退院してから静養の1週間の「あすへの希望」
Everybody! Good Monday!
[2021vol㊿]
2021年もいよいよ第50週。
あと3週間で2022年。
昨日の日曜日に、
慈恵大学病院を退院して、
今週は静養を中心とした生活をする。
さまざまな方々から、
退院のお祝いメッセージをいただいた。
感謝に堪えない。
お礼申し上げたい。
大丈夫です。
69歳となって、
これまでよりもちょっとした変化に、
気を配る必要を感じた。
まだまだ、
見なければならないことがある。
確かめねばならないことがある。
考えねばならないことがある。
やらねばならないことがある。
だから命を大切にしたい。
決意、新たに。
私が手術した後の12月9日に、
「民主主義サミット」が開幕し、
10日に閉幕した。
ジョー・バイデン米国大統領が呼びかけ、
世界の111カ国・地域が参加し、
バーチャル形式で行われた。
バイデン大統領のコメント。
「民主主義に対する持続的
かつ憂慮すべき挑戦に直面する中、
世界中において普遍的人権と民主主義が
擁護されなければならい」
2019年のスウェーデンVーDemの調査報告。
世界の民主主義国・地域は87カ国で、
非民主主義国は92カ国。
18年ぶりに、
非民主主義国が多数派になった。
民主主義国側からの、
一方的な見方かもしれない。
しかしこんなことが起こるなんて。
ホモ・サピエンスのことを、
もっと深く理解する必要がある。
だから見続けなければいけない。
確かめ続けねばならない。
考え続けねばならない。
そして行動し続けねばならない。
朝日新聞「折々のことば」
第2229回。
よりよい社会のためには、
市民社会と
強固な文化的連続性について、
はっきりした感覚を
持つ必要がある
(ダニエル・ベル)
「中央集権的な国家でも
放埒(ほうらつ)な市場でもなく、
市民社会とその文化が
強い発言力をもつ社会が
“もっとも質がよく、
もっとも自由である”」
「そうした文化の連続性の中でこそ、
人びとの”相互信頼”や
“地域的な自生の感覚”は
培われるのだ」
そのなかでこそ、
商業は繁栄するのだと思う。
さて、静養中心とはいっても、
今日は朝11時からオンライン会議。
商人舎から私を含めて4人、
相手先が2人。
率直な話し合いをした。
私の仕事の本籍地・商業界は、
商業の近代化を果たした。
そして現住所・商人舎は、
商業の現代化を推進したい。
知識商人を数多(あまた)、養成したい。
それが理念の会社だ。
そのためには多くの他の会社と、
アライアンスを組むことを厭わない。
私はポジショニング競争の時代を主張する。
この時代にはそれぞれの存在にとって、
最も重要なのは自己のユニークさである。
しかしユニークな強みを持った、
それぞれの存在は一人では成立しない。
他のユニークな存在と協働する。
あるいはアライアンスを組む。
ユニークでなおかつ価値のある存在は、
アライアンスを組むことによって、
さらにその価値を高める。
新しいプロジェクトが始まるかもしれない。
明日もオンラインで取締役会。
明後日は以前から決まっていたアポイント。
商人舎で軽いランチミーティング。
木曜日は㈱True Dataが、
マザーズに上場する。
実に目出度い。
そして金曜日は、
伊藤園陳列コンテスト最終審査会。
月刊商人舎12月号も役に立つだろう。
この金曜日になれば、
川越のヤオコー本社にも顔を出せそうだ。
そうして週末に入って、
2日ほど休む。
その間に単行本は、
着々と進んで年明け1月15日に発刊される。
これも目出度いことだ。
最後に、「今年の漢字」。
日本漢字能力検定協会主催で27回目。
応募総数22万3773票のうち、
1万422票が投じられたのが、
ん~、「金」
東京オリパラの金メダルのイメージ。
昨2020年が「密」で、
これは的確な投票結果だと思った。
その前の2019年は「令」。
言わずと知れた令和元年で妥当。
今年の漢字「金」は4度目だが、
今年はもっと複雑で混沌とした年だった。
岸田文雄首相は「拓」を上げたそうだが、
我田引水が過ぎよう。
私はキャズムの「溝」だったと思う。
「溝」の中でのたうち回り、
五輪を開催して「金」を集めたが、
決して「拓」にはならず、
「混」や「迷」となったのが今年だ。
来年は今年のきんから「ん」を取り払って、
「希」であってほしい。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
あすへの希望。
来年はここから始めよう。
では、みなさん、今週も。
あすへの希望を紡ごう。
Good Monday!
〈結城義晴〉