Paralympicsのメダリストと7-11の「お店で揚げたドーナツ」
一昨日は56歳だったから、
誕生日を過ぎると1歳上がった。
まあ、当然か。
パリ2024パラリンピック。
競技を見ることはことはできないが、
すでに金メダリストが4人と1チーム。
大会初日。
水泳/男子50m平泳ぎの鈴木孝幸選手。
2008年の北京パラリンピックで、
同種目の自己ベストを記録した。
それを大きく更新して金メダルを獲得。
素晴らしい。
大会3日目。
水泳/男子50m自由形の木村敬一選手。
自身のもつ日本記録を更新して金メダル。
東京大会の男子100mバタフライに続いて、
自身通算2個目。
大会5日目の昨日は3つの金メダル。
バドミントン/女子シングルスの里見紗李奈選手。
第1ゲームを先取されたが、逆転優勝。
東京大会から正式競技となった。
その初代女王が連覇。
バドミントン・男子シングルスの梶原大暉選手。
自身の国際大会連勝記録は125。
圧倒的な強さで連覇達成。
彼は王者だ。
車いすラグビー日本代表。
過去2大会、準決勝で敗れたが、
ついに悲願の金メダル獲得。
銀メダリスト6人、
銅メダリスト7人。
一人ひとりがすごい。
経営者だった34歳の時に、
難病の多発性硬化症を発症。
翌年から陸上を始め、
北京パラリンピックでは、
400mと800mで金メダル、
ロンドン大会では3種目で銀メダル。
現役を引退したが、2017年復帰。
今回は銅メダル。
メダルを逸したアスリートたちも、
パラリンピックに出場できたことは、
誉であるに違いない。
あめでとう。
さて、商人舎流通スーパーニュース。
セブン‐イレブンnews|
「お店で揚げたドーナツ」1都2県で9/3本格展開
「お店で揚げたドーナツ」
メープル130円、
カスタード149 円、
チョコ149円(すべて税別)。
店のカウンター内の什器で製造し販売する。
まずは東京都・千葉県・埼玉県の約5000店舗から。
このドーナツは、
ドーナツ生地は、
じっくり長時間発酵させることで、
ふんわりとしながらも、
もちっとした食感が特徴だ。
工場で生地から製造し、
急速冷凍して店舗に納品される。
店内ではセブン‐イレブン専用の油で揚げ、
でき立てを提供する。
この油はコレステロール0、
トランス脂肪酸を低減してある。
顧客に提供する際、シュガーを添える。
顧客はドーナツの入った袋に
シュガーを入れて、振って仕上げる。
2024年7月から埼玉県で先行発売し、
想定を上回る販売結果となったことを受け、
1都2県で販売する。
今後は販売エリアの拡大を予定する。
さて、売れるか。
14年11月には一度、
レジ横にドーナツケースを設置して、
本格的にドーナツ市場に参入した。
年間6億個販売し、年商600億円を目指した。
ローソンとファミリーマートも、
対抗上、製パンメーカーと組んで、
ドーナツ戦争が展開された。
このドーナツ戦争は2年ほどで消滅した。
結局、失敗に終わった。
今年の7月、埼玉県の約1200店舗で実験した。
想定を上回る販売状況だった。
そこで1都2県の約5000店舗へ拡大する。
セブン-イレブンは2022年12月から、
「お店で揚げたカレーパン」を全国展開した。
そして2023年1年間の販売数は、
7698万7667個を記録した。
これがギネス世界記録に認定された。
このカレーパンのノウハウが、
「お店で上げたドーナツ」にも生かされている。
「淹れたて」のコーヒー、
「焼きたて」の「お店で焼いたパン」。
「揚げたてカレーパンとドーナツ。
今回のドーナツ。
顧客の立場に立っている。
成功を収めるに違いない。
今、ミスタードーナツも絶好調だが、
ドーナツ市場が活性化されて、
膨張することは確かだろう。
ミスドとセブン。
棲み分けするだろう。
私自身、どちらも買うだろう。
セブン&アイは、
株主の問題が頻発しているが、
セブン-イレブンのマーチャンダイジングは、
支障なくイノベーションに挑戦している。
セブン-イレブンnews|
定番の手巻おにぎり2品「うれしい値」価格に見直し販売
7月16日に手巻きおにぎり定番2品で、
低価格アイテムを出した。
9月に入ってさらに、
「うれしい値! 宣言」を始めた。
9月末までにオリジナルフレッシュフード、
セブンプレミアムアイテム、
トイレットペーパーやキッチンラップなど、
「セブン・ザ・プライス」の日用品を、
「手ごろな価格」と銘打っているが、
ディスカウントする。
9月末までに270品目となる。
チルド弁当は「五目炒飯」「麻婆丼」、
そして「バターチキンカレー」の3品。
アイテムのリニューアルをして、
値段を下げて348円で販売する。
リニューアルとは、
何らかの品質のトレードオフだろう。
円安不況への節約ニーズ対応であろう。
セブン-イレブンに、
それは今、必要なのか。
加盟店オーナーたちは、
納得して応じるのか。
顧客は数量を多めに買うのか。
セブンが価格で負けていると判断したのか。
「お店で揚げたドーナツ」は、
売れるだろうけれど。
杞憂に終わればいいのだが。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
ドーナツの最初の失敗は、ミスドは単にドーナツを売っているだけでなく、会計に辿り着くまでに家族であーだこーだ言いながら選ぶ楽しみ(エンタメ)も売っていて、その点を見落としていたことによると思います。今回のドーナツは、セブンイレブンのドーナツになっているので、私も成功すると思います。コアコンピタンスの見極めの重要性を感じます。
同感です。