マディソンスクエアガーデンのニューヨーク・ニックス観戦記
Everyone, Good Monday!
[2024vol④]
2024年第4週。
アメリカ視察に行っていると、
曜日感覚がなくなる。
昨日の日曜日に帰ってきて、
まだ休日感覚だ。
今日は私の日曜日。
体も疲れたし、休養を取らせてもらった。
ブログは現地時間の1月18日、夕方。
42丁目でブロードウェイと7番街がクロスする。
そのX地点が「タイムズスクエア」である。
世界の交差点。
数十ものLEDディスプレイが光り輝く。
ホテルに着くと、
軽く夕食をとってから、
マディソンスクエアガーデンへ。
バスケット観戦。
NBA(National Basketball Association)。
世界最高峰のリーグ。
30チームが東西のカンファレンスに分けられ、
さらにそれぞれ3ディビジョンごとに戦う。
10月から始まって翌年4月までが、
レギュラーシーズンで、
各チームのゲーム数は82試合。
4月中旬頃からポストシーズンが始まり、
カンファレンスごとの勝者が、
NBAファイナルでチャンピオンを競う。
私たちが観るのは、
ニューヨーク・ニックスと、
ワシントン・ウィザーズ。
210セクションの1列目。
すごくいい席が安く手に入った。
円周状の通路では、
グッズやフード&ドリンクが販売されている。
そして席に上がると、
わっと熱気が押し寄せる。
これぞNBA。
ニックスは東カンフェレンスで、
アトランティック・ディビジョンの3位。
ウィザーズは同地区で、
南東ディビジョン最下位の5位。
ニックスは1946年創設のNBAオリジナルチーム。
ずっとニューヨークを本拠地にして、
絶大なる人気を誇る。
2021年のチーム資産価値は推定50億ドル。
1位のNFLのダラス・カウボーイズ、
2位のMLBのニューヨーク・ヤンキースに次いで、
世界3位。
ただし今、強くはない。
NBAチャンピオンは、
1970年と73年の二度獲得。
ディビジョン優勝からも2013年以来、
10年遠ざかっている。
初めは点が入らない。
ゆっくりとスタートした。
けれど熱が入ってくると、
本場のプレーに魅入られた。
あっという間に第1クォーターが終わって、
ダンサーたちが踊りまくる。
ファンたちはそれぞれに楽しむ。
その姿がカメラでとらえられて、
巨大モニターに映し出される。
私たちは2階の1列目なので、
座席の目の前にモニターがある。
目の下でバスケットが展開される。
工藤恵理佳さん(右)と亀谷しづえさん。
工藤さんは㈱商人ねっと所属で今回の事務局。
すぐにハーフタイムがやってきた。
そのハーフタイムショーは、
DJのCASSIDY REIFF。
ニックスがわずかにリードして、
後半に入る。
いいゲームだ。
第3クォーターが終わって、
再びダンスショー。
さらにTシャツ・トス。
ニックスのTシャツを丸めて、
選手たちが客席に投げる。
プレゼントだ。
2階には届かないと思っていたら、
大砲のような機械で打ち上げてくれた。
それを亀谷さんがキャッチ。
コーチがタイムを取るとその間、
旗をもったスタッフがコートを走り回る。
巨大モニターには様々な情報が掲示される。
第4クォーター、あと2分47秒で97対93。
ニックスが4点のリード。
コーチズ・チャレンジは、
審判に要求するビデオチェックだ。
審判はその判定を場内にマイクで伝える。
17.7秒を残して、
ニックスが109対104でリード。
まれにみる接戦。
最後は113対109でゲームセット。
選手が拳骨グーで称え合う。
このゲームのMVPは、
ジェイレン・ブランソン(Jalen Brunson)。
11番のポイントガード、27歳。
185センチ86キロと体は大きくない。
本場の本物を観て、
元気は百倍。
そして今週は皆さんに、
元気百倍をおすそ分けしよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉