結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2024年10月14日(月曜日)

ロピア上尾ビバホーム店オープンを視察する。

Everyone, Good Monday!
[2024vol㊷]

2024年第42週。
10月第3週。

スポーツの日の祝日。

朝一番で横浜から桶川まで、
東海道線で長旅。

ロピア 上尾ビバホーム店オープン。IMG_7077 (002)

顧客が行列をつくって開店を待った。IMG_7002 (002)

9時前に到着して、
朝の賄いをいただいた。
牛肉たっぷりのカレーと、
シーザーサラダ。
それにおでんがついている。

オープンの3日間は、
みんなランチを食べる間もなく仕事する。

だから朝はお手製の豪華な賄いが出る。
福島道夫さんのやり方。
いま取締役関東営業本部長。

私はいつもその賄いをいただく。
ありがたい。

この店はビバホームの地下1階にある。
ヤオコーが出店していたが撤退し、
ビバホームの売場になっていた。

そこにロピアが入った。
売場面積は580坪。

1階のビバホームの入り口から、
エスカレーターでロピアに降りてくる。

すぐに八百物屋あづまの青果部門。
この青果部門はワンウェイにした。

福島さんが考えに考えて、
この方式を選んだ。

関西スーパーが考え出した方式。
オーケーやツルヤがそれを今も、
踏襲している。

オーソドックスなレイアウトで、
私はこれが大好きだ。

顧客にとっては買い忘れがない。
店にとっては陳列や補充作業がやりやすい。

量販の方法だ。IMG_7026 (002)

青果部門の最後がフルーツの売場。
バナナ売場はマグネットとして機能している。
その先に鮮魚部門の日本橋魚萬。
IMG_7024 (002)

この日本橋魚萬がすごくいい。
これも福島さんの考えで、
ある「Theory」を貫徹した。

それが大人気を博した。
IMG_7025 (002)

日本橋魚萬から、
GOCHISOU MARⅭHE。

そして肉のロピアへと続く。

奥壁面は乳製品がずらり。
壁面には海のイラストが描かれた。
海なし県の埼玉だから、
美しい海の景色を提供する。IMG_7046 (002)

店内では至る所で試食を提供する。
「どーなっつ」の試食。
IMG_7054 (002)

福島道夫さんにずっと案内してもらった。
最後に新しいファストフードをいただいた。
レジの後ろにショップを設けた。

太巻きといなりずし、
焼きそばとピザ。

いなりずしのジューシーさは秀逸。
焼きそばも独特のうまみがあった。

あとは味を顧客に知ってもらうだけだ。

ご馳走様。
IMG_7064 (002)

菊池孝利店舗管理本部長が、
行列する顧客に対応していた。
ロピアの要を支える人だ。
IMG_7076 (002)

福島さんと山本恭広編集長。
三人で歩いた。
IMG_7078 (002)

ロピアを辞して北上尾へ。
P・A・P・A。
上尾ショッピングアヴェニュー。
IMG_7067 (002)
左がプリンス棟、右がプリンセス棟。
道路を挟んだ2棟がデッキでつながる。

左のプリンス棟には、
ドン・キホーテが入っている。

右のプリンセス棟では、
マミーマートの標準店が、
9月14日にリニューアルしてロピアに備えた。IMG_7070 (002)
ロピアに似たフォーマットだが、
普通の店に近い。

それからジェーソンの小型店も、
プリンセス棟にテナント入店している。IMG_7069 (002)
現在116店舗で、
2024年2月期年商287億円。
1店平均2億5000万円。

メーカー・問屋のスポット商品や処分品が安い。

ほかの競合店は、
1979年開業のヨークマート桶川店。

桶川駅前にはおけがわマインがあって、
核店舗は東武ストア。
1988年開業。

競争は厳しい。

ヤオコーが撤退した理由はわからない。
地下1階の店舗の生産性の問題だろうか。

ロピアはそれをうまく改装して、
このエリアに新しい競争を持ち込んだ。

福島さんの「Theory」は、
月刊商人舎で考察してみたい。

昨日は埼玉の高坂へ100分の長旅、
今日は埼玉の桶川に90分ほどの旅。

いずれも横浜近辺から、
乗り継ぎなしの1本で行くことができる。

ロピアの新店、
満足した。

では、みなさん、今週も、
新しいことに挑戦しよう。

Good Monday!

〈結城義晴〉


2 件のコメント

  • 今では当たり前になっている青果部門のダブルコンコースは、確かヤオコーさんが発明されたと記憶しています。狙いは、品揃えを豊富にして、回遊性を高めることだったでしょうか。
    そうだとすると、今、ワンウェイを選択するということは、品揃え厳選主義で臨むということになるのでしょうか。
    今更ですが、色々考えてしまいます。

    • 吉本さん、ありがとうございます。
      スーパーマーケットの店づくりの技術論にも詳しいですね。

      ロピアは店の建物構造に応じて、
      回遊式とワンウェイ式を使い分けます。

      品揃えの基本は単品量販ですから、
      どちらにも対応できます。

      日本の先進企業で平台多用の回遊式が多いのは、
      消費者の生活が豊かになって、
      アソートメントのバラエティが有効になってきたからです。

      しかし何揃っているいるというバラエティ主義と、
      今日のお薦めはこれです、という厳選主義と、
      どちらがあってもいいと思います。

      品揃えに、わが社の戦略が反映されねばなりません。

      その意味ではバラエティに傾斜していて、
      多くの企業が同質化しているのでしょうか。

      アメリカではウェグマンズが多品種多品目多SKU主義で、
      トレーダー・ジョーが絞り込み主義です。

      どちらもアウトスタンディングの境地に至れば、
      魅力的な店となります。

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