横山清アークス社長インタビューの「Endeavor:ゼロからの出発」
朝の羽田空港。
午前7時に到着して、
すぐにチェックイン。
乗って1時間半ほどで新千歳空港。
快速エアポートで40分。
札幌駅。
「イランカラㇷ゚テ」は、
アイヌの人々のあいさつ。
「こんにちは」の意味。
今年、米寿。
すこぶるお元気。
1時間40分ほど、一気に語りつくす。
私もちょいちょいと口をはさむ。
しかしまた一気呵成。
いやー、お見事。
戸籍を持ったスーパーマーケット。
総務省日本標準産業分類に、
来年4月1日から、
食料品スーパーとして位置づけられる。
うれしい限り。
まずその喜びを共有した。
そのあと横山さんご自身が、
スーパーマーケットにかかわったころのことから、
八ヶ岳連峰経営、
新日本スーパーマーケット同盟、
そしてその先まで、
大局的に語っていただいた。
私の著書『コロナは時間を早める』も、
『チェーンストア――産業ビジョン』も、
大量にお買い上げいただいて、
様々な人にプレゼントしてくださっている。
日本の上場企業の中で、
60年にわたって社長を務める、
最長記録を更新中。
まだまだお元気。
アークス本社の裏に、
スーパーアークス山鼻店がある。
その近隣にマックスバリュがオープン。
さらに近くにはコープさっぽろの店がある。
競合は激しくなるばかり。
しかし顔ぶれは絞られてきた。
プロレスのバトルロイヤルの終盤戦。
まさにアメリカやヨーロッパの競争と、
北海道、日本の競争が似てきた。
その中でどう生き残るか。
最後の一言には痺れた。
それは月刊商人舎新年1月号で披露しよう。
ありがとうございました。
2時間、本当にいいインタビューでした。
最後に全員写真。
背後の額は「Endeavor」
「ゼロからの出発」
両サイドは経営企画グループマネジャー。
左が榊原宏太郎さん、
右が阿部哲史さん。
ありがとうございました。
そのあと、スーパーアークス白石店へ。
ラルズnews|
ビッグハウス白石店を「スーパーアークス」に6/23改装オープン
かつての繁盛店「ビッグハウス」フォーマットを、
「スーパーアークス」に改装している。
フォーマットの転換である。
札幌市内では18店舗目となる。
この店がいい。
南充洋店長に話を聞いた。
競争は激しくなるばかり。
しかし競争相手は同じ。
それがこれからの競争だ。
売場面積は3155㎡(954坪)、
屋上含めた駐車台数は252台。
横山さんのインタビュー、
スーパーアークス白石店の取材。
実に有意義だった。
ご案内くださった入社2年目の鈴木佑典さんと、
山本恭広編集長。
ありがとう。
「クリティカルマス」は、
横山清さんが言い出した言葉だ。
私はその通りだと感心した。
そして「範囲の経済」の概念を付け加えた。
範囲の経済圏の中のクリティカルマス。
それがまさしくアークスのコンセプトである。
週6日間働いて、
日曜日は読書。
1日のうちに札幌を出て、
新千歳空港から仙台空港へ。
そして伊藤チェーンの会議に出て、
それからまた仙台から羽田へ。
全国スーパーマーケット協会で決済をし、
シジシージャパンの会議に出て、
そのあとパーティで乾杯の音頭を取り、
最後にまた羽田から新千歳経由で、
札幌の自宅に戻る。
すごい行動力。
夜10時、奥様の尚子さんですら、
それを信じてくれないらしい。
しかしこの行動力が、
横山清そのものだ。
横山さんにお会いすると、
私も10歳くらい若返った気になる。
ありがとうございました。
〈結城義晴〉