ラグビーワールドカップ第1戦勝利と外国人の問題
明後日はレジェンドセミナー。
商人舎15周年記念。
迫ってきました。
I’m excited!
それに備えて週末は完全休養。
ラグビーワールドカップ第10回。
フランスで開催されている。
日本の初戦の会場は、
フランス第4の都市、南部のトゥールーズ。
対戦相手は初出場のチリ。
前半6分にチリがこぼれ球を拾って、
先制トライを挙げた。
レフリーがちょっと判断ミスをして、
笛を吹いた。
プレーが止まった瞬間のトライだった。
日本代表にとっては不運だったが、
それにもくじけることなく、
3分後にロックのアマト・ファカタバが、
凄い突進でトライ。
ファカタバはトンガ出身で、
大東文化大学で活躍。
リコーブラックラムズ所属。
このゲームで2トライ。
プレー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
スタンドオフの松田力也が、
コンバージョンキックを決めて追いついた。
松田は伏見工業から帝京大学、
パナソニックワイルドナイツ所属。
181センチ92キロの巨漢スタンドオフ。
キックに不安をもっていたが、
このゲームは完ぺきだった。
あとは問題なく、
42対12で快勝。
チリはアメリカ大陸予選では、
カナダやUSAを破って本大会に出てきた。
いいチームだった。
日本代表には、
8人の外国人選手がいる。
外国生まれで日本国籍をとった選手も、
リーチ・マイケルなど3人いる。
彼らが活躍した。
国際競技連盟ワールドラグビーのルールでは、
外国人が代表として出場できる条件は3つ。
⑴出生地がその国の選手
⑵両親・祖父母のうち1人がその国出身の選手
⑶その国で10年以上継続して居住した選手
これからの時代に対して、
とてもいいルールだと思う。
今後の日本は、
人口減少が大きな問題である。
移民政策の枠を拡大する必要がある。
実質的に日本で居住する人たちも、
日本の国民相当に対処するのがいいと思う。
実質的な人口問題なのだから。
経済的にも文化的にも、
外国の日本びいきの人たちは、
日本に来てもらうのがいい。
ラグビーのように。
一方、バスケットボールのワールドカップは、
決勝でドイツがセルビアに勝って、
優勝した。
アメリカはカナダとの3位決定戦で負けた。
日本代表はジョシュ・ホーキンソンが、
今年2月に日本国籍を取得して、
大活躍した。
テニスの大坂なおみ選手も、
100m走のサニーブラウン・ハキーム選手も、
ゴルフの笹生優花選手も、
ハーフである。
そして大活躍する。
国際化はどんどん進む。
それはとてもいいことだ。
日本の人口は減り続けている。
それでもメジャーリーグの大谷翔平や、
サッカーの三苫薫のような、
世界的なスターが生まれる。
日本の政治や経済は、
こんなに落ち込んでいるのに。
若者たちは前を向いて疾走している。
頼もしい限りだ。
ユヴァル・ノア・ハラリ。
『21Lessons』の中にある。
「直面している難題は
前例のないものだし、
意見の相違ははなはだしいが、
人類は恐れに己を見失わず、
また、もう少し謙虚な見方ができれば、
うまく対処できるだろう」
ラグビーやサッカー、
ベースボールやテニス、
そして陸上も水泳も、
難題に直面してはいない。
意見の相違もなく、
それぞれにルールは明確だ。
恐れに己を見失うこともない。
日本の若者たちは、
その意味で謙虚な見方をしつつ、
勇気をもって対処しているのだろう。
だから世界でトップの成果を上げる。
外国人の問題もルールをクリアすれば、
私たち日本の仲間となって、
ラグビーやバスケットのように、
大きな貢献をしてくれる。
ラグビーがその先駆けとなっている。
とてもいいことだ。
商売にとっては、
お客様は多いほどありがたいのだし。
〈結城義晴〉