大阪出張「3時間半の足止め」も「う越貞」の鮭児に感動!!
Everybody! Good Monday!
[2021vol㊷]
2021年第42週。
10月第4週。
新型コロナウイルス検査の新規陽性判明者。
東京都も大阪府もともに29人。
神奈川県が23人。
すごい。
二桁は沖縄県16人、埼玉県14人、
北海道が11人で、
愛知県と岐阜県が10人。
信じられない。
その本当の理由は、
是非とも解明してほしい。
私は東海道新幹線で、
横浜から関西へ出張。
秋晴れにもかかわらず、
雲に覆われて富士山は見えず。
富士川にかかる富士橋だけ、
くっきりと見えた。
しかし浜松に差し掛かった1時30分ごろ。
列車は急停止。
そのまま、そろりそろりと、
浜松駅に入る。
反対車線にも新幹線の上り便。
豊橋駅で人身事故。
結局、5時まで足止めされた。
京都で降りて、奈良に行く予定を変更。
新大阪に入った。
今日は㈱関西ロピア社長の福島道夫さんと、
同じ列車に乗って、連絡を取り合った。
お互いに足止めを食ったが、
福島さんはなんの動揺もなく、
新大阪に着くと、
一緒に予約の魚屋へ。
知る人ぞ知る「う越貞」(うおさだ)。
大阪市福島区福島の名店。
魚尽くしのお任せ料理。
お通しから、旬の刺身各種。
そして焼き魚、煮魚、揚げ魚、汁物。
最後にご飯とデザート。
魚のフルコース。
今年最後のハモや、
絶品のウニ。
今夜のマグロは漬け。
私、料理評論家ではないので、
ボキャブラリー貧困で、恐縮。
そのなかで、
驚いたのが焼き魚。
「鮭児」(けいじ)。
その名のとおり若い鮭。
1万尾に1尾の逸品。
No.1183とナンバーが入ったタグが付いている。
そしてこの、
知床半島羅臼漁協産の鮭児には、
認定のピンがついている。
う越貞の鮭児5尾のピンは、
誇らしげに飾られている。
その証明書。
福島さんと一緒に、
証明書を持たせてもらって写真。
ご主人の貞繁一さんも、
お薦めしてくれました。
これがその鮭児の焼き魚。
私も初めて食べた。
ん~、言葉がない。
酒は焼酎の銘酒・佐藤。
右から白、黒、麦。
水も佐藤の特性。
先割にして瓶(かめ)に入れ、
その瓶から酌んでくれる。
私は黒をチョイス。
煮魚はノドグロとレンコン。
これがまた言葉にならないほどの逸品。
子持ちのノドグロで、
う越貞手詰みの山椒が絡まって、
なんとも旨かった。
吸い物は長崎のクエ。
上品な味だ。
さらにクジラのベーコン。
懐かしい旨さだ。
このあと、揚げ魚。
柿のてんぷらもいい香りだった。
最後にマグロの漬けご飯と、
追加でイクラのご飯。
これらも絶品。
ほんとうにボキャ貧で恐縮。
一度、食べに来てください。
私は食事の間ずっと、
ジェイ・バーニーの戦略論を思っていた。
「模倣困難性」。
う越貞のことだ。
ご主人の貞さんを挟んで、
福島さんと私。
満足のほどはこの顔に表れている。
月曜日から、
新幹線事故で3時間半も足止めされたが、
う越貞の魚尽くしで、
元気は回復した。
明日から2年ぶりに、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
2泊3日の缶詰セミナー。
私は12時間くらい講義する。
もちろん完璧な、
ソーシャルディスタンシング。
頑張ります。
コロナには、
絶対に負けない!
では、みなさん、今週も、
模倣困難性を求めて、
「今日もお仕事、
おまんまうまいよ」
2012年9月の「商人舎標語」。
平櫛田中(ひらぐし・でんちゅう)の言葉。
明治5年(1872年)生まれ、
昭和54年(1979年)没の、
107歳まで生きた彫刻家。
平櫛はこの後に続けて言う。
「びんぼうごくらく、
ながいきするよ」
Good Monday!
〈結城義晴〉