横浜港南台の[オーケーvsロピア]の「お客様は神様です」
FIFA World Cup Qatar。
日本代表の勝利に興奮冷めやらず。
朝一番で横浜の港南台へ。
中学高校時代に毎日乗った根岸線で、
港南台駅。
そこから歩いて10分。
オーケー港南台店のオープン。
店の前の道路を挟んで、公園がある。
ちょっと早く着いたので、
公園のベンチで仕事。
オーケーnews|
オーケー港南台店(横浜・442坪)11/24新規オープン
賃貸物件で売場面積は442坪。
1階が売場で、
上階が駐車場96台。
生活圏のやや小型の店だ。
通常の開店は8時半だが、
オープン日なので9時の予定と知らされた。
しかし顧客が80人くらい並んだので、
8時半に早められた。
開店と同時に店内に入って、
買物した。
オープン用の商品はそれほど多くはなかった。
オーケーは新店オープンであっても、
通常通りの売場づくりをする。
それでも開店記念の幕の内弁当があった。
それを買った。
399円。
公園のベンチに戻って、
山本恭広編集長と試食。
ブランチのような試食だ。
卵焼きには「祝 開店」の文字が入っている。
二宮涼太郎社長も店内を巡回していたが、
忙しそうなので挨拶はしなかった。
恐縮。
いろいろと学ぶことがあった。
オーケーのオープンにおいて、
一つだけ通常の状態と違うところがある。
オーケーの強みの部分だ。
それは月刊商人舎12月号で紹介する。
お楽しみに。
オーケーから歩いて10分。
ロピア港南台店。
オーケーの一番の競合相手は、
この店だ。
ザ・コンボ港南台店だった。
以前のハックキミサワの経営。
それが撤退して、
ロピアモールとなった。
1階にダイソー、
地階にロピアとマツモトキヨシ。
ロピアは競合対策も施さず、
通常のオペレーション。
午前中のアイドルタイムだが、
それでも結構、顧客が入っている。
大髙善興ヨークベニマル会長の言葉を思い出した。
「今日、来てくださるお客さまが、
本当のロイヤルカスタマーなんだよ」
ロピアの店内を一巡りしてから、
JR港南台駅前にもどった。
ショッピングセンター「バーズ」。
その1階と地階に無印良品。
良品計画news|
関東最大規模&大型食専門売場導入の「無印良品 港南台バーズ」
食品はクイーンズ伊勢丹。
コラボレーションで話題になった。
売場面積は約1548坪。
地下1階は食の専門売場とオープンキッチン、
1階は衣料品・生活雑貨。
暮らしをサポートするサービスを展開。
さらにバーズには、
相鉄ローゼンが入っている。
そうてつローゼン港南台店。
その店頭入口で「藤沢市場祭り」を展開。
地場野菜の産直大売り出し。
今日一番の集客を見せていた。
驚いた。
それから隣に、
ダイエーイオンフードスタイル港南台店。
4層の箱形総合スーパー。
駅前で3店の競合。
ダイエーブラックフライデーを開催中。
「港南台の陣」
面白い。
月刊商人舎12月号、
お楽しみに。
さて、新潟日報の巻頭コラム「日報抄」
長岡市越路地域出身の歌手を紹介。
「三波春夫でございます」
「三波さんは公演の幕が開く直前、
しゃっくりが止まらなくなったことがある。
開幕のベルが鳴り響き、音楽が始まる。
ままよ、と舞台に足を踏み入れた」
「客席からは歓声と拍手の波。
マイクの前に立つと、
うそのようにしゃっくりは消えた」
「私は、この時、
お客様によって癒やされ、
そして、お客様の力によって
舞台の上に生かされたのです」
三波さんは著書で振り返る。
「聴衆は舞台に立つ己に力を与える
神のような存在であり、
いい加減な芸を披露することなど許されない」
名せりふは、
「お客様は神様です」
その背景には、
真摯な思いがあった。
お客様によって癒やされ、
お客様によって生かされる。
「客にこびるのではなく、
舞台に上がる心構えを、
この言葉に込めた」
「お客様は神様です」とは、
その顧客に媚びることではない。
顧客を相手にする舞台に立つ心構えである。
オーケーにもロピアにも、
相鉄ローゼンにもダイエーにも、
それを感じた。
〈結城義晴〉