12月消費者物価上昇率5.7%のアメリカに3年ぶりに出発!
東京都23区の1月の消費者物価指数。
2020年を100として総合指数が104.2。
変動の大きい生鮮食品を除くと、
前年同月比4.3%の上昇。
東京の指標が全国の水準を先取りする。
昨2022年12月は3.9%の上昇だった。
第2次オイルショック後の1981年5月は、
4.3%増だったがそれ以来、
41年8カ月ぶりの高水準。
エネルギーが26.0%増。
電気代が24.6%、都市ガス代が39.7%増。
生鮮を除いた食料は7.4%増。
12月は7.5%だった。
インフレターゲット作戦の最中は、
物価は思ったようには上がらず、
安売りなどすると、
「デフレの元凶」などと揶揄された。
しかし4.3%も上がってくると、
国民の生活には響く。
小売業も卸売業も製造業も、
基本的にはその国民の味方でありたい。
一方、アメリカのCPI(消費者物価指数)は、
12月で前年比5.7%増。
日本をはるかに超えるインフレ傾向を示す。
アメリカは一昨2021年12月以降、
7%を超える上昇率を示し、
昨年6月には9.1%と最高値を示した。
その後、落ち着いてきて、
下降線をたどる。
それでも11月のCPIが6.0%、
12月が5.7%だから、
ウォルマートをはじめとする、
チェーンストアの力もこれに貢献している。
今日は横浜エアーシティーターミナルから、
リムジンバスに乗った。
ベイブリッジがくっきりと見える。
そのベイブリッジの上から、
横浜港を望む。
いつもここでつぶやく。
「行ってきます」
1時間25分で成田空港第2ターミナル。
ぴったり3年ぶりのアメリカ出張。
前回は2020年1月中旬に11日間、
サンフランシスコとニューヨークを巡った。
その後、コロナ禍で渡航はできなくなった。
今回は㈱ロピアの170人の視察研修団。
4班に分かれて、サンフランシスコを訪れる。
ターミナルのロビーに着くと、
福島道夫さんが真っ先に来ていた。
取締役営業統括。
㈱関西ロピア前社長。
三々五々、参加者が集まって来て、
事務局からの注意事項の説明。
それからリーダー、副リーダーの挨拶。
そして団長の福島さんの趣旨説明。
福島さんとはもう15年も一緒に、
アメリカやヨーロッパを視察している。
ロピアは社員が増え続けている。
その新しい社員たちに、
アメリカのスーパーマーケットを見せ、
ロピアの基本方針や戦略を理解してもらう。
教育の一環である。
3年間、それが中断した。
そこで今回の170人態勢となった。
最後に私の話。
ロピアの快進撃を支えるアメリカ研修。
楽しく、しかし、しっかり学ぶ。
難しいことはできるだけ話さない。
しかし高度な論理も理解してもらう。
ロピアはアメリカで学んだ戦略をとっている。
チーフ以上の社員や幹部が、
それを理解して仕事に活かしてほしい。
挨拶が終わるとチェックイン。
あとはグループごとに責任をもって、
搭乗ゲートに集合する。
福島さんの方針だが、
手取り足取りはしない。
集合写真も撮らない。
私たちはJALの桜ラウンジへ。
いつものJALのカレーライス。
ベジタブルペンネも頼んだ。
そしてスパークリングワインで乾杯。
JAL058便。
お世話になります。
乗り込むとシャンパンを頼む。
では2月11日まで16日間。
行ってきます。
成果は計り知れない。
今からわかっている。
自分の目で、
確かめたいことばかり。
アメリカの小売業は、
インフレにどう立ち向かっているか。
コロナ禍のあとどう変わっているのか。
知的好奇心が最高潮に達している。
では、16日間、よろしく。
〈結城義晴〉