ベイシアの新フォーマット「Foods Park」の「トレードオン時代」
横浜の商人舎オフィスで、
来年のアメリカ研修の打ち合わせ。
いよいよ始まります。
よろしくお願いします。
まず、1月27日に出発して、
2月12日に帰国。
17日間。
楽しみです。
頑張ります。
打ち合わせが終わって、
東京駅へ。
それからオフィス街を歩いて、
大手町プレイス内科。
今日は毎月の診察に加えて健康診断。
今年からこの病院でやることにした。
30分ほどでマンツーマンで、
診断が終わる。
しかも主治医の田嶼尚子先生が、
つきっきりで見てくれる。
ありがたい。
トモズで処方箋薬を出してもらって、
終わると外は暗くなっていた。
読売新聞ビルの裏のイルミネーション。
銀杏がライトアップされている。
それから丸の内ストリート・ギャラリー。
ここもイルミネーションで飾られている。
とくに丸の内仲通り。
彫刻が並んで、それらにも、
ライトが当てられている。
箱根彫刻の森美術館から提供された作品群。
そのなかで、
ルイジ・マイノルフィ作「巨大な町」
1987年のブロンズ作品。
マイノルフィは1948年、
イタリアのロトンディ生まれ。
第5回ヘンリー・ムーア大賞展の優秀賞。
古代イタリアからアイデアを得た、
青銅色(ブロンズ)のふくよかな女性像。
しかし近寄ると、
窓状の空隙が無数に施されていて、
古代の城塞か中空都市のようにも見える。
夜には作品の内側から光が照らされ、
窓から光が漏れるような光景をつくる。
ティモ・ソリン作「日光浴をする女」
1995年、ステンレス・スティール製。
ティモ・ソリンは、
スウェーデンを代表する彫刻家・画家。
1947年、フィンランド生まれ。
やはりヘンリー・ムーアに感銘して、
独学で彫刻の作品を作り始めた。
この「日光浴をする女」は、
陽光の中に座っている女性像。
人生を積極的に生きる情熱と活力がある。
それが夜のイルミネーションの中で、
正反対のイメージを醸し出す。
イルミネーションと彫刻。
ぶらぶら歩いていたら、
東京駅に戻っていた。自分の身体のケアをして、
精神もリラックスした。
ありがたい。
東京駅に降りたら、
ちょっと散策してみるのもいいだろう。
お薦めします。
さて商人舎流通SuperNews。
ベイシアnews|
新フォーマット「Foods Park」大田原店11/23オープン
㈱ベイシアが新フォーマットを開発した。
「Foods Park」(フーズパーク)
来週の勤労感謝の日11月23日(水)に、
第1号店をオープンする。
栃木県大田原市のFoods Park大田原店。
旧ベイシア大田原店を、
スクラップ&ビルドして開業した。
コンセプトは「食のテーマパーク」
だからFoodsのParkである。
店舗面積は3248㎡(984坪)。
たとえば青果部門では、
栃木県内の地場農家生産の「下野野菜」を販売し、
果物売場にはフルーツパフェを揃える。
鮮魚は東京の豊洲市場を中心に、
全国の市場から直送で丸魚を品揃えし、
顧客の要望に合わせて無料で下処理をする。
精肉は独自の「ベイシア とろ牛」を初登場させる。
4等級の牛を一頭買いして、
赤身から霜降りまでの部位を揃える。
惣菜部門には幅約7m×2段に30種類のフライを揃える。
ベイシア史上最大規模のフライ売場。
カレーバイキングは約5年ぶりの復活。
カレーはご飯盛り放題。
ギガ盛り焼きそば&ナポリタンも復活。
ニュースリリースの表現から判断すると、
ヤオコーとロピアを足して割ったような店づくりか。
ヤオコーがフーコットを開発し、
ベイシアがフーズパークを始める。
我田引水で言わせてもらえば、
強い企業群が、
「トレードオン」する時代を迎えた。
あちらも立てて、
こちらも立てる。
ライフスタイル型と、
ディスカウント型を、
どちらも展開して、
マーケットシェアを高める。
ベイシアグループは、
ソリューション型ホームセンターの、
カインズを日本一にした。
さらにワークマンを、
ワークマンプラスに変えた。
ただし「トレードオフ」は比較的易しいが、
「トレードオン」はひどく難しい。
しかもトレードオフに慣れ切った組織が、
トレードオンを試みると、
失敗の連続が待っている。
ベイシアをFoods Parkにする場合にも、
担当者たちのトレードオンに対する、
意識の転換が一番の問題だろう。
〈結城義晴〉