秋田大雨をお見舞いし、故篠田桃紅の「消夏法」
秋田県の大雨。
お見舞い申し上げます。
㈱伊徳の皆さん、
㈱タカヤナギの皆さん、
それから㈱よねやのみなさん、
㈱ナイスの皆さん。
それ以外のスーパーマーケットの皆さん、
小売業の皆さん、
サービス業の皆さん。
お見舞い申し上げます。
イオンモール秋田は、
土曜日の営業を中止した。
それぞれに安全を第一に、
素早く対応してほしいものだ。
大学時代に、
秋田から新潟まで、
ヒッチハイクをしたことがある。
無頼派を気取っていて、
もちろん計画的なものではなかった。
秋田の先輩の家に泊めてもらって、
新潟の同期の親友の家まで、
移動するつもりだった。
しかし予定していた羽越本線の列車に乗り遅れた。
次の便は何時間もあとだと言う。
ならばと、ヒッチハイクをやった。
その秋田から新潟への道中の反対を辿って、
梅雨前線に絡んだ大雨が降る。
「極端気象」
ずっと言い続けているが、
それは激しさを増すばかりだ。
人間は耐えるしかない。
商人も耐えつつ、
安全第一を考えつつ、
地域のために貢献したい。
私は土曜日の商人舎オフィスに出社。
一人で原稿執筆。
オフィスの場合、
パソコンを大型のスクリーンに繋いでいるので、
目が疲れない。
雑音もない。
資料は揃っている。
一人でコーヒーを淹れ、
一人で瞑想し、
一人で執筆する。
なかなかにいいもんです。
新潟日報の巻頭言「日報抄」
「猛暑に豪雨、突風と、
この梅雨は暴れ放題だ」
その通り。
自在に水墨を操り、100歳を過ぎても、
作品を制作した。
その「桃紅式消夏法」
「からり、さらり、
するり、きりり、ぴりり
の五つの形容詞のつくたべもの」
からりとした揚げ物や、
するりと入る冷たい麺、
ぴりりとした薬味…。
コラムニスト。
「食欲がうせる日も、
こうした”りの字”がつく一品で、
夏バテをしのいだ」
「クールビズの軽装にも通じそうだ。
からり、さらりとしたリネンやコットン。
そんなシャツならするりと着られる。
涼感を呼ぶ服装センスでピリッと決めれば、
仕事もきりりと臨めよう」
世界気象機関よると、
今月7日の世界の平均気温が17.24度と
観測史上最高を記録した。
「今後も懸念される酷暑をどうやり過ごすか。
周囲への気配りを忘れず、
“り(理)”にかなった消夏法を見つけたい」
駄洒落で終わるのは、
篠田さんに、ちと失礼だ。
〈ギャラリー桜の木の「空」〉
「からり、さらり、
するり、きりり、ぴりり」
実に味わい深い。
ありがとうございました。
〈結城義晴〉