環境対応型「そよら浜松西伊場」グランドオープンの出来栄え
新横浜発7時45分発の新幹線こだまで西へ。
富士川を渡って、
富士山に別れを告げる。
1時間ほどで浜松に到着。
名物のお知らせ。
NHK大河ドラマ「どうする家康」で、
浜松の観光需要も高まる。
タクシーで10分ほど。
「一条タウン西伊場」
JT浜松工場跡地の再開発物件。
浜松版スマートシティの第1号認証プロジェクト。
一条工務店と学校法人興福寺学園花園こども園、
それにイオンリテールが共同開発した。
住居エリアにはマンションと戸建て住宅、
文教エリアには保育施設、
そして商業エリアにイオンリテール。
イオンリテールは、
「そよら浜松西伊場」を開発。
オープンエアー型ショッピングセンター。
売場面積約6300㎡。
駐車場は平面450台、駐輪場170台。
全館環境配慮型で、
エコとサステナビリティを実現させる。
現地に到着すると、
末次賢一さんが出迎えてくれた。
イオンリテール東海カンパニーで、
デジタル・営業推進部マネージャー。
長らく広報担当として活躍し、
私は商業界時代から大変お世話になった。
イオン㈱コーポレートコミュニケーション部長。
その後、イオン㈱のアセアン事業へ異動。
そのイオンリテールが開発したのが、
そよら浜松西伊場。
浜松市では3000㎡以上の店はつくれない。
結果としてオープンエアーとなったが、
環境対応型商業集積は、
エンクローズ型では自己矛盾してしまう。
核店舗が、
イオンスタイル浜松西伊場。
ワンウェイ方式で顧客をぐるりと回す。
ホールフーズマーケットが得意とするレイアウト。
青果部門、鮮魚部門と顧客を引っ張って、
奥主通路は精肉から日配。
店舗左翼は惣菜部門。
その右隣のアイルが、
強力なフローズンフード。
ダブルコンコースとなっている。
そして左翼のドラッグストア部門。
実によくまとまったフード&ドラッグである。
必見の店舗となった。
月刊商人舎11月号で詳報の予定。
顧客のレジ待ちが続いて、
「最後尾」のプラカードが目立った。
それでも顧客は喜んでいた。
核テナントはイオンリテール以外に、
ダイソー。
店舗は2階で手堅くバラエティストアの機能を果たす。
その隣がユニクロ。
前橋みなみに登場した、
ロゴストア型で魅力的な店となった。
売り切れ御免の衝撃価格。
さらにコーナンが来年2月に出店する。
よくできた環境配慮型である。
午前10時から記者会見。
地元静岡のマスコミと、
東京、大阪の流通メディアが参集。
井出武美イオンリテール社長と、
佐藤大芽店長。
丁寧な説明があって、
そのあと、質疑応答。
それから井出社長とツーショット。
井出さんも大満足の様子。
「ホールフーズ型のレイアウトですね」
と言ったら、
「研究の成果です」と、
うれしそうだった。
イオンリテール執行役員の石川泰明さん。
東海カンパニー支社長として、
この案件を仕切った。
イオンスタイル木更津店店長のときに、
2015年の正月に訪れて説明を受けた。
今、東海カンパニーの支社長。
うれしいことだ。
それから井上良和さん。
東海カンパニーデジタル・営業推進部部長。
月刊商人舎2018年2月号で登場してもらった。
「[特集]優れた店長 愚かな店長」
その前にアメリカにもご一緒した。
みんないい仕事をして、
確かなポジションを得ている。
知識商人が次々に育っていく。
それも自分らしく。
うれしいことです。
ありがとう。
頑張れ。
〈結城義晴〉