学校と地域、地域と店との「それぞれのパートナーシップ」
午前中は自宅で、
講演レジュメをつくって、
それから原稿執筆。
午後、東京・大手町へ。
ここは江戸時代には、
福井藩常盤橋江戸上屋敷だった。
検査の結果は上々。
ヘモグロビンA1cは6.6まで下がってきた。
もう少しだ。
HbA1cは、
過去2カ月の血液中糖分の状態を評価する指標だ。
血糖値は、血液検査をした時点の、
血液中の糖分の程度を示す。
血糖値がそのときのテストの成績ならば、
HbA1cは学力そのものの評価である。
ヘモグロビンは「血色素」とも呼ばれる。
血液中の赤血球に含まれるタンパク質の一種だ。
酸素を全身に送る役割を果たす。
赤血球に含まれるヘモグロビンは、
血液中の糖と結びつく。
「糖化」という。
糖と結合したたんぱく質がHbA1cである。
ヘモグロビン全体に対する割合(%)として表される。
そしてこのHbA1cが、
過去1~2カ月間の平均的な血糖値を反映する。
一般的には、
あるべきHbA1cは4.2~6.2と書かれている。
しかし私のように70歳を超えると、
むしろ6.5が目安となる。
そこまでもうちょっと。
頑張ります。
田嶼尚子先生からは、
「結城さんは優等生よ」と褒めてもらえる。
気分よく、歩いて、
東京駅へ。
駅前には丸ビル(左)と新丸ビル(手前)。
東京ステーションギャラリーでは、
甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)の全貌。
1894年生まれ、1978年没。
日本画家であり、風俗考証家である。
ちょっと寄ってみたい気もしたが、
今日は先を急ぐ。
横浜商人舎オフィスに戻ると、
㈱やまとよ社長の野村雅博さんが来社。
商業界時代からのパートナーで、
商人舎の研修会の会場手配や運営を担当。
今日は先日のミドルマネジメント研修会の反省と、
商人舎15周年記念セミナーの打合せ。
まだまだ3カ月先のことだけれど、
もう申し込みが入ってきている。
ありがとうございます。
15周年記念といっても今回、
特別な式典をやるつもりはない。
レジェンドによるセミナーと、
ちょっとした出版記念の会だ。
それでも知識商人を輩出して、
商業の現代化を推進することを祈念している。
私自身の健康は、
そのための第一歩だと思っている。
その後、横浜の六角橋。
白幡文化スポーツクラブの懇親会。
私のささやかな地域貢献の場。
横浜市立白幡小学校の望月重晴校長、
小野雅美副校長も参加してくれて、
いろいろなことを話し合った。
昭和11年(1936年)創立、
児童数806人。
2026年に90周年を迎えるが、
私は60周年のときにPTA会長を務めた。
それから10年以上も、
地域のジュニアソフトボールの監督をした。
私の方針は変わらない。
監督もコーチも大人も、
子どもたちのそれぞれの成長の邪魔をしないこと。
これは経営者やマネジャーの、
マネジメントそのものである。
ピーター・ドラッカーの思想だ。
今、日本の学校は運営が大変だ。
コロナ禍を経て、
それはさらに困難をさを増している。
地域の人たちの協力がなければ、
子どもたちを守ることも、
教育することも難しい。
朝日新聞「折々のことば」
第2770回。
Myself……
Which self shouldⅠbe today?
(ウィンストン・チャーチル)
戦時下に英国首相に就任したチャーチル。
妻のクレメンタインから言われる。
“Be yourself”
「自分に正直に」
チャーチルは惚(とぼ)けた。
「正直に?
さて今日は
どの自分になるとするか」
対ドイツの最終戦略に迷っている時には、
こう言われた。
「迷いがあるから賢くなれる」
危機に際してのこのパートナーシップ、
素晴らしい。
J・ライト監督「ウィンストン・・チャーチル」
――ヒトラーから世界を救った男。
地域は学校と、
学校は子どもたちと。
パートナーシップが必要だ。
“Be yourself”
それは地域と店にも、
店と顧客にも、
通じることだ。
店はいつも顧客に、
“Be yourself”を保障しなければならない。
〈結城義晴〉