「ジジとジャン・ケン・ポン」([ジジの気分]から)
9年前にジジは死にました。
わが家の愛猫。
2016年1月4日午前11時49分。
息を引き取りました。
生まれたのは2005年3月7日。
このブログには、
毎週日曜日に411回登場しました。
タイトルは、
[ジジの気分(日曜版)]
(よければクリックしてアーカイブをご覧ください)
正月には毎年、
ツーショットで、
あいさつしました。
もう戻ってくることはありません。
それでもジジは今も、
教えてくれています。
「あなたが
死をおそれるときは
死はまだきていない。
死がほんとうにきたとき
あなたは
そこにいない。
だから死は、
おそれるにあたらない」
〈エピクロス〉
そう、死は恐れるにあたらない。
2014年2月2日の[ジジの気分]を再現しよう。
「ジジとジャン・ケン・ポン」
スゴク 暖カイ 日 デシタ。
春ミタイ デシタ。
オトウサン ガ
ボク ト 遊ンデ クレマシタ。
ボク ハ 尋ネマシタ。
「ナニ スルンデスカ?」
「じゃんけんぽんは、どう?」
ジャア ボク ハ 右手。
サイショ ハ、グー!
ジャン・ケン・ポン!
「わあ、おとうさんのかちだ!」
・・・・・・・・・。
「もういっかい?」
サイショ ハ、グー!
ジャン・ケン・ポン!!
アイコ デ ショッ!
「また、お父さんのかちだーっ。
うれしいっ!」
・・・・・・・ナンカ、
ボク、ツマンナイ。
「まけてあげるから、
もいっかい、やろっ!?」
サイショ ハ、グー!
ジャン・ケン・ポン!
コンド ハ、ボク ノ 勝チ?
チョット、ウレシイ。
モイッカイ。
サイショ ハ、グー。
ジャン・ケン・ポン!
ワァ、ボク、
マタ 勝ッタ。
・・・・・・・・デモ、
ナンダカ、
ツマンナイ。
ボク ハ グー シカ、ダシテナイシ!
ジャン・ケン・ポン、
ボク ニハ、
ムイテナイ ミタイ デス。
デモ、オモシロカッタ。
タノシカッタ。
オトーサン ト アソブナンテ、
メッタ ニ ナカッタ カラ。
ジジはいつも、
窓のそとを見ていた。
もう、もどってこない。
けれど、ありがとう。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
ジジの教え、いいですね。私の家にはウサギがいて、その静かな死に様には色々と教えられました。
ただ、私はまだ死が怖いので、考える暇をなくすべく、自分を忙しくしています。私なりの対処法です笑
吉本さん、ありがとうございます。
いい対処法ですね。
それが一番です。