FORTUNE「働きがいのある企業100」にウォルマート初登場!
2時間で東京駅。
それから東海道線で30分。
横浜に帰ってきた。
商人舎流通SuperNews。
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「働きがい2024」ウェグマンズ6位/ウォルマート初登場
アメリカのビジネス誌『FORTUNE』。
毎年恒例の調査。
「100 Best Companies to Work For」
「働きがいのある企業100」
その2024年版を発表した。
トップ10。
1 Hilton ホテル
2 Cisco IT
3 NVIDIA IT
4 American Express 金融サービス
5 Synchrony 金融サービス
6 Wegmans Food Markets, Inc. スーパーマーケット
7 Accenture コンサルティング
8 Marriott International ホテル
9 Cadence エレクトロニクス
10 Comcast NBCUniversal 通信・メディア
ウェグマンズは6位に入った。
昨2023年は4位だった。
第1回の1998年以降、
毎年コンスタントにランクイン。
この栄えある賞の対象は、
米国内の1000人以上の社員を雇用する企業。
対象企業に勤める従業員約63万人に、
60の設問をアンケート調査する。
また対象企業に対しても、
6つの設問がなされ、文章回答が求められる。
今年は100位以内に小売業が8社入った。
60位:コンビニのSheetz(シーツ)、
65位:ディスカウントストアのTarget(ターゲット)
71位:自転車販売のTrek Bicycle(トレックバイシクル)
81位:スーパーマーケットのPublix (パブリックス)
87位:中古車販売のCarMax(カーマックス)
そして97位にウォルマート。
世界最大規模の企業であり、
世界小売業トップ。
学費補助などの福利厚生、
適切な給料支払いの保障。
これらが評価された。
ウォルマートは米国内に、
160万人のアソシエイツがいる。
店舗数は5000店を超える。
その超巨大企業が、
この「働きがい」ランキングに入るのは、
驚くべきことだ。
ディスカウントストア業態を主力にする企業は、
もう2社となった。
ウォルマートとターゲットだ。
この2社に働きがいがある。
日本の総合スーパー企業も、
これには元気づけられねばならないし、
励みにしなければならない。
さらに99位に滑り込んだのは、
Nugget Market(ナゲットマーケット)。
北カリフォルニアの19店舗のローカルチェーン。
ピカピカの床と美しい青果売場、
ファンタスティックな店でしかもお買い得。
日本中のローカルチェーンも、
ナゲットには元気づけられる。
99位でも100位以内に入ることは素晴らしい。
この調査は会社の裏表がないことを証明する。
大きくても小さくても、
それは会社として必須の条件である。
朝日新聞「折々のことば」
今日の第3060回。
毎年1年生
(漁師の言い伝え)
岡山県胸上港の漁師・富永邦彦さんは言う。
「漁師らは昔からこう言い伝えてきた」
「自然には振り回されてばかり。
でもそのゴールのなさが逆に愉(たの)しい」
「季節は巡るが、年ごとに違う顔を見せる。
だから年長の者は年少の世代の話を、
若い世代は昔の話をきちんと聞く」
編著者の鷲田誠一さん。
「自然の厳しさが人々に相互のリスペクトを促す」
NHKテレビ「サラメシ」(4月4日放送分)から。
漁師は自然に振り回されてばかり。
そのゴールのなさが逆に愉しい。
商売も環境に振り回される。
そして年ごとに違う顔を見せる。
漁師たちはだから、
年長の者が年少の世代の話を聞くし、
若い世代も昔の話をきちんと聞く。
自然の厳しさが人々に、
相互のリスペクトを促す。
競争の厳しさも、
相互のリスペクトを生み出す。
働きがいはそんなところに生まれる。
ウェグマンズの人たちの言葉。
「私たちはハードワーキングします。
仕事が楽なわけではありません」
楽して儲かる仕事に、
働きがいが見出せるのか。
漁師も商人も、
厳しさを共有するところから、
互いのリスペクトが生じる。
それが働きがいに直結している。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
今でも付き合いが続いているのは、結局、かつての戦友です。
真正面でぶつかり合いながら共に戦った人間ほど、気のおけない友人になっています。
吉本さん、いいですね。
「かつての戦友」という響き。
今、商人舎編集長の山本恭広も、
かつての私の戦友で、再び戦友になりました。