事業ごと・企業ごとの実績の濃淡と「誠実を尽くせ」
Everybody! Good Monday!
[2021vol㊻]
2021年第46週。
11月第3週。
あと7週で2021年が終わる。
今日のNHKの新型コロナウイルス感染、
新規陽性者の県別統計。
全国で79人。
一番多いのがわが神奈川県の18人、
次いで埼玉県の11人。
大阪府が8人、東京都が7人。
このまま沈静化してくれればいいけれど。
それでもいまだに信じられない。
それが私たちの錯覚なのかもしれない。
さて今日は、朝から、
東京・小平。
第一屋製パン㈱の取締役会。
会議をしながら、
新しい商品の説明を聞き、
試食する。
パン屋、クッキー屋は、
いい事業だし、いい仕事だ。
やなせたかしさんが、
漫画にしたほどだ。
役員会が終わると、
横浜商人舎オフィスに戻る。
ランチを食べてから、
鈴木國朗さんを待つ。
3時前にご登場。
3時間余りも、
ディスカッションして、
有意義な時間を過ごす。
そして最後に写真。
こうやって互いに間隔を保って、
ソーシャルディスタンシングをとるが、
以前と比べるとはるかに安心感がある。
月刊商人舎12月号、
ご期待ください。
今週の私は取締役会が二件。
それから水曜日から京都出張。
木曜日の18日に、
ロピア京都ヨドバシ店オープン。
京都駅の前にある京都ヨドバシの地下2階が、
「ヨドチカ」としてリニューアルオープンする。
その核店舗として、
㈱関西ロピア(福島道夫社長)が、
約3000㎡の売場で出店する。
関西7店舗目、京都府では初出店。
楽しみだ。
さて11月も中盤に差し掛かって、
10月の営業成績が発表されつつある。
商人舎流通スーパーニュースに、
それが報告されている。
10月の月次一覧。
コングロマーチャント2社。
セブン&アイnews|
10月はイトーヨーカ堂0.6%減・ベニマル0.5%増
イオンnews|
既存店イオンリテール100.3%、ウエルシア102.7%
総合スーパーの2社。
PPIHnews|
既存店3.6%増/人流回復で夜間・駅前立地の客数改善
イズミnews|
直営既存店97.6%/緊急事態宣言解除で回復傾向
スーパーマーケット各社はまだら模様。
ライフnews|
既存店1.9%増/食品4.7%増・衣料品8.2%減
ヤオコーnews|
既存店3.2%増、全店で9.1%増・客数2%増・客単価1%増
U.S.M.H news|
既存店1%減/マルエツ1.6%減・カスミ0.5%減
ベルクnews|
既存店103.8%・客数103.8%・客単価100%
リテールパートナーズnews|
既存店1.1%減/3社ともに客単価前年クリア
コンビニnews|
既存店セブン1%減・ファミマ2.7%増・ローソン1.5%増
10月百貨店売上速報|
緊急事態宣言解除で客足回復/4社とも前年クリア
専門店チェーンは10月に苦戦した。
ユニクロnews|
10月後半の気温低下で既存店売上高95.2%
しまむらnews|
既存店売上高9.5%減/気温高く冬商品苦戦
ニトリnews|
既存店16.8%減/気温高く季節商品苦戦
良品計画news|
既存店90.4%/生活雑貨100.8%・食品89.6%
イオンのなかでは、
イオンリテールが既存店売上高100.3%。
イオン北海道は102.5%、
イオン九州は99.1%。
スーパーマーケット事業では、
マックスバリュ東海の既存店100.5%、
マックスバリュ西日本は98.3%。
ウエルシアホールディングスは102.7%、
コンビニのミニストップは100.7%。
一方のセブン&アイ・ホールディングスは、
セブン-イレブン・ジャパンの既存店は、
前年比99.0%、客数97.7%、客単価101.3%。
しかし米国の7-Eleven,Incは、
商品売上高は107.5%。
チェーン全体の商品売上げは142.6%。
絶好調だ。
一方、イトーヨーカ堂は既存店99.4%。
ヨークベニマルは100.5%。
そごう・西武も100.2%。
こうやって一覧してみると、
全体像がはっきりしてくる。
吉田昭夫イオン社長が、
商人舎11月号で言ったように、
「事業ごとに濃淡が出ました」
業態ごとの濃淡だけでなく、
企業ごとの濃淡である。
これはコロナ禍の影響が、
少しずつ薄れてきたことを意味する。
11月下旬と12月こそ、
正念場である。
それが月刊商人舎11月号の特集の主張だ。
[実践]コロナ禍二度目の年末年始作戦
ポスト・コロナ時代を決する正念場を迎えた!
だからこそいま必要なことは、
「一人のお客さまに誠実を尽せ。
これが野越え山越えの精神である。」
では、みなさん、今週も、
「誠実を尽くそう」
Good Monday!
〈結城義晴〉