万代知識商人大学第9期の修了式と「世のため、人のため」
万代知識商人大学。
万代ナレッジマーチャントカレッジ。
2016年に企業内大学として開校。
毎年30名ほどが受講して、
2024年度には第9期を迎えた。
9期生は計32名。
万代社員30名、
子会社のアドバンスからの2名が参加した。
その9期生も今日は、
修了論文の発表・評価と修了式。
前列に万代の全役員が並ぶ。
修了論文とプレゼンテーションを受けて、
口頭試問をする。
いわば試験官。
はじめに学長の結城義晴のあいさつ。
開講のときに言ったこと。
Big Thinkerであれ。
着眼大局着手小局。
激励の挨拶だ。
いよいよ9期生の発表。
9期生は5人がグループになって、
ひとりずつ8分間、発表をする。
受講生には次のポジションが待ち受けている。
そして幹部の座を目指す。
それぞれの役員が、的確に質問して、
さらに評価をする。
その一言ひとことを、
後列の受講生たちは聞いている。
全取締役とのダイレクトなコミュニケーションだ。
32本の論文を6つのマネジメントに分類して、
論文全体の傾向を示し、
それぞれの意味合いを説明した。
それから足りなかったこと、
さらに良かったことなど。
全体にストラテジックな視点が少なかった。
ヒューマンリソースとオペレーションが多かった。
1年間の講義を感慨深く思い出しつつ、
しみじみと語った。
最後は万代知識商人大学の精神。
「世のため、人のため」
そしてEpilogueはドラッカーの言葉。
「未来を築くために初めになすべきことは、
明日何をなすべきかを決めることではなく、
明日をつくるために今日、
何をなすべきかを決めることである」
すべてのプログラムを終えて、修了式。
一人ひとり壇上で、
阿部秀行社長から修了証書を受ける。
阿部社長が9期生に向けて、
最後のメッセージ。
「9期生はまず店長になってもらう。
店長は店のことを全部、
わかっていなければならない。
自分の部門しかわかりませんではアカン」
「店番している店長がいる。
それではいけない」
「会社のために頑張らなくてもいい。
店長はお客さまのため、仲間のためと考える。
それが店のためになり、会社のためになる」
「そのために考える。
自分でやる。
誰かがやってくれるわけではない」
「競合店が出た。
人手不足になった。
そこで考える。
新しい仕事をつくる。
それが楽しい仕事だ」
「自分を変えられるのは、
自分しかない」
いい話だった。
私も感動した。
9期生を無事送り出して
阿部社長、加藤副社長、
そして和久正樹取締役とにっこり。
最後の最後は人事部の事務局の皆さんと。
左から石川慎也マネジャー、
津田睦マネジャー、入江功二さん、
1年間、ありがとうございました。
第10期は3月に始まる。
よろしく。
最後に、
世のため、人のため。
ひとつつくれば、
ひとつだけ価値が生じる。
ひとつ運べば、
ひとつだけ経済が回る。
ひとつ売れば、
ひとつだけ喜びが生まれる。
世のため、
人のため。
客のため、
店のため。
街のため、
国のため。
母のため、
父のため。
子のため、
孫のため。
妻のため、
夫のため。
愛する人のため、
未来の人のため。
日本一買い物に行きたい店舗、
日本一働きたい会社。
世のため、
人のため。
己のため。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
世のため人のためと、自分のためは、二項対立ではなく、循環していると思っています。
しかし、「会社のために頑張らなくてもいい。」は、ドキッとさせられます。言葉の選び方がすごいです。
それが万代の考え方です。
ありがとうございます。