大谷翔平の「51-51」達成、「少年のような心」にありがとう。
夢の50本塁打・50盗塁を成し遂げたうえで、
一挙に51ホームラン・51盗塁。
マイアミのローンデポ球場。
マーリンズ戦。
1番指名打者。
1回に2塁打のあと、
3塁盗塁を決めて、
50Stolen Base。
3塁への盗塁は難しい。
捕手と3塁ベースの距離が、
2塁ベースよりも近いからだ。
この大谷の50盗塁も、
タイミングはアウトだった。
けれどスライディングの技術も高い。
滑り込んだ右足が、
三塁手のグラブを潜ってセーフ。
2回にもシングルヒットを打って、
2塁盗塁をして51盗塁を成し遂げた。
6回には49号の2点本塁打。
ライトスタンドへの特大打球。
9回には3打席連発の3ランを放って、
6安打10打点。
40本塁打・40盗塁を決めたゲームでは、
最終回に満塁サヨナラ本塁打を放った。
もっとも重要な場面で、
集中力を最高のレベルに持っていく。
試合後のインタビューで語った。
「自分が一番びっくりしている」
ここには人間の「欲」がない。
どうしてこの境地に至ったのか。
追手門学院大の児玉光雄特別顧問。
臨床スポーツ心理学の専門家。
朝日新聞で語る。
普通の打者が考えるのは、
「ヒットを打たないと」
「三振はいけない」
大谷翔平は「結果はコントロールできない」
バットの芯でボールを捉え、
一定の角度に上げる。
それだけに集中する。
常に自然体でいる。
大谷は言った。
「もしも数学が得意なら数学者になればいい」
野球が得意だから、
メジャーリーガーになった。
「自己イメージ」という心理学用語。
「自分という人間をどう捉えているか」
ほとんどの人間は自分を過小評価している。
人生で歩んできた道の延長上に、
未来を想像している。
大谷翔平は、
自身に限界を設けない。
そして「できたか、できなかったか」で、
結果を分類する。
そのくせ少年のように野球を楽しむ。
走り、打つ。そして投げる。
試合に勝つことにこだわる。
「試合は練習のように、
練習は試合のように」
大谷翔平は試合も練習も、
楽しむ。
ほんとうに楽しそうに、
ベースボールをする。
それが例外なく人々の共感を生む。
これ以上ないという一日になった。
私は朝から自宅でオンライン会議。
㈱True Dataの取締役会。
多くのテーマを議論して、
それが終わってから、
幹部の相談に乗った。
頑張ってください。
私も一緒に頑張る。
いつもの大手町プレイス内科。
田嶼尚子先生は私の主治医。
検査をして診察。
ヘモグロビンA1cは6.3。
72歳では理想的。
中性脂肪は161。
これも合格。
グルコースは99。
理想的。
私も大谷翔平に倣って、
無欲で取り組む。
そのまま東京駅から、
東海道新幹線ひかりに乗り込んだ。
浜松でこだまに乗り換えて、
三河安城へ。
大谷翔平の偉業。
凄いことをやろうとしてはいない。
結果が誰もやらなかったことになった。
少年のようなメジャーリーガー。
少年のようなスーパースター。
老年も壮年も青年も、
少年の心を失ってはいけない。
ほんとうにありがとう。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
少年の心とは、何でもいいので夢中になれる心のことだと思います。
ただ、その夢中になれるものを見つけるのがなかなか難しかったりします。今、夢中になれるものがある人はそれだけで幸せなので、そこで変な制限をかけず、全力投球する事が大事だと思います。大人も子供も。
同感です。