夏の甲子園4強揃って平和堂の滋賀県店舗を視察
第104回全国高等学校野球選手権大会。
夏の甲子園も準々決勝。
準々決勝は8校。
準決勝が4校、
そして決勝が2校。
だんだん絞られるが、
この夏の高校野球で、
最も運が強くて、
最も力をつけ、
それを出し切った8校が、
準決勝で出揃う。
それが1日の4試合に凝縮される。
毎年書いているが、
準々決勝が一番面白い。
その第12日目の結果は、
第1試合
愛工大名電(愛知)-仙台育英(宮城)は、
2対6で仙台育英の圧勝。
第2試合
高松商(香川)-近江(滋賀)は、
6対7の接戦を制して近江。
第3試合
大阪桐蔭(大阪)-下関国際(山口)は、
4対5で下関国際。
これも大接戦で昨年の覇者大阪桐蔭が、
逆転で敗れた。
三度目の春夏連覇を目指したが、
それは成就しなかった。
第4試合
聖光学院(福島)-九州学院(熊本)
10対5で聖光学院が4強に残った。
結果として、
東北地方から2校が残った。
近畿地方と中国地方の高校が、
それぞれ1校ずつ準決勝に進んだ。
私は昨日から関西に入って、
今日は滋賀県へ。
ショッピングセンターを巡ると、
高松商-近江戦が大画面のテレビに映されて、
人々が熱心に応援していた。
近江の山田陽翔(はると)選手は、
大会屈指の投手であり、4番打者。
当たり前だが二刀流。
一方、高松の浅野翔吾中堅手は、
PL学園の清原和博を超えるスラッガー。
その対決は浅野が、
3打数3安打2打点の1申告敬遠。
バックスクリーンへの本塁打まで出て、
一対一では山田投手に完勝したが、
試合は近江が制した。
地元は大興奮だ。
BS朝日でこの試合の解説をしていたのが、
渡辺元智横浜高校前監督。
「解説を忘れて、
試合観戦に没頭してしまいました。
山田君は疲れていて、
本来の投球ではなかった」
二人ともプロ野球に行くのだろう。
これからも楽しみな選手たちだ。
さて私は滋賀県の草津市へ。
アル・プラザ草津。
平和堂ナンバー1の売上げを誇る巨艦店。
昨年、食品フロアをリニューアルし、
来年には2階の衣住のフロアの大改装を控える。
私の隣から、
衣住統轄店長の奥野正士さん、
支配人の谷脇直公さん、
そして滋賀第三営業部長の平塚善道さん。
平塚さんは平和堂米国研修の第13団団長。
テキサス州ダラスとイリノイ州シカゴに行った。
今年1月に食品フロアを、
6月に衣料と住関連を改装。
9月にさらに改装して、
グランドオープンする。
クッキングサポートコーナー。
衣料品売場は斬新な改革をした。
そしてそれが成果を出し始めている。
キッズ・フォレストのショップは、
完成に近づく。
衣料品や住関連の「E-WA!」も、
開発が進んでいる。
平和堂のクオリティブランドだ。
案内してくれたお二人。
店長の下村武広さん(中)と
衣住統轄次長の河村慎二さん。
お二人ともに、
商人舎ミドルマネジメント研修会の修了生。
どの店に行っても、
米国研修性とミドルマネジメント研修性が、
暖かく迎えてくれる。
そして成果を出しつつある。
しかしまだまだです。
それを厳しく優しく指摘する。
厳しさがないと、
近江高校のように勝ち抜いてはいけない。
小売業の競争も、
甲子園並みに激しい。
しかし艱難は商人を鍛える。
私はそう、信じている。
〈結城義晴〉