商人舎15周年と商人舎9月号発刊「特集・DAISOの市民権」
Everybody! Good Monday!
[2023vol㊲]
2023年第37週。
9月第3週。
9・11から22年。
21世紀に入った2001年だった。
新しい困難な時代がやってきた。
商人舎も設立15周年。
明日はその記念セミナー。
イオンの岡田卓也さんから、
お花をお贈りいただいた。
心から感謝します。
岡田元也さんからは、
私がいちばん好きなものを贈っていただいた。
ありがとうございます。
オール日本スーパーマーケット協会からも、
蘭が贈られてきた。
華やかです。感謝。
明日のレジェンドセミナー。
全力を尽くします。
お待ちしています。
そして今日は、
月刊商人舎9月号発刊。
特集は、
DAISOの市民権
戸籍を得た「ワンプライスショップ」業態の未来を描く
[Cover Message]
スーパーマーケットとともにワンプライスショップが戸籍を得た。2024年4月1日から、日本標準産業分類に位置づけられる。1879年に米国ニューヨーク州で「The Great Five Cent Store」として登場した業態は144年後の今も、日米ともに成長産業である。ただし米国はダラーゼネラルとダラーツリーによる複占、日本は寡占ながらもDAISOの独走。1ドルや100円という「チョッキリ価格」の「ワンプライス店舗」は顧客にとって、極めてわかりやすい。そのチョッキリ価格に商品開発を収斂させる。しかもDAISOは毎月1200品目を開発し続ける。インフレは激しい。アメリカでは1.25ドルストアに変貌し、日本でも300円、500円への挑戦が行われる。矢野靖二大創産業社長と存分に語り合いつつ、ワンプライスショップの未来を描くと、DAISOが日米アジアで市民権を獲得したうえに、近い将来、大化けする潜在力を感じさせられる。その原動力はシンプルさにある。
矢野靖二社長のロングロングインタビュー。
第1部「成長戦略とブランディング」
第2部「5000店への世界戦略」
第3部「マーチャンダイジングの謎」
実にいい特集だった。
ありがとうございました。
結城義晴の述懐、読んでください。
そして目次。
特別研究は、
ベルクのクルベが来た!!
――超優良企業が「限界に挑戦」して開発した
新フォーマットの出来栄え
これは必読。
辛口の評価もした。
それから[特別企画]
鳥の目で見るPost-Covidの米国小売業
オンライン⤵スーパーマーケット⤴
米国視察の前には必見の特別企画。
そしてもう1本。
[特別企画]
水産エコラベルの新時代到来
日本と世界のサステナブル産業の未来
最後に[Message of September]
商売は値段をつけることだ。
突き詰めると、
商売とは、
値段をつけることだ。
商品を仕入れる。
あるいは調達する。
さもなくば自分でつくる。
そして経費を見積もり、
ギリギリの利益を見込んで、
売価をつける。
お客は喜ぶか。
買ってくれるか。
売れ残るか、利益は出るか。
そのリスクを背負って、
値段をつける。
ここに商売の醍醐味がある。
しかしウールワースは、
ダラーゼネラルとDAISOは、
はじめから値段が決まっていた。
その値段に商品を合わせる。
原価と経費を見定め、
お客が大いに喜ぶ品質にする。
値段を下げることはない。
売価を上げることもない。
このチョッキリ価格で、この商品。
それだけに勝負をかける。
やがて本当の価値にのみ、
組織は目を向けるようになる。
1ドルで提供できる価値。
100円で生み出せるご利益(りやく)。
その最大化だけを考えるようになる。
これが真の商売である。
マーチャンダイジングの本質である。
そしてこれが真の顧客主義である。〈結城義晴〉
商人舎を15年やってきて、
悔いはない。
あと15年は頑張ります。
そしてみんなでいい社会にしていきましょう。
そのとき商業と商人の役割は重い。
では、みなさん、今週も、
真の商売を。
Good Monday!
〈結城義晴〉