2025大阪万博の開幕と「やってる最中が最高の仕事」

4月13日から10月13日まで、
半年間、184日。
大阪・夢州(ゆめしま)。
何とかこぎつけた。
そんな印象だ。
初日来場予約者は14万人を超えた。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」
158の国と地域が参加してくれる。
パビリオン数は84館、
2820万人の来場者が予定されている。
大屋根リングは、
木造建築世界最大で、
ギネス記録になった。
1970年の大阪万博は、
17歳のときに開催された。
家族そろって出かけた覚えがある。
77カ国からの出展があり、
6421万8770人が来場した。
あの時は三波春夫が歌った。
「世界の国からこんにちは」
ファストフードは、
ケンタッキー・フライド・チキンや、
ドムドムバーガーが出店した。
ファミリーレストランは、
ロイヤルが出て、
その後、普及していった。
アメリカ館の「月の石」が大人気だった。
アポロ12号が持ち帰った石だ。
「21世紀」という時代に、
すべての人が希望を持っていた。
それから55年。
こんな時代がくるとは、
思っていなかった。
私は5月下旬に行くことになっている。
楽しみだ。
日本で開催される二つの万博。
どう感じ、どう考えるか。
それが楽しみだ。
さてほぼ日の糸井重里さん。
エッセイは今日のダーリン。
仕事のことについて会話をする。
「やっぱり、やってる最中が
たのしいっていうのが、
最高なんじゃないですかねぇ」
とじぶんで言って。
ちょっと言い足りない感じもあったので、
「いや、もちろん苦しいとか
キツイとかもあるんだけど」
と言って、さらに付け加えたくなって。
「あとで、その苦しさとかも
思い出しながら、
あれやってるとき、
たのしかったなぁって
思うような」
と、ざっくりまとめて話を続けていた。
「苦しいとかも含めて、
やりたくてやってる感じ」で、
それを「たのしい」と言ってるので、
問題はない、はずだ。
「そんなことがあるかよ?」
とつっこまれても、
「実際に、
いっぱいあるじゃないですか。
徹夜みたいにして
文化祭の準備をしている感じ。
へとへとになってても、
やめられない」
「仲間がドタバタやってるのも、
見てて気持ちがよかったり」
というふうに続いていく。
「そういえばそうだなぁ、
そのときはキツイもんな。
でも、たしかにその時間は
たのしかった」
と、思い当たるという発言が出たりする。
「だって、ゲームとかやってて、
眠くてしょうがないし、
もう、つらいときあるよね。
でも、それを、
ああいいゲームだとか
思うわけでしょ」
と、話はつながっていく。
「将棋の名人戦みたいなのだって、
対局している棋士同士は
苦しいつらいの連続だけど、
それがおもしろくて
将棋やってるんだろうしね」
たいていの勝負事は
「二度とやりたくない」とか、
文句言いつつ、
最高だったと思い出す。
藤井聡太はそうして名人戦1局に勝った。
ゴルフのマスターズで松山英樹は、
今回、苦戦した。
それでも最高だったに違いない。
糸井さん。
「あんまり名言ぽくない
日常の会話だったんだけど、
きっぱりした金言名言よりも、
こっちのほうが
いい感じで腹におさまる気がしたので、
忘れないように
そのまま書いておこうと思った」
「つまり、
やってる最中がたのしい仕事が
最高なんである。」
結城義晴は確信している。
「どんな仕事も、
やってる最中は
最高だ」
1970年の万博も、
2025年の万博も、
やってる人たちにとって、
やってる最中は楽しい。
そして彼らにとって、
最高であるはずだ。
お店も会社も同じだ。
しかしやってる人たちだけでなく、
やってくる人たちが最高になることが大事だ。
そうなってほしい。
それを確かめるためにも、
夢洲に行こうと思っている。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
糸井さんの言葉には共感しかないです。
大阪万博も色々言われていますが、半年間のロングラン開催ですし、SNSでどんどん発信されていけば、結局、大盛り上がりしていそうな予感がしています。
吉本さん、今週もよろしくお願いします。
糸井さんは㈱ほぼ日の仲間に向けて、
エッセイを書いている節があります。
それはいちいち納得させられるものです。
大阪万博は「開催してしまえば成功」といった観があります。
それこそやっている最中は最高です。
あとは如何に後始末するかでしょう。
私たちはこの万博から何が得られるか。
開催中にウクライナやガザが、
停戦、休戦などに向かうといいですね。