OICグループNY研修/第3班から第4班へバトンタッチ
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ニューヨークに来て12日目。
OICグループニューヨーク研修も、
いよいよ最終版。
今日は、JFK空港で3班を送り出し、
4班を迎える。
ホテルの前でバスを待つ間、
日課のスクワットを少し。
深く沈んで……。
JFK空港までの車中で最終講義を行って、
ホスピタリティとイノベーションの総括。
最後は「自ら変われ!」と訴えた。
1時間ほどすると4班が到着。
事務局全員が挨拶して、
すぐにウォルマートへ。
今日は連邦政府が定めた祝日。
「プレジデンツデイ」。
初代大統領ジョージ・ワシントンと、
奴隷解放宣言を発布したエイブラハム・リンカーンの
誕生日を祝う日だ。
毎年2月の第3月曜日と制定されている。
週末3連休の最終日で、
ウォルマートも顧客でにぎわっている。
ウォルマートの最強フォーマット「スーパーセンター」。
団員たちに売場で解説する。
ジャガイモ10ポンド入りの大袋が6.18ドル。
1ポンド(454g)当たり61.8セント、
10ポンド(4.54キロ)の1袋618円。安い。
ミカン、レモンの単品量販の平台。
オレンジ、イエロー、レッドの、
カラーコントロール。
リンゴ、オレンジ、スイカの平台。
価格を大きく表示するだけ。
シンプルでわかりやすくて、
手に取りやすい。
スタッフに聞くと、
スマホに本部からの指示が届き、
それを参考にして陳列すると言う。
この3連休を境に、
春の新商品提案に切り替える。
プロモーションコーナーでは、
バレンタインが終わり、
次のイースターに向けて、
準備が始まっている。
棚に商品を一つ見本として置いておく。
スタッフはすきまに同じ商品を陳列して、
棚を埋めていく。
現物を使った棚割表だ。
ウォルマートはプロモーションに強い。
「早仕掛け、早仕舞い、際の勝負」に徹している。
ターゲット。
ウォルマートと同じ業態を展開する。
ウォルマートのライバル。
ディスカウントストアと、
ハイパーマーケット(総合スーパー)。
天井を張って、Pタイルの床を採用する。
ウォルマートのスケルトンの天井、
コンクリート打ちっぱなしの床とは正反対だ。
売場の至る所でセールのPOP。
ウォルマートのEDLPに対して、
ターゲットはハイ&ロー政策をとる。
ドラッグストアは直営をやめて、
CVSファーマシーを誘致する。
ターゲットはあらゆるポイントで、
ウォルマートとの違いを明確に出す。
それがターゲットのアイデンティティだ。
ディスカウントのボックスストア。
ドイツのシュワルツグループが運営する。
ここも顧客が入っている。
10ポンド入りのジャガイモは5.99ドル。
ウォルマートより安い。
リドルの特徴はインストアべーカリー。
焼きたてを提供する。
1個49セントのクロワッサンが人気。
価格志向の強まっているアメリカ。
低所得者層に限らず、
さまざまなお客が利用する。
アルディのチェックアウトは、
座って仕事をする。
だからスキャンも速い。
ここでインタビュー。
マネジャーのジョンさん。
通訳は浅野秀二先生。
座るレジのことを聞いたら、
嬉しそうにその優位性を語ってくれた。
最後は、
ホールフーズ環境対策店。
ブルックリン市からの要請で、
このエリアの再開発の目玉としてオープンした。
オーガニック・スーパーマーケットの最高峰。
アマゾン傘下になっても、
色あせることはない。
40歳代のミレニアル世代以降の人々は、
子どものころからオーガニックになじんできた。
現在のホールフーズのメイン客層になる。
店舗視察を終えて、
イーストリバーのほとりを散策。
そしてダンボ地区のブルックリン橋のたもとで、
記念撮影。
到着して5店舗を視察。
それも凄い企業ばかり。
マンハッタンに入って、
ホテルにチェックイン。
ホッと一息。
7時15分に集合して、初日のディナー。
4つの班に分かれて、
それぞれに別のステーキハウスへ。
私はSmith & Wollensky steakhouse。
スミス&ウォレンスキーステーキハウス。
クラムチャウダー、シーザーサラダ。
メインはご覧のポーターハウスステーキ。
サーロインとフィレの二つの部位を味わえる。
この1皿で2人前。すごいボリューム。
デザートはニューヨークチーズケーキ。
そしてカプチーノ。
しかし私はデザートの時間、
ずっと席に座ってうたた寝していた。
すみません。
疲れがたまっている。
けれど講義は手を抜きません。
頑張ります。
(つづきます)
〈結城義晴〉