村上宗隆55号本塁打と第19回ミドルマネジメント研修会開始
共同通信の配信。
Yahoo!ニュースをはじめ、
地方紙がそのまま報道した。
「セブンと万代が提携解消」
㈱セブン&アイ・ホールディングスと㈱万代。
「2015年3月に結んだ業務提携を
解消していたことが13日、分かった」
いまさら何だ!?
私はそう思った。
「セブン&アイが出資する方向で
検討していた資本提携も見送った」
もう7年前の話題だ。
6年前の2016年に鈴木敏文前会長が退任して、
この話は断ち消えのようになっていた。
一方的なセブン側の情報だろうが、
今ごろ出てきたかという感じだ。
記事。
「事業戦略が折り合わなかったとみられ、
協業の成果をほとんど出せないまま
関係解消となった」
「セブン&アイは万代と、
物流面や商品開発で連携することで、
関西圏の事業基盤の強化を狙っていた」
この狙いがあったことは事実だろう。
「万代は、セブン&アイと
仕入れを共同化して調達コストを
抑えたい考えだった」
これは間違いだろう。
旧聞に属するニュースが突如出たので、
一応、正しておこう。
今日のニュースはこっちだ。
村上宗隆、22歳。
東京ヤクルトスワローズの三塁手で四番打者。
シーズン本塁打54本と55本を打った。
1964年の王貞治以来58年ぶりの快挙。
しかも日本人最多タイ記録。
これまでの日本プロ野球の本塁打記録。
1位バレンティン60本(2013年/ヤクルト)
2位は3人。
・王貞治55本(1964年/巨人)
・ローズ55本(2001年/近鉄)
・カブレラ55本(2002年/西武)
このあとは
・バース54本(1985年/阪神)
・野村克也52本(1963年/南海)
・落合博満52本(1985年/ロッテ)
これらの大打者の中に割り込んで、
現時点で2位。
バレンティンの60本を、
是非とも超えてほしいものだ。
対戦投手たちは逃げずに、
正々堂々の勝負をしてもらいたい。
そうすれば61本を達成できる。
三冠王も獲得するだろう。
凄い。
さて今日から3日間、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
東京都江東区の地下鉄東西線南砂町駅。
会場は駅から歩いて5分ほどの、
大和ハウスグループのカンファレンスホテル。
L stay&grow南砂町。
住宅街の一角に、
2021年2月1日にグランドオープン。
芝生の小山。
もともと戸田建設㈱の南砂工作所だった。
工場跡地がマンションやホテル、
商業施設などに変わっていく。
研修会場からも中庭が望める。
解放感がある。
この大ホールで、
13時から研修会スタート。
19回目を迎えた。
全国から14社の精鋭が参加した。
ソーシャルディスタンシングを守って、
座席を設定した。
さらに今回は全員が、
個室に宿泊するようににした。
Prologueは「コロナが時間を早めた」
パワーポイントを使って、
私の著書の内容をダイジェストした。
それから商業の基幹産業化と現代化のビジョン。
15年前の2008年4月17日。
商人舎発足の会で私は3時間の講演をした。
日本の小売サービス業界の、
多くのトップマネジメントが聴講してくれた。
そのときのタイトルは、
「小売サービス業が日本を救う」
ミドルマネジメント研修会の冒頭は、
いつもその流通ビジョンを語る。
第3・4・5講義は鈴木哲男講師。
REA㈱会長であり、
「52週MD」の生みの親。
52週MDの正しい理解こそが、
実践には何より必要だ。
それを理解したならば、
プロモーションもストアコンパリゾンも、
適切に実践することができる。
それらを鈴木講師から、
直接学ぶことができる。
私は講義のステージ袖に空間をつくって、
いつものように聴講していた。
夜8時過ぎになって、
鈴木先生の講義が終了し、
白部和孝講師が合流。
白部さんには明日、講義をしてもらう。
計数の第一人者。
すでに現場の指導は引退しているが、
商人舎ミドルマネジメント研修会だけは、
欠かさず出講してくれる。
ありがたいことだ。
派遣いただいたトップ、人事部の皆さん、
受講生は元気ですよ。
今回は全員が個室。
だから自習風景は紹介できない。
皆、明日朝の理解度テストのために、
遅くまで自室で復習していることだろう。
いつものように、
全員の健闘を祈りたい。
村上宗隆に負けないくらいの知識商人が、
登場してもらいたいものだ。
〈結城義晴〉