ロピアのイトーヨーカ堂店舗事業継承とNYC研修第3陣の初日
ロピアは2015年から、
アメリカ研修を継続している。
いつも1月から2月。
チーフ以上の全員が、
例外なくニューヨークを学ぶ。
アメリカの大都市圏で、
どんなポジショニング競争が展開されているか。
どんなイノベーションが起こっているか。
そのスピード感はどれくらいか。
それを学ぶ。
日本では話題騒然。
商人舎流通SuperNews。
イトーヨーカ堂news|
北海道·東北·信越の10店舗をロピア、ベニマルに事業承継
イトーヨーカ堂の撤収作戦。
北海道・東北・信越エリア。
ロピアを運営する㈱OICグループに、
北海道の屯田店、琴似店、
青森県の青森店、弘前店、
岩手県の花巻店が事業継承される。
新潟県の丸大新潟店は株式譲渡される。
長野県のアリオ上田店には、
2025年2月頃、ロピアが出店する。
ヨークベニマルには、
宮城県の石巻あけぼの店が、
2025 年3月頃、事業継承される。
ダイイチは、
北海道のアリオ札幌店食品売場に、
2025 年3月頃出店する。
アリオは営業を継続する。
とくにOICグループは、
6店舗の事業を継承し、
アリオ上田には出店する。
ロピアの成長の勢いが増してくる。
羽田を飛び立った私たちは、
12時間ほどのフライト。
ブログを書いて、
映画を4本くらい見て、
二度食事をすると、
朝日が昇ってくる。
美しい。
予定よりも早く、
JFケネディ空港に到着。
今年のロピア研修第3陣。
1月に第1陣、第2陣の総勢80名ほどを、
コーディネートし、引率した。
2月は9日から17日まで、
第3陣と第4陣を引率する。
すぐに専用バスに乗り込み、
視察がスタート。
直近の2023年1月の年商は、
61億1289万ドル。
1ドル150円換算ならば、92兆6934億円。
日本の国会予算は、
2023年度の一般会計が114兆円だが、
それに近い数値を売り上げる。
小売業世界第1位にして、
世界ナンバー1の売上高を誇る企業だ。
このニューヨーク郊外の、
パワーセンター内のこの店は大繁盛店。
金曜日の昼過ぎ、
カートがこれだけしか残っていない。
現地JTBスタッフの富澤由紀子さんが、
サポートしてくれて、
無事購入。
バイク売場。
アメリカで一番自転車を売る企業。
特徴的な陳列什器。
ウォルマートは、
プラスチックのショッピングバッグを中止した。
代わりにオリジナルのエコバッグを販売する。
1月に来店したときはにはなかった。
1時間の視察を終え、全員で記念撮影。
いつものように、指示をする。
ターゲット。
こちらもパワーセンター内の核店舗。
ウォルマートと同じ業態展開で、
ウォルマートとの違いを鮮明にして、対峙する。
年商1091億2000万ドル。
16兆3680億円。
入口右手のCVSファーマシー。
2015年に、
インストアファーマシーとクリニック部門を、
CVSヘルスに19億ドルで売却。
アライアンス関係を築く。
この店はディスカウントストア。
だから青果は絞り込まれている。
入口正面にある「Target Elevate」。
働く女性たちのための、
ビューティ売場。
カーブサイドピックアップは、
オンライン上で注文した商品を、
店舗の駐車場で受け取ることができる
米国でもコロナパンデミックを経て、
ネットスーパーの需要が急速に伸びた。
隣接するパワーセンターには、
アルディ。
ドイツのボックスストア。
本体も非上場企業で、
アメリカのアルディも非上場。
2300店の規模になった。
1万平方フィート(281坪)の小型店。
PBが95%を占める。
1000店を超え、2000店を超えると、
利益も出て、品ぞろえも拡大され、
最近は3000SKUにまで拡大している。
通訳は浅野秀二先生。
この店は電子棚札を導入したばかり。
効率的な運営になったと、
副店長は胸を張った。
ロピアのマ秀コット「ロピタ君」をプレゼント。
喜んでくれた。
小一時間ほどかけてブルックリンへ。
レジのそばで試食が復活していた。
ポップアップの簡易な試食台だが、
復活は嬉しい。
ドライイチジクとチーズ。
早速試食。
この店は銀行の跡に出店した。
だから天井は高く、快適な売場空間。
初日最後の視察店は、
ホールフーズ環境対策店。
2階に水耕栽培の温室「ゴッサムグリーン」がある。
収穫した野菜は店内で販売する。
究極の地産地消。
美しいプレゼンテーションの青果売場。
導入部では平ケースで、
チキンウィングのパックを販売。
スーパーボウルをTVで楽しむ人たちに向けて、
チキンの提案。
青果を抜けるフィッシュマーケット。
独立したシーフード部門を持つのが、
ホールフーズの特徴。
セルフレジ。
有人レジを縮小して、
セルフレジコーナーを拡げている。
アマゾン傘下になり、
プライム会員向けオンライン受注は、
販売の大きな柱になっている。
カーブサイドピックアップ。
店員が車まで運び、
トランクに詰め込む。
環境対策店の駐車場の屋根は
ソーラーパネル。
美しい店だ。
改めてそう思った。
夕食は3グループに分かれて、
マンハッタンの有名ステーキ店へ。
これまでは、
ウルフギャングやベンジャミンを、
40数名で予約して食事した。
しかし今回は団体ではなく、
個人が食べるディナーの雰囲気を、
団員に味わわせたい。
そこで3グループに分かれて、
ステーキハウスを訪れた。
私はニューヨークストリップロインを注文した。
そして大満足。
長旅の初日の疲れが吹っ飛んだ。
ありがとう。
(つづきます)
〈結城義晴〉