桜満開予想と米国バラエティストアの歴史的転換の瞬間
Everybody! Good Monday!
[2023vol⑫]
2023年第12週。
3月第3週。
春の彼岸の最中。
明日の春分の日が、
彼岸の中日。
桜の最盛期がやってくる。
意外なことに、
沖縄を除けば東京が一番早い。
3月14日にすでに開花している。
そして満開予想。
こちらも本州では東京地区が一番早い。
3月23日(木)。
福岡が3月25日、
大阪、名古屋が27日。
札幌は4月終盤の29日となる。
今週末くらいが、
本州の花見の最盛期となる。
楽しみたい。
しかし、桜とともに楽しみたいのが、
ワールド・ベースボール・クラシック。
そのWBCの準決勝。
日本代表対メキシコ代表。
日本時間で3月21日火曜日の朝8時から。
これはなんとしても見たい。
春分の日の祝日だから、
店で働く人たちは見られない。
申し訳ない。
私は見る。
準決勝のもう1試合は、
今朝のアメリカ対キューバ戦。
ジャパンはもう、決勝に進んで、
アメリカと戦うしかない。
国を背負って闘ってくれる若者たちには、
敬意を表したいし、
胸がドキドキする。
そのアメリカのチェーンストア。
バラエティストア業態は、
いまや2社による複占である。
その2社の決算が発表された。
ダラーゼネラルと、
ダラーツリー。
王者ダラーゼネラルは、
2022年度売上高378億4486万ドル、
1ドル130円換算で4兆9198億円。
前年比10.6%増と好調。
営業利益は33億2830万ドルで4327億円。
3.3%増。
既存店売上高は4.3%増。
商品カテゴリーと売上構成比は、
消耗雑貨が79.8%。
季節商品が11.1%、家庭用品が6.2%、
そしてアパレルが3.1%。
基本的に消耗雑貨の店で、
そこに季節品が移り替わりながら並ぶ。
1年間に1039店開業し、
65店舗閉鎖。
期末店舗数は1万9104店。
全米50州のうち47州とメキシコに店舗展開。
凄いチェーンストアだ。
一方のダラーツリー。
営業収益283億3170万ドルで3兆6831億円。
前年比7.6%増とこちらも好調。
営業利益は22億3630万ドル。
2907億円で23.5%増。
2022年度には464店舗をオープン、
120店舗を移設、205店舗を閉店。
期末店舗数は1万6340店舗。
全米48州とカナダ5州。
こちらもアメリカ中に店がある。
Dollar Tree
1ドルストアが1.25ドルストアに変わった歴史的瞬間
「バラエティストア」と呼ぶ。
「ダラーストア」とは言わない。
なぜなら由来は1879年創業の
フランク・ウールワースによる
「The Great Five Cent Store」だからである。
これはシンプルなワンコインストアであった。
5セントの商品を集めた店だった。
多くの店や企業がそれを真似て、
巨大なチェーンストアとなっていった。
そして小売業の一つのジャンルになった。
「業態」となった。
それをアメリカでは、
「バラエティストア」と呼んだ。
1945年にサム・ウォルトンが商売を始めた。
ベンフランクリンというバラエティストアの
フランチャイジーになった。
店名は「Walton‘s Five & Dime Store」。
ウールワース創業から66年後、
5セントと10セントの
2コインストアとなっていた。
その後、何度もなんどもインフレが起こり、
物価は高騰し、生活は豊かになって、
「ダラーストア」の時代を迎えた。
今度は1コインではなかった。
1ドル札の時代だ。
しかし2020年からの
COVID-19パンデミックは、
長く続いた1ドル札時代を変えた。
「1ドル25セント時代」である。
そう、いま、
1.25ドルストアとなった。
私は書いた。
「この3年間に
歴史的瞬間が訪れていた」
日本ではセブン-イレブンが、
100坪から150坪の大型店をつくる。
コロナ禍は業態を変える。
歴史的瞬間は日本にも起こり始めている。
ワールドベースボールクラシックも同じだ。
今週は火曜、水曜と大阪に出張する。
大きな変化の中にあって、
動き続ける。
それはどこか気持ちいい。
大谷翔平も佐々木朗希も、
ダルビッシュ有も、山本由伸も。
みんなマイアミに移動していって、
気持ちよさを味わっているのだろう。
それに共感したい。
では、みなさん、今週も、
変化を楽しもう。
Good Monday!
〈結城義晴〉