梅雨前線が九州付近を北上し、
九州は午前を中心に所々で激しい雨だった。
一方、高気圧圏内の近畿から北海道は、
晴れた所が多くて、厳しい暑さだった。
猛暑日は全国62地点で、今年最多となった。
暑い暑い織姫と彦星の逢瀬の日だった。
東京都知事選挙。
現職の小池百合子知事が圧勝。
この選挙はこれまで、
現職が負けたことがない。
東京という世界有数の先進都市は、
以外にも保守的なのか。
それとも圧倒的に人口が多いところは、
統計的には保守に傾くのか。
両方だろう。
石丸伸二前広島県安芸高田市長が、
蓮舫立憲民主党参議院議員を凌いで、
第2位に入った。
知事選挙で銀メダルは、
何の意味もないが、
広島から国政選挙に出馬するだろう。
その実績はつくった。
徹底したSNS選挙運動は、
時代を変えるに違いない。
第65期将棋王位戦第1局。
2日制の2日目。
後手の渡辺が研究の成果を見せて健闘。
わずかにリードしつつ膠着状態が続いた。
15時44分、「千日手」となって、
30分後に先手後手が入れ替わって、
差し直し。
持ち時間は渡辺が2時間以上、
藤井は1時間ほど。
こちらも渡辺が先手での研究の成果を見せて、
堂々の差し回し。
AIの評価は渡辺99%、
藤井1%というところまで追い込んだ。
藤井はいつものように、
後悔の表情を見せつつ、
難解な局面に持ち込んだ。
解説の鈴木大介九段は、
完全に渡辺の詰め筋を読み切ったが、
当の渡辺はその筋が見えず、
世紀の大逆転となった。
感想戦でそれが判明した。
渡辺は正直に「見えていなかった」と発言。
しかし藤井聡太を相手に、
二局も将棋を指して、
渡辺の頭は疲労困憊だったに違いない。
終局後は二人とも、
敗者のようだった。
それだけ凄い対局だった。
最後に商人舎流通スーパーニュース。
クスリのアオキnews|
ムーニー(香川県・7店)、木村屋(千葉県・4店)をM&A
㈱クスリのアオキホールディングスが、
またまたスーパーマーケット2社を買収した。
千葉県市原市の有限会社木村屋(木村等社長)。
1987年8月創業。
スーパーマーケット4店舗を展開し、
2024年2月期売上高62億7100万円、
経常利益6300万円。
さらに香川県高松市の㈱ムーミー(村上達也社長)。
こちらはスーパーマーケット7店舗、
2023 年7月期の売上高60億3000万円、
経常利益6900万円。
クスリのアオキの2024年5月期売上高は、
4368億7500万円、前年比15.3%増。
日本小売業ランキングでは、
47位から39位に躍進した。
ドラッグストアランキングでも、
クリエイトSDを抜いて第6位。
60億円級の2社、11店舗が加わる。
コロナ禍の2020年6月、
㈱ナルックスを買収して子会社化。
石川県金沢市の5店舗。
同10月、㈱フクヤを同じく買収。
京都府北部の舞鶴市、宮津市で、
スーパーマーケット8店舗を経営。
2021年5月、
有限会社サン・フラワー・マリヤマを買収。
石川県輪島市で2店舗をもつ。
同6月、㈱スーパーマルモから、
スーパーマーケット事業を継承して、
ナルックスに組み込んだ。
茨城県土浦市で7店舗展開。
2022年3月、㈱一二三屋を吸収合併。
福島県いわき市で4店舗。
2023年3月、㈱ホーマス・キリンヤと、
その傘下の㈱フードパワーセンター・バリューを買収。
岩手県と宮城県で6店舗運営。
さらに同12月、
㈱三崎ストアー(石川県金沢市)から、
スーパーマーケット3店を譲受。
今年3月、㈱サンエー(新潟県糸魚川市)から、
スーパーマーケット2店を譲受。
小規模スーパーマーケットの経営が、
苦境に陥っている。
だから売り手と買い手のニーズが合致して、
買収しやすい条件は整っている。
しかしこれだけの条件の悪い店を買い取って、
そのマネジメントはどうするのか。
懸念はある。
ただし競争力のないスーパーマーケットも、
ドラッグストア併設型に転換するから、
大きく蘇る可能性がある。
それが都合48店舗となった。
まだまだクスリのアオキの買収は続く。
小規模小型のスーパーマーケットが、
この指とまれで、
参集するかもしれない。
コロナは時間を早めた。
その対象となる企業は、
少なくはない。
〈結城義晴〉