井出武美イオンリテール社長インタビューの「総合を捨てない!」
自民党のパー券キックバック疑惑。
政治に金がかかるとは言われるけれど、
政党助成金で補助を受けつつ、
裏金も懐に入れる。
政治は公明正大であるべきだ。
人間として情けない。
さて今日は、
夕方、千葉の海浜幕張。
イオンタワーアネックス。
イオンリテール㈱の本部は、
このアネックスにある。
今日は、
井出武美さんのインタビュー。
イオンリテール代表取締役社長。
いろいろなところで、
良くお会いするけれど、
正式なインタビューは初めてだ。
4時半から1時間の予定が、
話に花が咲いて5時45分まで。
実にいい話ばかりだった。
2024年の展望、
総合スーパー業態の在り方、
商品改革と売場改革、
生産性向上の進捗、
アパレルの改革などなど。
井出さんはコロナ禍の間も、
「総合を捨てない!」と言い続けた。
「総合の強みを最大化しよう」と。
それがイオンリテールの今をつくっている。
実にいいインタビューだった。
そしてツーショット。
最後にみんなで写真。
左から広報部長の森拓也さん、
執行役員経営企画本部長の間渕和人さん、
井出さんと私。
そして右端が広報部の大瀧和孝さん。
そのあと場所を変えて、懇親。
ここでまた議論は展開された。
インタビューでは聞けなかったことも、
ずいぶん語ってもらった。
私はコロナ前まで8年間、
イオンリテールの皆さんを引率して、
アメリカ研修を続けた。
だから特別なのです。
最後の最後は、
「商売しよう、そのDNAを継承しよう」
ということで意気投合。
山本恭広商人舎編集長も入って、写真。
間渕さんにはとくに、
お骨折りをいただいた。
感謝したい。
このインタビューは、
商人舎の2024年新年1月号で、
掲載予定。
ご期待ください。
さて商人舎流通スーパーニュース。
ドン・キホーテnews|
身だしなみルール緩和後、初の髪色調査実施
㈱ドン・キホーテの実に面白い社内調査。
2023年2月にスタートしたのが、
「服装ルールの緩和・髪色自由化」
その髪色実態調査。
調査対象者はドン・キホーテ店舗従業員。
社員、パートタイマー、アルバイト。
1820人が回答した。
髪色の比率は、
47.7%が黒髪、33.0%がブラウン系、
19.3%が派手色。
派手色はベージュグレー/アッシュ/ゴールド/シルバーなど。
半数以上がカラフルな髪色。
年代別では、10代が「派手髪」率35.6%。
どの年代にも「派手髪」従業員がいる。
顧客や同僚からの反応。
「派手髪」従業員の70%以上が、
ポジティブな反応をもらっていると回答。
店舗での採用時に髪色が自由であることが、
インセンティブになっている。
「派手髪」であることで商品接客に繋がり、
実際に購買に結びついたといった声もある。
ドン・キホーテの総括。
「社内外からのポジティブな意見が多く、
お客さまとの接客面や人材採用などにも
好影響を与えている」
ん~、面白い。
アメリカでもホールフーズやトレーダー・ジョーで、
派手髪はもちろん、タトゥの従業員は多い。
ベルクが9月、アクシアルが11月、
それぞれ頭髪・アクセサリーの自由化に踏み切った。
ウエルシアは12月から、
身だしなみルールの緩和を始めた。
全体に自由化の方向は確かだろうが、
それを小売業、サービス業各社がどう考えるか。
その顧客たちがどう感じるか。
ここにもそれぞれの会社の、
ブランディングやポジショニングがある。
故上田惇生先生の口癖。
「それぞれのドラッカー」
私も思う。
それぞれであっていい。
それが終始一貫していれば。
顧客も仲間たちも、
派手髪でいいというなら、
それでいい。
違和感があるのなら、
やめればいい。
どちらも認められるのが、
多様な社会である。
政治にも多様化は求められる。
しかし商売も政治も、
公明正大でなければいけない。
〈結城義晴〉