結城義晴の新刊本キックオフと[万代渋川店]の定点観測
早起きして、
連載の原稿を書いた。
ゆっくりと眠った後の朝の時間の執筆は、
実に快適に進む。
午前中は10時から、
㈱True Dataのオンライン取締役会。
着々と新しいビジネスをつくっていて、
事業は好調に進捗している。
ゼブラ企業を目指して、
社会貢献と利益とを両立させる。
両利きの経営であるし、
トレードオンである。
昼過ぎに終わって、
横浜商人舎オフィスに出社。
午後2時に二宮護さん、来社。
もう50年の付き合いになる。
学生時代の後輩で、
フリーの編集者。
奇しくも誕生日が同じで、
一つ年下。
心から信頼できる人物だ。
学生時代には一緒にバンドを組んだ。
2011年12月には、
「ふたりのビッグショー」で共演した。
日本実業出版に入って編集長となり、
プロの編集者になった。
私の単行本は、
何冊も編集してくれている。
今日は二つの仕事をお願いした。
その一つが私の新しい単行本だ。
9月初旬の発刊だ。
いよいよ始まった。
2カ月余りの時間をかけて執筆し、
1カ月で編集、印刷する。
ご期待ください。
結城義晴のライフワークの一つとなる本です。
打ち合わせが終わってからも、
昔の仲間のことを話し合った。
定年退職した後、
行政書士の資格をとって開業した先輩。
すごい。
市会議員になった先輩は、
プロのミュージシャンだった。
みんな元気で、
亡くなった人はいない。
ありがたいことだ。
二宮さんと私はいまだ現役。
できる限り、続けたいものだ。
さて、昨日の万代知識商人大学。
講義の日のランチは、
本部の下の「渋川店」を定点観測する。
そしてお弁当や惣菜を購入して、
それを食べる。
万代カレッジの私の楽しみの一つ。
その万代渋川店。
旗艦店のひとつ。
農産部門の一丁目一番地。
この大玉の新玉ねぎが凄い。
1玉38円、3玉98円。
来店客はほとんどが買っていた。
商人舎の亀谷しづえGMは、
わざわざ購入して持ち帰った。
葉物売場も鮮度感にあふれている。
トマトの平台。
水産部門が万代の核部門だ。
縮小トレンドの分野で強みを発揮する。
それが模倣困難性となる。
コーナーではいつもお買い得品が提供される。
平台ではザル盛り。
旬のスルメイカ。
6月1日は恒例の「大創業祭」だ。
朝8時から開催される。
店舗奥主通路の中央に惣菜売場がある。
昼時の売場には、
魅力的なアイテムがずらりと並ぶ。
見ているだけで食欲がわいてくる。
私はこの「自慢の焼肉重」を買った。
8期生には全員に、
この唐揚げ弁当が配られた。
ボリューム感満点だ。
「たまてばこ」弁当も楽しい。
精肉売場には「よろず牛」が並ぶ。
万代の「万」にかけたネーミングの独自ブランド。
店舗左翼が日配品売場。
最後のコーナーが平台のパン売場。
いつもインパクトのある企画が行われている。
今日は「大均一祭」で108円のパンが並ぶ。
関西随一の売上げをつくる。
そしてこの渋川店から、
セルフレジが実験導入された。
万代渋川店は必ず進化している。
商品も売り方もサービスも、
そして人も。
進化を止めないこと。
ゴーイング・コンサーン。
小売業やチェーンストア、
スーパーマーケットにとって、
何よりも大切なことは、
「日々進化」である。
そのためには、
現場の緊張感が欠かせない。
楽しい売場でいつも新しい。
そのうえで緊張感が保たれている。
顧客はそんな店を支持する。
「日々進化」の店。
ありがとう。
〈結城義晴〉