ロピア横浜羽沢店オープンと「300坪小型店のイノベーション」

ロピアの新規開店が続く。
2月に入ってからも、
立て続けに3店舗。
商人舎流通スーパーニュース。
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2/19「ロピア姫路ムサシ店」/アークランズと提携1号店
2月20日。
ロピア 姫路ムサシ店。
アークランズと業務提携して、
最初の店だ。
フランチャイズ方式。
山陽電鉄網干線夢前川から南に500m。
ホームセンタームサシ姫路店内に出店。
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2/26「ロピア弘前店」オープン/イトーヨーカドー跡に出店
イトーヨーカドー弘前店の跡地への出店。
館全体は商業施設「CiiNA CiiNA弘前」となった。
相川博史さんが社長として切り盛りする。
すでに青森県3号店。
地下1階から4階までがシーナシーナ。
ロピアは地下1階に出店。
イトーヨーカ堂は、
伊藤雅俊さんが陣頭指揮で、
実にいい店をつくった。
立地がいい、駐車場が広い。
ただし4層の箱モノの物件は、
時代の変化を感じさせる。
それでも地下1階のロピアが、
強烈な集客力を発揮して、
館全体を蘇らせる。
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2/26「ロピア横浜羽沢店」/商業施設2階に出店
こちらも2月26日。
ロピア 横浜羽沢店。
商業施設「HAZAAR」に出店。
羽沢横浜国大駅は、
JRと相模鉄道の駅。
以前は貨物専用の駅だった。
私は45年くらい前に、
ダイエーの貨物輸送に関して、
この駅を取材したことがある。
なつかしい。
HAZAARは寺田倉庫の開発。
高層マンションと一体となった商業施設は、
4フロア約5000㎡。
朝9時前に到着して、
福島道夫さんと会った。
すぐに店内を案内してくださって、
この店の主旨を説明してもらった。
感心した。
この度、田中悟南関東営業本部長が誕生。
その田中さんが頑張って、
20年ぶりの300坪型が登場した。
その詳細は月刊商人舎で紹介しよう。
従業員全員、協力者にも全員、
福島さんのお手製の朝食がふるまわれる。
私もご相伴。
うまかった。
家で朝食を食べてきたけれど、
完食、ご馳走様。
9時半ごろにはいつものように、
早めのオープン。
顧客が入店してきた。
入り口から青果の八百物屋あづまに入ると、
ワンウェイコントロール。
すぐに満員電車の車内のようになる。
補充をしてもすぐに売り切れる。
鮮魚の日本橋魚萬もワンウェイ。
広い通路の両サイドに冷蔵平ケース。
実に買いやすい。
チョッピ―ノとクラムチャウダーは、
進化した。
若いデザイナーが描いたPOP。
意欲満々。
店内を巡っていると、
ロピアの社員から次々に声を掛けられる。
わざわざ挨拶に来る人もいる。
みんなが言う。
「ニューヨーク、ありがとうございました」
それもうれしいことだ。
商業施設の周りを歩いてみた。
長い行列は建物を囲むように続く。
4階の休憩室で福島さんと歓談。
奥はアメリカでお世話になった商人ねっとの二人。
武智さん(左)と権田さん。
会社に戻って、
長編原稿の手直しの仕事。
〆切は迫っている。
夕方、東京駅。
OICグループ丸の内オフィス。
別件で代表取締役の髙木勇輔さん、
取締役の治部田豪さんに会った。
こちらは写真なし。
アメリカのホールフーズマーケットは、
バナナの売り方が独特だ。
吊り下げて販売する。
これはサンフランシスコの小型店で開発された。
小型店はイノベーションを起こす、
起爆剤になりやすい。
横浜羽沢店もそんな可能性を秘めている。
「イノベーションは小さく始めよ」
〈結城義晴〉
2 件のコメント
「小型店はイノベーションを起こす」というのは、小型店は大型店の単純な縮小版ではなく、ワンストラテジーの絞り込まれた戦略で展開され、その分、PDCAもシンプルにスピーディに回せるからでしょうか。
吉本さん、それもあります。
けれど小型店は小売り店舗として物理的に狭いので、
その狭さに対応するために知恵が必要になります。
そこにイノベーションが起こります。
ホールフーズの新小型店は450坪ほどでした。
レギュラー店が1800坪。
そこで品揃えの弱点を補うために、
必須アイテムのバナナを、
上から吊るして陳列するという工夫が生まれました。
はじめての方法でした。
そしてその陳列法を改めて考えると、
バナナのプレゼンテーションとしてとても優れていました。
だから大型店にも標準店にも、
バナナの吊るし陳列は採用されるようになりました。