「9月西高東低」の「体力・知力・気力」と商人舎米国研修再開宣言
Everybody! Good Monday!
[2022vol㊴]
2022年第39週、
9月第4週の最終週。
今週末の土曜日から10月。
つまり、あと5日で10月。
今年もあと3カ月。
その10月は一段と商品値上げが進む。
6000品目超えだとか、
8000アイテムを超えるだとか。
今年最大の値上げラッシュ。
だから今週は、
駆け込み需要が発生する。
9月のスーパーマーケット実績。
商人舎特任研究員からの報告では、
「西高東低」
たとえば関東圏と近畿圏に、
どちらにも店舗展開する企業では、
関東圏が前年比割れ、
関西圏は前年クリア。
台風14号、15号の影響も、
もちろん大きい。
直前の駆け込み需要も起こるけれど。
東北のスーパーマーケットも、
台風の進路に近かった南東北は悪くて、
北東北は絶好調だった。
そして電気代高騰の打撃は、
全国的に避けられない問題だ。
売上高に対して1%から1.5%が、
電気代経費である。
営業利益が1%台のチェーンは、
電気代だけでそれを食ってしまう。
水面下に沈む。
大久保恒夫㈱西友CEOは、
「来年こそ正念場だ」と警告する。
同感だ。
このところ毎年のように、
新しい正念場がやってくる。
2019年は消費増税による正念場。
2020年と2021年は、
コロナ禍の正念場が加わった。
そして2022年は、
ウクライナ/ロシア戦争の正念場が重なる。
原材料やエネルギーコストが上がる。
それらにも影響されて、
為替相場が異常に変動し、
経験したことのない急激な「円安」が起こる。
人手不足は慢性化しつつ、
深刻さを増していく。
それらはすべての企業の上に、
公平にやってくる。
だとすれば、
川野幸夫㈱ヤオコー会長が語るように、
「体力勝負」が続くことになる。
私の言葉で言えば、
「無呼吸泳法」である。
「企業の体力」とは、
「収益性」である。
一つは本業の営業利益である。
電気代にしても、
人手不足にしても、
営業利益が高ければ、
そこから経費を削り取って、
対応することが可能だ。
その余力を「体力」と呼ぶ。
二つめは「営業外利益」である。
儲け主義の多角経営を奨励はしない。
けれど正当な営業外の利益が、
会社の管理部門によって担保されていれば、
それを経常利益の補填に回すことができる。
これも「体力」の一部である。
最後の最後には、
いずれかの企業体や事業体が行き詰まって、
より体力のある競争相手に、
残存者利益がもたらされる。
「企業の体力」はこの、
残存するための資源である。
体力以外に企業には、
「気力」と「知力」とがある。
「企業の気力」は、
リーダーシップによって生まれる。
ロイヤルティによっても生じる。
「企業の知力」はまずトップや幹部が、
必死に学ぶことによって養われる。
ミドルマネジメントの学習によって高まる。
「体力」は気力と知力の充実によって、
企業のなかに根づくものだ。
今からでも遅くはない。
日々の仕事や自己研鑽のすべてが、
企業の「知力と体力」へと結びつくように、
業務体制や教育体系を変えていく。
今からでも遅くはない。
さて、先週金曜日に、
小阪裕介さんが商人舎を訪れてくれた。
㈱JTB大阪第三事業部営業第四課長。
商人舎の海外研修についての打ち合わせ。
商人舎はJTBと組んで、
海外研修を実施している。
日本第一の旅行代理業。
世界でも5位から7位に入る。
それだけの信用と情報量がある。
法務部門もセキュリティも、
日本第一である。
国際的な難事や紛争が続くときだ。
今年一杯は海外渡航視察研修を控えた。
そして来年、
COVID-19パンデミックから、
まるまる3年が経過して、
再開することを決定した。
商人舎海外研修再開宣言である。
商人舎で公募する研修会は、
来年の5月第2週から第3週。
ベーシックコースから再開する。
その後、スペシャルコースを実施する。
今から派遣を検討してほしい。
その前に企業別の研修会を実施する。
こちらは少しずつ企画が進んでいる。
よろしくお願いしたい。
企業としての「知力」を養成するために、
最適の研修会だ。
それが企業の体力に直結している。
そして、神は現場にあり。
さて今週のスケジュール。
月刊商人舎10月号の入稿が始まる。
今日はZOOM会議。
明日の27日は編集会議。
夕方、私は懇親会。
明後日の28日はヤオコーの開店取材。
商人舎流通スーパーニュース。
ヤオコーnews |
「八王子鑓水店」ビバモール内に9/28オープン
ヤオコー八王子鑓水(やりみず)店は、
店舗面積684坪。
ビバモール八王子多摩美大前内への出店。
スーパービバホームが21日、
ヤマダデンキテックランドが23日に、
すでにオープンしている。
9月29日は前橋みなみモールの取材。
私は行けないけれど山本恭広編集長が訪れる。
ワークマン女子とWORKMAN Shoesの、
コンビネーションストア全国2号店。
すでに9月8日(木)にオープンしている。
その間も商人舎10月号の執筆と入稿。
頑張ります。
では、みなさん、今週も、
気力、知力、体力を養成しよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉