は小さいがサービスが123.9%。
COVID-19は感染拡大しているし、
変異種のデルタ株も広がっているが、
消費はそれなりに着々と進んでいる。
小売業の現場も着実に機能している。
北海道新聞のコラム、
「卓上四季」
「昔むかし、ラクダには
立派な角と美しいしっぽがあった。
そこへ鹿がやってきて、
森の動物の集まりに招かれているからと
頼んで角を貸してもらった。
その話を聞いた馬は、ラクダに頼んで
しっぽを取り換えてもらった」
「ところが、何年たっても鹿と馬は
角としっぽを返してくれない。
ラクダは今も待っている。
だからいつもあんなに悲しそうなのだ」
なるほど。
人のいいラクダ。
そのラクダは実は、
驚くべき身体機能を持っている。
「猛暑で乾いた砂漠を移動するだけに、
保水力がすごい。
一度に100リットルもの水を飲み、
消化器が体内の水分を調節する」
「楕円形の赤血球は血管を通りやすく、
水分で膨張する柔軟さがある。
腎臓が尿を濃縮する働きを持ち、
水分の排出を最小限に抑える」
私たちものどが渇く前に、
こまめに水分補給するのがいい。
外出はできるだけ避ける。
室内では温度調節が肝心。
つまり、仕事以外は、
家にこもってオリンピックを楽しむ。
コラムニストの提案。
「この夏はラクダになった気持ちで、
ゆったりとした毎日を過ごそうか」
店も売場も、
ゆったりした毎日を提供してほしい。
それでも消費はそれなりに着々と進む。
暑中、お見舞い申し上げる。
〈結城義晴〉