福井のPLANTで「スーパーセンター」の未来図を想像する
午前中は、
社外取締役の仕事。
自宅からオンライン会議に参加した。
そのあと、急いで羽田空港へ。
プライベートジェットで福井空港へ。
福井に行くのは、
これが一番早いし、
一番便利だ。
翼は細い。
飛び上がって東京湾。
青い空にJA10MZの文字がくっきり。
すぐに日本アルプス上空。
日本の国土は広い。
最高峰はまだ雪で覆われている。
1時間で到着。
こんなに小さな機体だった。
初めて来た福井空港。
白山連峰が見える。
車で15分ほどで、
PLANT-2坂井店。
ストアフォーマットは、
スーパーセンター。
「生活のよりどころとなる店づくり」に取り組む。
1990年11月、
ホームセンター「PLANTー1鯖江店」出店。
1993年年4月、
食品を含めた日常生活必需品を網羅する、
「PLANTー2坂井店」を開発。
PLANT-2の2は、
「2000坪級」の意味だ。
その隣に㈱PLANTの本社。
ここが商談室だ。
かっこいい。
その奥にオフィス。
代表取締役社長は、
三ッ田佳史(みったよしふみ)さん。
スーパーセンターの話を聞いた。
アメリカ視察の話などで、
大いに盛り上がった。
コーディネートしてくれたのは、
石原靖曠先生。
石原先生は、
PLANTの開発を指導した。
久しぶりのツーショット。
歌手はユミさん。
その松田聖子の歌に合わせて、
三ッ田さんが、ドラムで加わった。
三ッ田さんはドラマーであり、
ギタリストでもある。
このドラムは自前のセットで、
この店に置いているそうな。
ホテルに帰って寝る前に、
宮城県や福島県など東北地方で、
最大震度6強の地震を知った。
まだまだ、
東日本大震災の余震は続いている。
人間による破壊、
自然による破壊。
それらに耐える人間。
小売業やサービス業は、
その人間を支える役割をもつ。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
あすへの希望。
スーパーセンターも、
「生活のよりどころとなる店」として、
地域と社会に貢献する。
世界最強のフォーマットは、
ウォルマートのスーパーセンターだ。
アメリカでもっとも強いリテールビジネスだ。
日本でも多くの企業が、
このスーパーセンターに挑戦した。
しかしいずれも芳しい成果は、
上げられない。
つまりウォルマートのように、
中核業態にはできない。
そのなかで専業チェーンは、
九州のトライアルスーパーセンターと、
北陸出身のPLANT。
PLANTは、
2010年4月にジャスダックに株式上場。
2012年8月、東京証券取引所第二部に、
2014年8月に、東京証券取引所第一部に上場。
14の府県25店舗を展開、
2021年9月期年商962億円。
まだまだ飛躍が見込めるはずだ。
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
あすへの希望。
「生活のよりどころとなる店」の追求。
その未来図を考えてみたいものだ。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
プライベートジェット凄いですね!
弊社も30年前まで創業者がプライベートジェットで世界各地を回っていた時期がありました。その時代では羨望のまなざしだったと記憶しています。それだけわが社もいい時代だったということです。まあ雑談はこのぐらいにして
月間商人舎販促X・・・いいですね!
核心をついた内容が盛りだくさんでよかったです。
弊社中野もマーケティング討論会に参加させていただきありがとうございました。
島田先生の解説には納得感がありますね。
そして結城先生の
「ブルーチップはローカル・スーパーマーケットのプラットフォーマーになるのがいいと思います」
ありがとうございます。これで「確信が持てました」
私が社長になり、方針の一つに「プラットフォームビジネス」としてローカルスーパーに「喜んでいただける商品・サービス・システムの提供のビジネス展開をする」
このコンセプトを掲げてきていました。
私にすれば知識のない中で「根拠のない自信」だったかもしれませんが今回、結城先生の頼もしいアドバイスで確信が持てました。
結城先生がおっしゃるようにローカルスーパーは「かゆいところに手が届くサービス」をしないと人・もの・金に乏しくて生き残れないところが多いのも事実です。
ブルーチップは「ニッチビジネス」になると思いますが、ローカルスーパーのプラットフォーマーを目指しますので、今後もアドバイスをお願いします。
追伸・・店長のためのやさしいドラッカー講座をプレゼントしたローカルスーパーさんから多くのお礼をいただきました。重ねてお礼申し上げます。
宮本洋一さま
ご投稿、感謝します。
月刊商人舎3月号「販促X」、
褒めていただいてうれしいです。
中野さんにもご協力いただいて、
ありがとうございました。
「ブルーチップはローカル・スーパーマーケットの
プラットフォーマーになるのがいいと思います」
私の本音です。