阪神タイガースの日本シリーズ第5戦勝利に思う
1日中、横浜商人舎オフィス。
原稿執筆と入稿。
コロナも完全には治っていない。
集中力が足りない。
11月号の広告は、
伊藤園。
いい広告誌面です。
それから原稿執筆に本を使っている。
古い本だが、とてもいい。
『本物スーパーマーケットの時代』
関西スーパーが「業態の確立」を果たした時代。
その後、「フォーマット」の時代に向かう。
ヤオコーにもオーケーにも、
フォーマットに目覚めたときがある。
次の号ではそれも書く。
一段落がついて、
夕食は焼肉。
山本恭広編集長と亀谷しづえGMと。
帰りにダイエーの新店。
イオンフードスタイル横浜西口店。
商人舎オフィスから歩いて5分ほど。
だからスクラップされ、
ビルドされたプロセスを、
写真に撮っている。
今年7月20日。
外装ができていない。
そして今夜のダイエー横浜西口。
私の実家がここから10分ほどのところにある。
その実家から横浜駅までに、
総合スーパーもスーパーマーケットも、
めぼしい店はまったくなかった。
近くの市場とダイエー。
だから私の躯体の9割は、
ダイエーの食品で出来上がっている。
そのダイエーがスクラップされ、
イオンフードスタイルとしてビルドされた。
うれしい限りだが、
スーパーマーケットとなってしまって、
総合スーパーの良さは消えた。
残念な気もする。
やっぱりダイエーはよかった。
プロ野球日本シリーズ。
阪神タイガースとオリックスバファローズ。
2勝2敗のタイで迎えた第5戦。
阪神甲子園球場。
2対0でバファローズリード。
タイガースは8回裏、
1番センター近本光司のタイムリーで1点を返す。
関西学院大学から大阪ガス。
2018年のドラフト1位、28歳。
3番ライト・森下翔太が左中間の3塁打を放って逆転。
中央大学から2022年ドラフト1位、23歳。
4番ファースト・大山悠輔も、
タイムリーヒットで追加点。
白鴎大学から2016年ドラフト1位、28歳。
8回表は湯浅京己が三者凡退でリズムをつくる。
聖光学院高校から独立リーグに行き、
2018年ドラフト6巡目、24歳。
9回表は守護神・岩崎優が、
あっさりと三者を打ち取って勝利。
岩崎は国士舘大学から、
2013年ドラフト6巡目、32歳。
キャッチャー坂本誠志郎は8回裏に、
ライトオーバーの3塁打を放って貢献。
明治大学から2015年ドラフト2位、29歳。
ヒーローインタビューは、
湯浅と森下。
こうしてみると阪神は、
ドラフト会議の上位で獲得した選手を、
しっかり育て、活躍させている。
岡田は早稲田大学で、
東京六大学リーグ通算20本塁打・81打点・打率.379。
打点と打率はリーグ最高記録。
現在も破られていない。
1978年春季東京大学2回戦で、
史上2人目のサイクル安打を達成。
1979年ドラフト会議では、
当時史上最多の6球団が1位指名。
抽選の結果、阪神が交渉権を獲得。
大阪生まれ、大阪育ちで、
子供のころからあこがれた阪神に入団。
強運の持ち主だ。
ドラフト前のインタビュー。
「どこの球団とは言えませんが、
セ・リーグの在阪球団が希望です」
阪神しかない。
そんな岡田彰布に率いられて、
阪神タイガース。
「あと1勝のアレ」に臨む。
このブログには何度も書いてきたが、
私はもともと西鉄ライオンズファンだ。
博多生まれの横浜育ち。
中西太に倣って、
草野球ではいつも背番号6。
サードを守った。
そのライオンズとタイガースが1979年、
大きなトレードを敢行した。
タイガースの田淵幸一と古沢憲司、
ライオンズの真弓明信、若菜嘉晴、竹之内雅史。
歴史的な交換トレードだった。
そこに岡田が入団してきた。
私はこのときから、
タイガースファンになった。
タイガースは1985年に、
日本シリーズを制した。
監督は吉田義男。
三冠王の一塁手ランディ・バース、
四番サード掛布雅之、
五番セカンド岡田彰布、
一番はショートの真弓明信。
凄い内野陣で、
広岡達郎監督の西武ライオンズに、
4勝2敗で勝利した。
それ以来の38年ぶりの「日本一のアレ」。
楽しみたい。
原稿も書くけれど。
〈結城義晴〉