春らしく、商売は明るく、仕事は元気に。
Everybody! Good Monday!
[2022vol⑨]
2022年第9週。
2月も最終週で今日は2月最終日。
明日の火曜日から3月。
一月、往ぬる。
二月、逃げる。
三月、去る。
いずれの月も、
時は素早く過ぎていく。
2月20日に北京冬季五輪が終了し、
3月4日に北京冬季パラリンピック開幕。
その合間を縫うように、
ロシア軍がウクライナに侵攻。
数多くの戦車が国境を超えて、
隣国の領土を奪っていく。
2022年の出来事とは、
とても思えない。
ウラジーミル・プーチン大統領は、
その間にウクライナを降伏させて、
傀儡政権を樹立してしまう、
そんな腹積もりだったのか。
国際法違反であることは明白だ。
しかしウクライナの抵抗は予想を超えていた。
今日、両者による停戦交渉が行われた。
どうなるかはわからない。
経済における制裁も、
スポーツや文化の制裁も、
ロシアの人々には、
想像を超えた痛手となるだろう。
SWIFTからの排除が宣言され、
ロシア最大手銀行ズベルバンクでは、
子会社ズベルバンク・ヨーロッパが、
破綻の危機に直面した。
指揮者のワレリー・ゲルギエフは、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の、
米国カーネギーホールの公演で、
交代させられてしまった。
ゲルギエフはロシア最高の指揮者だが、
長年、プーチンを支持している。
IOC(国際オリンピック委員会)は、
ロシアとベラルーシの選手を、
国際大会から除外するよう勧告した。
世界の主要都市で、
反戦デモが展開された。
しかし新型コロナウイルスとの闘いは、
停戦しているわけでもないのに、
ちょっと話題が沈静化している。
東京では9632人、
神奈川では6404人の、
新規陽性者が判明した。
高齢の重症者にとっては、
オミクロン株と言えど、
死と隣り合わせの危険度をはらむ。
医療従事者のみなさんも、
感染者の家族や仲間も、
これまでと変わらない厳しい状況にある。
それも忘れてはならない。
世界は暗い。
しかし商売は明るくいきたい。
仕事は元気にやり遂げたい。
さて今日は、
午前中、単行本の校正を終わらせ、
セミナー企画案をつくって、
そのあと昼過ぎから、
商人舎オフィスでオンライン会議。
第一屋製パン㈱の臨時取締役会。
さらに久しぶりの座談会。
小売流通業の雑誌から、
座談会が消えてしまった。
私は座談会、鼎談、対談、
どれも大好きだ。
話し合いをしているうちに、
ワイガヤで新しい価値が生まれる。
もちろん原稿にする編集者の、
文章力がなければいい座談会にはならない。
商人舎はそれができる。
ZOOM参加は竹下浩一郎さん。
㈱リテール総合研究所代表取締役。
私が採用した、元商業界食品商業編集長。
それからリアル参加は、
中野茂さん(右)と相川貴文さん。
中野さんはブルーチップ㈱常務、
相川さんは㈱クレオマーケティング部長。
この4人に亀谷しづえ商人舎GMが加わって、
1時間半、話し合った。
実に面白い内容になった。
月刊商人舎3月号で披露する。
ご期待いただきたい。
商売を明るくする。
仕事を元気にする。
そんな座談会だった。
しかし、
稲畑汀子さんが亡くなった。
あの高濱虚子の孫で、
俳誌「ホトトギス」名誉主宰。
91歳だった。
今日何もかもなにもかも春らしく
しかし、ウクライナとロシアの春は遠い。
では、みなさん、
今週もよろしく。
春らしく、
商売は明るく、
仕事は元気に。
Good Monday!
〈結城義晴〉