鼎談「攻めと守りの経営」と商業経営問題研究会再スタート
今日は朝から、東京・小平。
第一屋製パン㈱の取締役会。
会議が終わってから、
細貝理榮名誉会長と面談。
細貝正統社長もご一緒。
真ん中の書は名誉会長の筆による。
細貝名誉会長からは、
「還暦のお祝いです」と言葉を添えて、
クオカードをいただいた。
「おかげさまでゴルフ暦60年」
ゴルフの還暦だそうだ。
細貝さんは達人のゴルファーだ。
マナーからプレー、
スイングもすべて達人。
カードを見ていただければそれは一目瞭然。
中島常幸プロの若いころのスイングにそっくり。
故中部銀次郎さんのフォームにも似ている。
私も細貝さんのようなゴルファーに、
なんとしてもなりたいと思っている。
よろしくお願いします。
さて私は小平から横浜へ。
商人舎オフィス。
午後3時から鼎談。
鈴木國朗さん、
新谷千里さん。
そして結城義晴。
スーパーマーケットの直近の経営問題に関して、
ディスカッションして、総整理した。
鈴木國朗さんは、
㈱アイダスグループ代表取締役。
マーチャンダイジングやプロモーションの専門家。
新谷千里さんは、
サミットリテイリングセンター代表。
生産性向上の問題を探求している。
私は今回、お二人の話を引き出す役に徹して、
最後のまとめなどをした。
山本恭広商人舎編集長、
亀谷しづえGMも鼎談に加わって、
座談会のようになった。
「スーパーマーケットの攻めの経営と守りの経営」
その結論はリーダーシップ論に通じる。
最後にご報告。
商業経営問題研究会。
略称はRMLC。
もともとは「杉山ゼミ」と称して、
研究会が開催されていた。
私が商業界の編集長のころのことだ。
故杉山昭次郎先生がその中心だった。
㈱流通システム研究所代表取締役所長。
商人舎を発足させて、
最高顧問となっていただいた。
その杉山ゼミからは、
「ヤオコー・スタディ」という、
未発表の研究レポートが生まれた。
杉山先生が引退されてからは、
故磯見精祐さんが座長になって、
丁寧に続けられた。
しかしその磯見さんも、
2011年11月に亡くなられた。
そのあとは、
2008年に結城義晴が座長を拝命して、
研究会は続いた。
この研究会からは、
単行本『小売業界ハンドブック』が生まれた。
東洋経済新報社刊。
その新生RMLCは、
事務局長の高木和成さんが中心となって、
ずっと継続した。
コロナ禍で頻度は減っていたが、
このたび何度目かの再スタートを切った。
高木和成さんを中心に、
㈱たいらや元社長の村上篤三郎さん、
元西友の井口征昭さん、
同じく前田章三さん。
日中商会㈱社長の吉居憲治さん、
㈱スペース開発本部長の太田仁さん。
RMLC再開の第1回目のテーマは、
「コンビニの成長可能性とSIPストア」
国内のコンビニはすでに飽和を迎えている。
店舗数は一進一退しつつ、減少傾向にある。
ただし店舗の機能は広がるばかり。
そしてFC加盟店の負担も増すばかり。
加盟店の負担軽減が最優先されねばならない。
しかもそれが難題である。
SIPストアはセブン-イレブンが構想する、
100〜150坪規模の新フォーマット。
議論は活発に展開された。
前列左から村上さんと高木さん、吉居さん、
後列は太田さんと井口さん。
RMLCが再スタートを切って、
山本編集長が引き継いでくれる。
ありがたい。
〈結城義晴〉