新規陽性判明者「初の3万人超」と商人舎1月号の「確信的予言」
今日は商人舎オフィスを、
片山隆さんが訪ねてくれた。
㈱寺岡精工前社長で、
今、RTK-Design代表。
月刊商人舎常連執筆者。
商人舎1月号で書いていただいたのは、
[予言2]ストアフォーマットの変革
破壊的チェックアウトイノベーション
2021年欧米トップ小売業の衝撃的自律型店舗総まくり
片山さんは冒頭で書いている。
「この先10年、チェックアウトにおいて
破壊的イノベーションが起こり、
スーパーマーケットでの買物体験が
劇的に変化する。
買物の仕方が再定義される。
そして売場レイアウトを含めた
店舗づくりも大きく変わる。
私はそう確信している」
「未来から見ると2021年は
“自律型店舗元年”と
言える年になるに違いない。
それはチェックアウトの
破壊的イノベーション元年である」
「自律型店舗」とは、
キャッシャーレスストアのことだ。
欧米では昨年がその「元年」だった。
日本でも今年、来年、再来年と、
このスタイルが進むに違いない。
人々は究極の利便性を求めるのだろう。
今月号の「特集のあとがき」で、
私はあるエピソードを紹介した。
万代の加藤徹さんとお孫さんの会話。
加藤さんは㈱万代リテールホールディングス社長。
「おじいちゃん、私が大人になったら、
万代の店でチェッカーさんになるよ」
「ユイカちゃん、ありがとう。
でもね、そのときには
チェッカーさんはいないかもしれないんだよ」
ユイカちゃんははたして
どんな仕事をしてくれるのか。
どんなイノベーションをしてくれるのだろうか。
今日もアメリカやヨーロッパ、
そして日本のチェーンストアについて、
最新の情報交換をした。
片山さんとの交流は、
学ぶところが多い。
話を聞きながら答えながら、私自身は、
日本のチェーンストアのことを考えた。
そしてその思考がまとまってくる。
ありがとうございました。
昨日、このブログに、
宮本洋一さんから投稿があった。
ブルーチップ㈱社長。
「今日は商人舎1月号”2022確信的予言”を
2回もじっくりと読みました。
“確実な損失か、不確実な利益か”
“禁欲円消費、享楽円消費”
“自律型店舗の将来”
私にとって非常に革新的(確信的)な内容でした。
弊社も今年から本気の本気で、
“次世代のサービス創造”を
やりたいと思っています」
うれしい限りです。
雑誌を読んで決意を固めて下さる。
編集人冥利に尽きます。
ありがとうございました。
商人舎1月号、絶好調です。
表紙は広大な麦畑。
大きな2022の文字が記されている。
そして[Message of January]
テーマを資源化せよ!!
よくよくあなたがたに言っておく。
一粒の麦が地に落ちて死なない限り、
それはただの一粒のままである。
しかし、もし死んだならば、
豊かに実を結ぶようになる。
( 「ヨハネによる福音書」第12章24節)
一粒の麦はテーマである。
テーマは資源とみなされない限り、
それはただの一粒のテーマである。
しかし、もし資源化することができれば、
豊かに実を結ぶことになる。
コロナ禍パンデミック3年目の2022年。
大きく変わったことは目の前に横たわっている。
変わらなかったことも同じく目の前にある。
私たちはこの感染症の蔓延によって、
変わり続けていくテーマを知らねばならない。
消費意識と消費行動はどう変質するのか。
マーチャンダイジングはどう変貌するのか。
店やフォーマットはどう変革されるのか。
会社は、組織は、経営はどう変容するのか。
そしてあなた自身はどう変身するのか。
ドゥ・ハウス創始者の小野貴邦さんの言葉。
「過去から押しても怪獣は動かない。
未来から今日を引っ張ってやれば、
怪獣は動いてくれる」
怪獣は社会であり、経済であり、消費である。
コロナ禍の断絶によって、
過去から怪獣を押す必要はさらになくなった。
だからテーマの資源化を原動力にして、
未来から今日を引っ張ってやろう。
消費や市場という怪獣は必ず動き出す。
よくよくあなたがたに言っておく。
一粒の麦が地に落ちて死なない限り、
それはただの一粒のままである。
しかし、もし死んだならば、
豊かに実を結ぶようになる。
一粒の麦はあなたの観察であり着想である。
この一粒をテーマ資源化しない限り、
それはただの一粒のテーマである。
しかしもし資源化し、掘り起こすことができれば、
それは仕事に商売に豊かな実をつけることになる。
最後に新型コロナウイルス感染。
新規陽性判明者は今日1日で3万2197人。
初めて3万人を超えた。
大阪府が5396人で、
過去最多を更新。
東京都が5185人で、
昨年8月21日以来の5000人超。
いくら重症化する確率が少ないとはいえ、
店や会社は社会性を持っている。
その社会の公器には、
顧客や取引先がやって来てくれる。
従業員も働いている。
お客さまやお取引先、
そして社員・従業員の安全は、
確保されなければならない。
臆病になり過ぎる必要はないが、
いくらケアしてもし過ぎることはない。
一粒の麦は人であり、
キリストであり、
テーマである。
そしてコロナウイルスもまた、
一粒の麦である。
〈結城義晴〉