トライアルHD、PPIH、GU社長「60の退任」と「40・50の若返り」

Everybody, Good Monday!
[2025vol⑬]
2025年第14週。
今日は3月最終日。
年度末、期末。
そして関東は典型的な「花冷え」
桜の花が咲くころに急に寒くなる。
それが「花冷え」である。
粋な言葉だ。
「寒の戻り」という言葉もある。
こちらは3月から4月にかけて、
冬に戻ったように寒くなること。
花冷えは桜の時期だけ、
寒の戻りはもう少し期間が長い。
どちらも日本語、
使い分けると楽しい。
さて今週は明日から4月。
私は金曜日まで、
月刊商人舎4月号の原稿執筆。
頑張ります。
さて商人舎流通SuperNews。
人事の季節。
トライアルnews|
4/1付けで永田洋幸氏が社長/亀田氏は副会長
西友の買収が決まって、
7月1日で子会社にするのが、
㈱トライアルホールディングス。
4月1日(火)付けで代表取締役社長となるのが、
永田洋幸㈱RetailAI社長。
オーナーの永田久男会長の長男、42歳。
亀田晃一現社長(61歳)は取締役副会長となる。
大胆な若返りを図る。
PPIHnews|
9/26付でPPIH社長に森屋秀樹氏、ドンキ社長に鈴木康介氏
㈱PPIHもトップ人事は若返る。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス。
PPIH代表取締役社長には、
森屋秀樹PPIH代表取締役兼専務執行役員CSO (47歳)。
㈱ドン・キホーテ代表取締役社長には、
鈴木康介ドン・キホーテ代表取締役副社長(48歳)。
昇格人事で大幅に若返る。
森屋、鈴木両社長は大卒プロパーから、
ドン・キホーテ入社組だ。
吉田直樹代表取締役社長(60歳)は、
代表権のない特務担当取締役となる。
さらに、
ファストリnews|
4/1付でジーユー社長に黒瀬グローバルCOOが就任
㈱ファーストリテイリングは4月1日付で、
子会社の㈱ジーユー社長に、
黒瀬友和ジーユーグローバルCOOが就任する。
ファーストリテイリンググループ執行役員でもある。
53歳。
2010年のテレビ番組「ガイヤの夜明け」では、
ユニクロ銀座店の店長として、
日本一の売上げを達成したエース店長だった。
ジーユーの創業者・柚木治社長(60歳)は、
ファーストリテイリンググループの、
上席執行役員コーポレートサービス担当に就任。
トライアルホールディングス、
PPIH、ジーユー。
いずれも現社長は60歳、61歳。
それらの社長が退いて、
42歳、47、48歳、53歳の新社長と交代する。
60歳は社長の「アガリ」なのか。
そんなことを感じる。
しかし若手に任せるのは、
悪くない。
2021年、コロナの年の商人舎標語。
「若返れ!」
時代と時代の節目のとき。
「断絶」を乗り切る武器は若い力である。
若さによってしか「時代の溝」は凌げない。
だから組織は若返るべきだ。
まず商人一人ひとりが自分を若返らせる。
さらにその商人の集団を若返らせる。
すると組織が若返る、会社が若返る。
産業全体が若返る。
コロナ禍によって生まれる「キャズム」は、
この2021年も継続する。
早ければ東京五輪までに片がつくか。
だが遅ければ2022年も続く。
その間に自らを刷新する。
「キャズム」を凌ぐ作業そのものが、
若返りにつながるような態勢をつくる。
若返りを前提にすべての経営戦略を策定する。
人を若返らせる。
店を若返らせる。
売場を若返らせる。
商品を若返らせる。
若さが「キャズム」を乗り越える
早さの鍵を握る。
若さが「キャズム」を凌ぐ
柔らかさの源である。
若さが「キャズム」を
ばねにする強さの礎である。
そして若さが
企業の生命線である。
人よ、若返れ。
店よ、若返れ。
売場よ、若返れ。
商品よ、若返れ。
コロナ禍による時代の節目のとき。
この「断絶」を乗り切る武器は若い力である。
失敗を恐れぬ力によってしか
「キャズム」は凌げない。
大きな会社だからこそ、
社長は若くなくてはいけないかもしれない。
経験は少ないが、
若さはある。
若さが早さの鍵を握る。
若さが柔らかさの源である。
若さが強さの礎である。
そして若さが企業の生命線である。
では、皆さん、今週も、
老いも若きも、若返ろう。
Good Monday!
〈結城義晴〉
2 件のコメント
組織に新陳代謝、若返りは必要です。
一方で、若さは必ずしも年齢だけではありません。
孫さんや柳井さんなど、誰よりも若々しいです。
困るのは、自分では若いつもりでいるだけの人たちで、外から見ると老害の人たちです。
さて、自分は??と、常に問い続けています。
同感です。
実年齢の若さはなくとも、
精神年齢の若さ、
挑戦の意欲、
変わることへの勇気などは、
60代、70代にも必須ですね。