[日曜漫歩]自由が丘から横浜市長選投票・朧満月まで
8月下旬の日曜日。
自由が丘。
人出はいつもより少ない。
いつもの花屋。
monceau fleurs(モンソーフルール)。
並木の木が生い茂って、
ファサードが少しだけ隠れた。
店頭のメイン売場は様変わり。
カラフルな花束ではなく、
緑の観葉植物。
店の入り口の一丁目一番地には、
ひまわり。
花屋だけれど、
一角にクレープ屋を併設。
「Wan chan Crepe」も販売している。
メインストリートのわきにも、
屋台のクレープ屋。
こちらは顧客が集まっている。
さっぱりした気分で、自撮り。
妙蓮寺に帰って来て、
横浜市立港北小学校へ。
横浜市長選挙の立て看板。
小学校は夏休み。
夏の間に木々がうっそうと生い茂る。
簡素な校舎。
港北区第2投票区投票所。
投票しました。
夕方の空はもう秋です。
陽が沈むと、叢雲に満月。
8月の満月は、
「スタージェンムーン」と呼ばれる。
英語で「Sturgeon Moon」
8月に漁獲されたチョウザメの月。
今日は朧月から見事な満月に。
横浜市長選挙は、
無所属新人の山中竹春候補が勝った。
元横浜市立大学教授の48歳。
立憲民主党や共産党・社民党が推薦・支援した。
元国家公安委員長の小此木八郎候補は、
衆議院議員を辞めて臨んだが落選。
現職の林文子市長も、
元神奈川県知事の松沢成文候補も、
作家で元長野県知事の田中康夫候補も、
データサイエンティストに敗れた。
政治能力は未知数だが、
横浜市民は若い学者を選んだ。
地元横浜の菅義偉首相が推した小此木候補は、
父親の故小此木彦三郎代議士の跡を継いで、
いわば地盤・看板・鞄の二世議員だが、
これで政界を引退するとコメントした。
菅総理の立場も危うくなってきたか。
COVID-19感染急拡大によって、
政界も新しい時代を迎えようとしている。
それを強く感じさせる横浜市長選だった。
明日は二十四節気の「処暑」。
「暑さが峠を越えて後退し始めるころ」。
新しい時代を視野に入れつつ、
日々を自分らしく生きようと思う。
〈結城義晴〉