商人舎11月号特集「OK銀座とWegmans NYC」必携の一冊です。
月刊商人舎11月号、
本日発刊。
特集、
OK銀座とWegmans NYC
一等地2層店舗の深掘り研究
[Cover Message]
2023年10月17日、オーケー銀座店オープン。1日遅れて10月18日、ウェグマンズ・アスタープレイス店開業。日米スーパーマーケット産業の歴史的共鳴と見たらいいか。ここには何かがあるに違いない。
オーケーは東京都中央区の花の銀座3丁目。元プランタン銀座百貨店の物件。ウェグマンズはロワー・マンハッタン、最古の百貨店ワナメーカーズのニューヨーク店跡地。
地価は高い、家賃も高い。損益分岐点は高い。両者はそれを乗り超えて、リターン・オン・インベストメント(投下資本利益率)を稼ぐだけのポテンシャルをもつ。
しかし一等地への出店によって、両者は変則的な2層の店舗づくりを強いられた。その成果を検証しよう。
ただしどんな「変則」にも、対応するための「定石」がある。日本では関西スーパーとサミットが開発し、アメリカではトレーダー・ジョーとホールフーズが創造した。その「定石」を再学習しつつ、金太郎飴型標準化の「呪縛」を解くことにしよう。
目次。
今月号は新店特集となりました。
オーケー銀座店と、
ウェグマンズ・マンハッタン店。
それから、そよら浜松西伊場。
ダイエー・イオンフードスタイル横浜西口店。
ベイシアFoodsPark津田沼店。
たとえば自動車雑誌では、
一番人気なのは、
新車のニュースです。
製造業のメディアならば、
新商品のニュースになります。
小売業やサービス業では、
新店のニュースとなります。
自動車雑誌ならば、
日本のトヨタと、
アメリカのGMやフォードが、
同時期に同じようなタイプの新車を発表。
日米のスーパーマーケットで、
そんな現象が起こった。
私は「歴史的共鳴」と表現しました。
詳細は商人舎をご覧ください。
Webページは、
すぐにでも閲覧できます。
ペーパーの雑誌は、
来週前半にお手元に届きます。
最近、ある読者から、
メールをいただきました。
「Webページを読んでいるので、
紙の雑誌は送らなくていいです」
という内容でした。
一方、シニアの読者に多いのが、
Webは見ない。
雑誌は紙がいい。
私も日本経済新聞は、
いまやスマホやパソコンで読んでいます。
紙は面倒くさい。
だからメールをくださった読者の意見も、
よくわかります。
私は雑誌のデザインや表現も、
楽しんでもらいたいと考えています。
オーケー銀座店は、
マロニエゲート銀座の地下1・2階に出店。
上階はユニクロとGU、
ダイソーが入っています。
その変則的な2層の店舗の全貌を、
40枚の写真を使って紹介します。
オーケー銀座店の全貌
巨匠・鈴木哲男の分析は、
オーケー銀座店を位置づける
この一等地スーパーマーケットは何者か?
結城義晴は、
オーケー銀座店に物申す
これは是非、読んでください。
一方は、
ウェグマンズ・アスタープレイス店の挑戦
こちらも2フロアの店舗を、
30数枚の写真で紹介します。
そして店づくり、売場づくりの、
大胆なイノベーションを解説します。
地下1階の生鮮食品の売場では、
魚部門に日本の㈱魚力が全面協力しています。
それがこのマンハッタンで成立するのか。
この考察もしています。
ウェグマンズの未来ビジョンが、
この店に表現されています。
この11月号は、
必読・必携の一冊です。
最後に[Message of November]
なぜあなたは働くのか。
なぜあなたは、
店をつくるのか。
なぜ売場をつくり、
商品を並べるのか。
なぜあなたは、
商売をするのか。
なぜ仕事をするのか。
なぜ利益を出すのか。
顧客のためか、社会のためか。
店のためか、会社のためか。
仲間のためか、家族のためか。
自分のためか。
ダニエル・ウェグマンは言う。
Our Peopleを思いやり、
Our Peopleを尊重するため。
Our Peopleが自分の夢を実現するため。
なぜあなたは、
そんなに忙しく日々を過ごすのか。
なぜ生産性を上げるのか。
なぜコストを下げるのか。
高品質・Everyday Low Priceのためか。
借金なしで3割の成長を果たすためか。
経常利益5%を出すためか。
経費率15%にするためか。
なぜあなたは、
学ぶのか。
なぜ考えるのか、
なぜ行動するのか。
なぜあなたは、
商いをするのか。
なぜ働くのか、なぜ生きるのか。
なぜ一生をかけるのか。
顧客のためか、社会のためか。
店のためか、会社のためか。
仲間のためか、家族のためか。
自分自身のためか。
〈結城義晴〉