結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2024年06月28日(金曜日)

日本スーパーマーケット協会設立25周年「正副会長討論会」

一般社団法人日本スーパーマーケット協会。
設立25周年を迎えた。

感慨深い。

1999年7月12日、この協会が設立された。
故中川昭一農林水産大臣が、
退任することが決まっていた。

その中川さんの肝いりで、
日本スーパーマーケット協会が発足した。

故清水信次さんが創設者であり、
初代会長だった。

当時は日本セルフ・サービス協会があり、
オール日本スーパーマーケット協会があった。

日本チェーンストア協会の中にも、
スーパーマーケット部会があった。

だから「屋上屋を重ねるごとし」と、
一部から反対意見も出た。

けれど清水さんは、
スーパーマーケット産業には、
ポリティカルな団体が必須であると考えていた。

そこで新しい協会をつくることにした。

私もそれには賛成だった。

「政治と宗教には口を出さない」
故倉本長治商業界主幹も、
故渥美俊一先生も、
それが商人であり、
チェーンストアであると言っていた。

しかし清水さんは違った。

1998年の第142回通常国会で、
「大規模小売店舗立地法」が制定されて、
1973年制定の大規模小売店舗法は、
25年の歴史を閉じることになっていた。

大型店を規制するという考え方から、
大型店と地域社会との融和を図るという思考法に、
大きく転換するときだった。

政治的に動かねばならないときだった。
清水さんの動きは速かった。

私は㈱商業界の取締役食品商業編集長、
47歳だった。

清水さんからご指名を受けて、
記念講演をした。
「スーパーマーケットよ、永遠なれ」

今も手元にレジュメが残っているが、
もっとポリティカルな話をすればよかった。

協会は活発な活動を展開し、
協会としての存在感を高めていった。

私はその後も、
総会後のパネルディスカッションでは、
10年くらい続けて、
コーディネーターを担った。

2009年には川野幸夫新会長となった。

設立10周年の記念式典のときには、
パネラーは清水名誉会長と川野会長、
横山清新日本スーパーマーケット協会会長、
そして亀井淳日本チェーンストア協会会長だった。
テーマは「今後の10年間を展望する」
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2011年のパネルディスカッションは、
「東日本大震災」後の産業の戦略を討論した。
パネラーは清水さんと川野さん、
それから平富郎さん、齋藤充弘さん、
夏原平和さん、
そして横山さんの豪華なメンバー。
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創立20周年のパネルディスカッションは、
パネラーは岩崎高治さん、川野澄人さん、
平邦雄さんだった。
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このパネルディスカッションは、
月刊商人舎2019年12月号に、
全面掲載した。
[特別パネルディスカッション]
「我ら、未来を拓く!!」
2019年12月号

今、読み返しても、
実にいい内容だ。
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このあとコロナパンデミックが起こった。

そして昨2023年、会長が変わった。
岩崎高治新会長が誕生し、
6人の副会長が生まれた。IMG_5864

そして25周年を迎えた。

帝国ホテル本館3階富士の間。IMG_5072 (002)

25周年記念パネルディスカッション。
テーマは、
「流通業界の展望と協会の取り組みについて」IMG_5071 (002)

議事には7項目が挙げられた。
⑴2024年度の協会の取り組みについて
⑵食品物流の効率化に向けた取り組みについて
⑶人手不足対策としての外国人材の受け入れについて
⑷年収の壁対策と年金制度改正に向けた意見集約について
⑸生産性向上・標準化の取り組みについて
⑹環境に関する取り組みについて
⑺製・配・販および団体の連携について

1時間半のディスカッション。
司会は江口法生さんが務めた。
日本スーパーマーケット協会専務理事。
堂々としていた。??????????
冒頭に江口さんが、
協会の事業方針と取り組みについて、
近況を報告した。

そして一人ずつ登壇し席に着く。
冒頭は岩崎高治協会会長、
㈱ライフコーポレーション社長。??????????
パネルディスカッションを開催した経緯を、
ユーモア交えて語った。

その後、昨年から副会長を務める6人のトップが、
各社の取り組みを語った。

サミット㈱服部哲也社長。
昨年3月に発足した首都圏SM物流研究会では、
協働に対して最初に声を挙げた。
「24年問題」対策の立役者の一人。??????????

㈱平和堂平松正嗣社長。
滋賀県から駆け付けたが、
線状降水帯の豪雨で新幹線が一時止まった。
それを乗り切って、壇上に上がり、
年収の壁対策と年金制度改正問題、
環境問題を丁寧に語った。??????????

㈱マルエツ古瀬良多会長。
外国人材の受け入れとフードロス問題を、
マルエツのデータをもとに、
わかりやすく話してくれた。??????????

㈱万代阿部秀行社長。
物流問題と先端技術の活用による生産性向上問題を、
的確に語った。??????????

㈱ヤオコー川野澄人社長、48歳。
登壇者では最年少だが、2013年4月に社長に就任。
社長歴は岩崎さんに次いで長い。??????????
外国人材問題と年収の壁問題を、
いつものようにクールに話してくれた。

最後に㈱ラルズ猫宮一久副会長。
5月28日付けで㈱アークスの社長COOに就任。
事業会社のラルズでは副会長を務め、
後任の松尾直人社長をサポートする。??????????
北海道ならではの物流問題と、
外国人材の受け入れ問題を、
アークスやラルズの事例をもとに、
丁寧に報告した。

いずれも地に足の着いたコメントだった。
今回のパネルディスカッションも、
月刊商人舎7月号で全面展開する。

私の「述懐」も書き込む予定だ。

25年前、20年前、10年前の討論会とは、
大きく変わった。

かつては夢のある創業者たちの語り合い。
現在は力のある「実務家」たちの討論会。

時代の変革を感じながら、
私は心地よい時間を過ごした。
(明日の記念懇親会編に続きます)

〈結城義晴〉

2024年06月27日(木曜日)

「円安は新常態」と「狭いながらも楽しい我が家」

今日は朝、一番乗りで会社に出た。

ライトをつけてから窓を開け、
室内に新しい空気を入れる。

自分のパソコンに電源を入れて、
メールやfacebookをチェックする。

いつもなら珈琲を淹れて、
みんながやってくるのを待つ。

けれど今朝は疲れていて、
ただ椅子にもたれている。

午前中は原稿の手直し。
もう47年もこの仕事をしている。

手直ししていると、
その情報が頭の中に入ってくる。

これまで蓄積してきた情報と融合して、
新しいことを考えつく。

その瞬間がとてもいい。

新しいことが浮かばないときには、
その原稿にはあまり価値がない。

独善的かもしれないが、
私はそう思っている。

そのうちスタッフがやってきて、
珈琲を淹れてくれる。

昔々のCMソング。

朝日が窓から差し込み、
テーブルを照らすよ
二つの珈琲仲良く
湯気を絡ませてる

僕たちの前を朝が
緩やかに過ぎる
そんな時この世界は
二人だけのようだよ

どこにもあるよなことです
それだけの幸せ
どこにもあるよなことです
それだけの幸せ♪

商人舎オフィスで淹れた珈琲は、
何処よりも旨い。

午前中は緩やかに時間が過ぎる。
それは私にとって至福のときである。

ランチはルーズ・カフェ。
オーガニック・キッチン。
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編集スタッフの鈴木綾子とツーショット。IMG_7082 (002)

さて何をいただこうか。IMG_7080 (002)

榎本健一、通称エノケン。
その「私の青空」

夕暮れに仰ぎみる輝く青空
日が暮れてたどるは
我が家の細道

狭いながらも楽しい我が家
愛の火影のさすところ
恋しい家こそ私の青空

狭いながらも楽しい我が家
愛の火影のさすところ
恋しい家こそ私の青空♪
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さて円安は続く。
異常な状態は戻らない。
1ドル=160円台。

37年半ぶりの水準まで下落した。

政府・日銀は円安是正に向けて、
有効な手を打てない。

だから円売りが続く。

岸田文雄首相の打ち出す政策。
円安に歯止めをかけるどころか、
助長させている。

日経新聞「大機小機」に、
円安に対する考え方が連続掲載された。
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6月25日版。
「円安トレンドで経済再生へ」

「円安要因には日米金利差がある」

長い目でみた円・ドル相場には、
米財政悪化の流れが大きく影響するだろう。

米財政見通しは悲惨だ。

米議会予算局によれば、
1990年代初頭の債務は、
国内総生産(GDP)の40%台だった。
現在99%に膨張。

2019年以降の財政赤字のGDP比は、
年平均ベースで約8%。
過去50年間の2倍だ。

中国、ロシアとの緊張は軍事予算を増やし、
高齢者配慮もあって歳出削減は難しい。

大統領選挙ではそれが全く忘れ去られている。

民主党候補のバイデン大統領は財政支出路線、
共和党候補のトランプ前大統領は減税を打ち出す。
どちらが勝利しても債務は増え続ける。

米国債発行が頻繁になり、
米長期金利の高止まりが予想される。
日米金利差の縮小には限度があり、
25年半ばごろには170~180円の中で
円安が進みそうだ。

あらら。

「ただし、日本経済にとって、
悪い円安とはならないだろう」

コラムニストは逗子さん。

「先進5カ国は1985年9月に
ドル高是正をめざした『プラザ合意』で協調した。
円高は240円から120円まで進み、
長期に及ぶ円高時代が幕を開ける」

「円高は日本の企業の競争力を失わせ、
デフレを招き、経済に、
『失われた30年』をもたらした」

ところが「このような勢いの円安は予想されない」

「むしろ長い目で想定される円安は、
プラザ合意とは逆方向の影響として、
日本の企業の競争力をよみがえらせ、
経済再生の強力なエンジンとなろう」

楽観的。
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もう一つは6月26日版。
「円安を生かす政策とは」

こちらのコラムニストは環羽さん。

「円安が新常態となった場合、
これを経済政策にどう生かすのか、
という課題が浮上している」

「王道とされる対策が対内直接投資の促進だ」

しかし国連貿易開発会議の2022年末のデータ。
日本の対内直接投資は、
「名目GDP比で5%台にとどまり、
その水準の低さは北朝鮮以下と指摘されている」

だから「対内直接投資の促進」が鍵を握る。

円安はそれを促す条件ではある。

「投資先として日本が
高評価を得ている現実は確かにある」

「台湾資本の半導体工場、
米国資本のデータセンターなど
日本に拠点を設ける動きは
数多く報じられている」

今後も対内直接投資は、
「円安を生かすカード」として、
重要な経済政策と位置付けられる。

ここで2つの大きな問題に直面する。

「それは電力と人の問題だ」

前者は原子力発電所の稼働、
後者は移民政策の進捗。

「電力や労働力の供給が不安定な国に
大型投資を決断する企業はない」

「いくら立派な議論を重ねても、
最後にこの2つの論点が立ちはだかる限り、
円安を生かすカードに関する議論も完結しにくい」

「是非をどうするにせよ、
結論を出さなければ、
それまでの議論が
画餅で終わってしまうことになる」

二つの大機小機のコラム。
前者は楽観的で、
後者は難題を提起する。

けれどどちらも、
「円安は新常態」という前提の上に立つ。

小売業、流通業、サービス業も、
「円安は新常態」を前提にして、
商売を組み立てねばならない。

そうしなければ、
「狭いながらも楽しい我が家」にはならない。

そしてそれはむしろ、
我々には得意な世界である。

〈結城義晴〉

2024年06月26日(水曜日)

イオンの「特定技能4000人」とイオンディライトの機能

大谷翔平。
ホームラン24号を放った。
ホワイトソックス戦。
1番・指名打者の先頭打者本塁打。
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日本中が明るくなる。

このゲームは2安打2打点。
チームは4対3の逆転勝ちで3連勝。

ナショナルリーグのホームラン王争いは、
2位のマーセル・オズーナ(ブレーブス)に3本差。

打率は3割2分で、
リーグトップ。

9試合連続打点は球団記録タイ。
通算打点は60で、
リーグトップと4打点の差。

打者に専念した今シーズン、
3冠王も見えてきた。

本人は今の、この試合に勝つことに集中する。
それが何よりもいい。

For the team。

さて日経新聞一面トップ。
「イオン、特定技能4000人に」 

イオン㈱は「特定技能」外国人を、
2030年度までに4000人受け入れる。
グループ企業を挙げて取り組む。

政府の拡大方針によって、
スーパーマーケットの惣菜加工などでも
受け入れが可能になった。

現在はグループ全体で約1500人を雇用している。
主に加工食品の製造工場で働いている。

施設管理を手がけるイオンディライト㈱が、
23年11月にインドネシア政府の支援を受けて、
16人を初めて採用した。

ビルクリーニング分野も23年に、
特定技能に追加された。
そこでイオンモールの商業施設のほか、
ホテル、病院などで清掃業務を担っている。

特定技能は在留資格の一つだ。
今年3月には受け入れの拡大が閣議決定された。

飲食料品製造業分野は工場だけでなく
店舗での惣菜製造が可能になった。

イオンは全国に約2700店を展開する。
一段と特定技能の受け入れ余地が広がった。

イオンディライトは便利な会社で、
傘下に人材紹介企業をもつ。

そこでイオンデライトを窓口として、
特定技能の外国人を受け入れる。

商業施設の清掃や加工工場、
店舗での惣菜製造など。
業務に応じて各グループ企業に紹介する。

他社にも紹介する。
そして30年度に4000人を雇用する計画だ。

一方、多くの外国人を受け入れる体制も整える。

2~3人で生活できるシェアハウス、
休日に観光地などをめぐるレクリエーション、
慣れない異国でのさまざまな生活を支援する。

小売りや外食の人手不足は深刻だ。
特定技能への期待は大きい。

セブン&アイ・ホールディングスは、
2月に開業したグループ共通の惣菜工場で、
約240人の特定技能外国人を雇用した。

日本経済研究センターの試算。
ベトナム、タイ、インドネシアの現地給与は、
2032年までに日本の給与水準の5割を超える。

自国の給与が高くなれば、
来日して日本で働く動機は薄まる。

特定技能外国人雇用に向けて、
多様な施策が必要になる。

技術習得に向けた支援に加えて、
社員寮などの住居、
在留中の生活支援。

企業側の投資が不可欠となる。

それにしても、
イオンデライトは、
グループにとって重要な機能を果たしている。

創業は1972年11月と古い。
前身は㈱ニチイメンテナンスだ。
㈱ニチイの子会社。

1972年5月に大阪・千日デパート火災が起こった。
日本ビル火災史上最悪の事故。

そこでニチイは施設管理部門を独立させて、
設備管理会社を創立した。
西端行雄社長の時代である。

警備や清掃といった仕事をする、
総合ビルメンテナンスの会社だった。

この会社が大証二部を経て、
東証・大証一部に上場。
親会社は㈱マイカルに変わった。

そして2006年、
イオンテクノサービス㈱と合併。
こちらはイオングループの同業だった。

マイカルが倒産して、
イオンの傘下に入った。

子会社のビルメンテナンス企業も、
経営統合した。

そしてイオンディライトと名称を変え、
国内最大のビルメンテナンス企業となった。

その後、多角化を志向する。

2010年、チェルト㈱と合併。
自動販売機事業、資材関連事業の企業だった。

この合併を機に、
ファシリティマネジメント企業として、
サービスを拡充していく。

積極的なM&Aを通じて、
国内外で子会社を増やした。
現在、50周年を経て、
約30社によって、
イオンディライトグループを形成する。
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私も少しだけ、
このグループと一緒に仕事をしている。
インコンパス㈱と、
イオンリテール㈱の海外研修をする。

コングロマーチャントを支える企業群。
ダイエーにも西友にも、
イトーヨーカ堂にも、
そういう機能や会社があった。

いわばチェーンストアの裏方企業。
しかし外国人労働者を受け入れる時代になると、
裏方が表舞台に出てくる。

旧知の堤唯見さんが、
このイオンディライトの社長を担った。
合併の成果を上げるための苦労もあっただろうが、
一方で確実な収益性や成長性も担保されていて、
穏やかな顔つきだったことを思い出す。

〈結城義晴〉

2024年06月25日(火曜日)

英国総選挙「AIスティーブ」候補と人間の政治家への「幻滅」

今日は朝からズームで、
オンラインインタビュー。

私は朝6時に起きて原稿を執筆し、
そのまま自宅から参加した。

凄くいい内容だった。
ありがとうございました。
月刊商人舎7月号に掲載します。

午後は東京・大手町へ。

東京駅。
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その北口。
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大手町プレイスタワー。
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田嶼尚子院長の大手町プレイス内科。
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毎月の検査と診察。
尿酸値はずっと下がっている。
中性脂肪も血糖値も安定している。
ヘモグロビンA1cは6.5まで下がった。

血糖値の低い状態が続くと、
ヘモグロビンA1cの比率が低くなる。

血糖値の高い状態が続くと、
ヘモグロビンA1cは高くなる。

平均的には4%くらいで、
成人の上限は6.2%とされる。

高齢者は6.5%ならば合格だと田嶼先生。
今回の私は合格。

安心した。

それでもいつもの薬を処方してもらって、
隣接するドラッグストアへ。
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トモズにはお世話になります。
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それから横浜の商人舎オフィスへ。

朝書き上げた機関誌連載原稿は、
もうゲラが出ていた。

その校正をして、
それを担当編集者に戻した。

私自身の「艱難の物語」は、
今回で終了です。

お楽しみに。

それでもこの4回の連載は、
自分にとって刺激的だった。

いずれ長編に書き直したい。
そんな意欲がちょっとだけ沸いた。

さて日本の政界。

第213通常国会。
1月に召集され、6月21日に閉会した。

改正政治資金規正法が成立した。
ザルのような規正法。

さらに政府提出の62の法案は、61が成立。
「共同親権」の導入を柱とした民法の改正など。

国会が終わると、
7月7日の東京都知事選挙に、
関心が集中している。

そしてそのあと9月に、
自民党総裁選挙が待っている。

すると自民党内から、
岸田文雄首相への批判の声が、
噴き出してきた。

菅義偉前首相は、
首相の責任論を言い出した。

もちろん岸田自身を含めた、
「ポスト岸田」が焦点になってきた。

中日新聞と東京新聞の巻頭コラム。
「中日春秋」と「筆洗」

フレドリック・ブラウンの短編、
『回答』を持ち出した。
ブラウンは米国のSF作家。
1906年生まれ、1972年没。

日本の星新一、筒井康隆などに、
大きな影響を与えた。

この短編小説のテーマは人工知能(AI)だ。

物語では、
「高性能なAIが完成する。
開発者はさっそく
人類の長年の疑問を質問する」

「神は存在するか」

AIは回答する。
「然(しか)り。
いま現れた」

なんと「自分こそが神である」と答えたのだ。
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コラム。
「近未来を描いたSF小説では
社会や政治をAIに任せきりにすると
ろくなことにならぬという
警告めいた筋立てが大半だろう」

しかし、
7月4日の英国の総選挙で、
1人の候補者が話題を呼んでいる。

「世界初のAI候補」AIスティーブ氏。
実際はこのAIを開発した企業の会長、
スティーブン・エンダコット氏が立候補する。

エンダコット氏はあくまでも、
AIスティーブの代理人の立場を取る。

だからAIスティーブの判断によって、
政策や主張を決める。

当選した場合には、
議会での採決もAIが指示する。

このAI候補は、
有権者の意見を24時間受け付け、
政策に反映させる。

コラム。
「額面通りなら有権者の声を
直接、聴く『政治家』ということになる」

日本の「聴く首相」岸田文雄以上だ。

AIスティーブ自身は「不祥事とも無縁」だ。

コラム。
「AIに政治を任せるのは気が進まぬが、
ちょっと魅力を感じてしまう人も
いるかもしれぬ」

然り。

「それほど、どこの国にも、
人間の政治家への大きな幻滅がある」

サイファイ・ノベルのような話が、
現実に起こっている。

ちなみにAIスティーブ氏、
当選の可能性は低いらしい。

イギリス人らしいユーモアの話で面白いが、
今の都知事選にも自民党総裁選にも、
AI佐藤氏なり、AI田中氏なりが、
出てきて欲しいところだ。

人間の政治家への幻滅が、
社会を停滞させている。

〈結城義晴〉

2024年06月24日(月曜日)

令和名人会の35年間と「良い組織のリスペクト」

Everyone, Good Monday!
[2024vol㉖]

2024年第26週。
四半期の13週が二回りして、
今週で1年の半分が過ぎる。

6月の第5週。

関東甲信、東海、近畿地方が、
先週金曜日の6月21日に梅雨入りした。

関東甲信は昨年より13日、平年より14日遅く、
東海、近畿は昨年より23日、平年より15日遅かった。

昨日の関東は朝から大雨。
しかし今日はからりと晴れた。

令和名人会。
ザ・カントリー・クラブ・ジャパン。
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左から鈴木國朗アイダスグループ社長。
宮本洋一ブルーチップ㈱社長。
新谷千里サミットリテイリングセンター社長。
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みんな忙しい人ばかり。

宮本さんは帰国したばかり。
スペインとポルトガルの旅行から。

鈴木さんと新谷さんは、
超売れっ子コンサルタントで、
毎日全国を飛び回っている。

全員が揃う時間を合わせると、
半年に1回くらい。

だから梅雨時ではあるけれど、
月曜日から令和名人会。
申し訳ないけれど、お許しを。

しかしあいにく、
全国的に今年最高気温続出。

栃木県佐野市が36.8℃。
千葉県牛久市が36.4℃。

ゴルフ場の千葉県木更津市も36℃を超えた。

空を見上げるとイワシ雲。
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暑さに負けず、しかも熱中症に気をつけて、
水分を取りながら1日ラウンド。
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今日の私は「ゴルフが好きなんだ!!」作戦。
どんなに暑くても、どんなミスをしても、
どんなにスコアが悪くても、
「自分はゴルフが好きなんだ!!」と、
何度も自分に言い聞かせてラウンドする。

午前中は思うようなゴルフができなかったが、
午後には少しだけよくなった。

宮本プロがやはり圧勝。
後の三人はどんぐりコロコロ。
新谷さんの成長ぶり、充実ぶりが目立った。

全部終わる18番ホールの写真。
みんなへとへとだが、
スマイルをつくった。

パー5のロングホール。
ここでドライビングコンテスト。
結城義晴が獲得。
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ほかのロングホールのドラコンは、
鈴木プロが3回とも獲得。
「飛砲」というブランドのドライバーで、
230ヤードを超える飛距離。

ベストグロスは当然ながら宮本プロ。

それぞれに満足のいくラウンドだった。

私は「ゴルフが好きなんだ!!」作戦で、
楽しめた。

そのうえ、自分のスイングにおける、
新しい一つの試みが成功して、
大満足だ。

ありがとうございました。

さて日経新聞「大機小機」
先週土曜日のコラム。
「リスペクトと質の高い仕事」

「リーダーと組織の構成員との間、
そして構成員の間で、
『リスペクト(敬意)』は
良質な組織の条件である」

リスペクトがいい組織を生む。

クリスティーン・ポラス教授。
現在は米ノースカロライナ大学。
かつて世界の約2万人の従業員を対象に調査をした。

そして明らかにした。
「従業員は、
リーダーからの敬意を感じることが
コミットメント(約束)とエンゲージメト(働きがい)
向上につながる」

「従業員はリーダーからの敬意を、
評価や感謝、ビジョンの伝達などよりも
重要だと認識している」

心からのリスペクトのほうが、
表面的なコミュニケーションよりも、
重要だという見解だ。

さらに、
「リーダーと従業員との関係は、
ビジネスパートナー同士の関係にも
当てはまる」

コラムニストは二つの事例を出す。

一つは日本テレビのドラマづくり。
製作者が死去した原作者の意図を捻じ曲げた。

もう一つは日産自動車の不適切取引問題。
3月に公正取引委員会から指摘を受けたが、
その後も取引先から不満の声が出ている。

問題発覚を受けて日本テレビは、
「コミュニケーションの重要性の再認識」を、
従業員に促した。
日産は「取引先用ホットライン」の設置を、
約束した。

だがそうした対症療法では、
片づけられない課題が残る。

「そこには大企業の従業員の、
自らの都合を優先し、取引先を見下し、
軽くあしらうといった悪癖が
垣間見られるためである」

結論。
「ビジネスは、
パートナーとの協力を必要とする」

「その際、パートナーに対する敬意を持ち、
互いに育てるように努めるべきである」

「それはビジネスの質を高め、
持続性を高める道である」

同感だ。

そして実はこれ、
ゴルフのラウンドにも当てはまる。

ゴルファーは互いに、
パートナーに対する敬意をもち、
その敬意を育てるよう努めるべきだ。

それがゴルフの質を高め、
持続性を高める。

私たちの名人会は、
1989年から続いている。

お陰様で35年間。

それは何よりも、
互いにリスペクトがあるからだ。
ゴルフの質も高まっている、と思う。
スコアや技術がそれに伴っているかと言えば、
そうでもない面もある。

ご愛敬。

しかし幾多の艱難を乗り越えて、
リスペクトは高まっていく。
それが良いグループ、良い組織の条件である。

では、みなさん、今週も、
互いに敬意をもって仕事しよう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2024年06月23日(日曜日)

ノーベル賞/本庶佑の座右「有志竟成」と「80歳のエージシュート」

朝6時50分、横浜・妙蓮寺。
鈴木國朗さんと新谷千里さんが、
迎えに来てくれた。

鈴木さんの車で千葉県・木更津へ。
そこで宮本洋一さんと合流。

三井アウトレットパーク木更津。
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現在、第2位のアウトレットセンター。
年商500億円。

10時開店ながら、
その10時過ぎにはもう車は行列。

雨模様でもアウトレットセンターは、
集客力に陰りを見せない。
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4人でぶらぶらと歩いて勉強。
宮本さんが衝動買いをした。
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ランチは住宅街の中の、
小洒落たイタリアンレストラン。
その後、全員で勉強。

そして夕方、到着した。
ザ・カントリー・クラブ・ジャパン。
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宿泊施設がある。
それぞれ部屋に入って、
少し休憩。

私はゆっくりと風呂に浸かった。
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夕方6時からディナー。
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クラブのシェフが腕を振るって、
フルコースを用意してくれる。

突き出しが旨かったが、
写真を撮るのを忘れた。

それから太刀魚。
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名前の由来は二つ。
金属光沢で平たく細長い体型が、
太刀のようだから「太刀魚」。
あるいは水面の獲物を狙いながら、
垂直に立って泳ぐ習性から「立ち魚」。

どちらもあり。

それからトウモロコシの天ぷら。
美味だった。
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次々に料理が出て、
終わりのほうは牛肉のステーキ。
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炊き込みご飯と赤だし。

そしてデザートはスイカとマンゴー、珈琲。
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宮本社長から突然、
ブルーチップの歴史的事業の報告があって、
全員が盛り上がった。

令和名人会。
明日、行います。
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1989年から続くゴルフ会。
現在のレギュラーメンバー。

よろしくお願いします。

さて日経新聞「私の履歴書」
今月は本庶佑さん。
2018年のノーベル生理学・医学賞受賞者。
京都大学がん免疫総合研究センター長。
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今日はそのハイライト。
第22回「ノーベル賞」

受賞の瞬間は、
この連載の第1回に描かれた。
「幸運な人生」

「2018年10月1日夕、
研究室にある私の部屋で
数人のスタッフと論文の校正作業をしていた。
午後5時ごろだったと思う。
普段、論文校正の最中には
電話を取り次がないようにと言ってあるが、
この時だけは秘書がルールを破って
飛び込んできた」

「先生、でていただかないと困ります」
スウェーデンのカロリンスカ研究所からの電話。
ノーベル生理学・医学賞の選考本部。

「受けますか」との問いかけに、
「もちろん」と答え、そして、
「念のためメールも送ってほしい」と伝えた。

ノーベル賞をとるにはどうすればいいか?

「よくそんな質問をされる。
秘訣やコツなどもちろんない」

「振り返ると、60年に及ぶ研究人生は
幸運に恵まれていた」

京都大学医学部の学生時代に、
基礎医学へと進んだ。
生化学者の早石修氏と西塚泰美氏に師事した。

1970年代の学生運動の影響で研究が滞った。
すると米国へ飛び出した。

カーネギー研究所のブラウン博士は、
生涯の師となった。

米国立衛生研究所のレーダー博士の指導を受けた。

「免疫チェックポイント療法」は、
授賞時に「がん治療に革命をもたらした」と評された。

そのきっかけとなるPD-1分子の発見は、
研究室にやってきたばかりの
若手研究者の熱意から始まった。

当初はがんの画期的な治療につながるとは
思いもしなかった。

「セレンディピティ」である。

DNAの二重らせん構造を発見した。
それによって生物学、生命科学は、
1970年代以降、ドラスチックに進展した。

「かつてブラックボックスだった生命の正体に
遺伝情報から迫れるようになった」

「生化学から分子生物学、免疫学へ」

「思えば、科学者として常に目指してきたのは
『生命の謎解き』だった」

「この未知の世界は新たな知見が得られれば、
また、新たな疑問が生まれてくる。
旺盛な好奇心が満たされることはない」

今日の記事はノーベル賞発表の翌日、
滋子夫人と共に京都大学で記者会見に臨んだ。

「何事も諦めない。とことん極める人。
家での会話でも中途半端に終わらせない。
そういう態度が、この結果に
つながったのかなと思います」

夫人の言葉は常に真実を突いている。

現地のノーベル賞受賞式では、
ノーベル博物館に記念の品を贈った。

それは座右の銘を書した色紙。
「有志竟成」
「ゆうしきょうせい」

「志を曲げることなく堅持していれば、
いつか必ず成し遂げられる」

授賞式には紋付き羽織はかまで出席した。
文学賞の川端康成氏以来の和服姿といわれた。
「洋服では負けてしまうと思ったからだ」

いつも闘争本能を失わない科学者だ。

本庶さんがノーベル賞発表直後の記者会見で、
最後につくづくと語った一言。
「僕が今、一番やりたいことは、
エージシュートです」
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「僕は現在76歳なので、
ゴルフで76を出すのが
最大の目標です」

Age Shootは、自分の年齢以下のスコアで、
18ホールをラウンドしてしまうこと。

この連載の第16回は、
「エージシュート」だった。

「21年7月28日、本命の上賀茂コースで、
念願のエージシュートを達成した」

「この日、出だしはあまり芳しくなかったが
辛抱のゴルフを続け、最終18番ホールを
パー4で乗りきれば、80が出る」

「グリーンまで30ヤードからの第3打。
ピンまで50センチのところにピタリと落ちた」

「この距離を外すことは考えにくいが、
さすがに緊張した」

「軽いフックラインを慎重に入れ、
50年来の夢がかなった」

最後の一言が振るっている。
「ノーベル賞は
天から降ってくるが、
エージシュートは
自ら手繰り寄せるものだ」

一世一代の晴れ舞台で、
エージシュートを宣言して、
自分にプレッシャーをかける。
そうして実現させる。

これが本庶佑の本質だ。

私も宣言しようか。
「エージシュートをやる」

ただし明日ではない。

〈結城義晴〉

2024年06月22日(土曜日)

「お料理は楽しい」と「ずっと仕事するのは好きだった」

土井善晴さんの「新玉葱のけったん」
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つくってみました。

私にすれば、最高傑作ができた。
しかも手順はシンプル。

美味しくいただきました。
ありがとう。

日経新聞夕刊「あすへの話題」
その料理研究家・土井善晴のエッセイ。
毎週、楽しみにしている。
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今日のテーマは、
「お料理はたのしいもの」 

「五島列島に旅をした。
10年前、まだ浅い春の下五島は
きびなごの季節だった」

「海ぎわの食堂で、漁師のお母さんに
きびなごの捌(さば)き方を教わった」

土井さんほどの名人でも、
現場の漁師のお母さんに教わる。

「身の柔らかい鰯の手開きは、
骨に沿って爪をそわせて中骨を外すのは、
私も慣れていた」

「しかし、きびなごは、それでは終わらず、
さらに薄皮を手ではいでいく」

「教えられたまま、やってみると、
柔らかい薄皮が破れて簡単じゃない」

「私が1尾と格闘する間に、
彼女は5尾、6尾と捌いていく」

「たいへんですね」
土井さんが言った。

「ぜんぜんたいへんじゃないよ」
「子供の頃からやっているけど、
(捌いた)きびなごの山ができていくのが
おもしろいんよ」

「ハッとさせられた」

「自分の手が思うように動くおもしろさ。
ものを大切にする満足。
みんなと協力する楽しさ」

そこで土井さんの述懐。
「きっと仕事と遊びの起源は同じ、
生きる喜びだ、
仕事はできるように
なればなんでも楽しい」

いつもそうだが、
本当に同感だ。

「楽なことを望んで、
なんでもない事が苦にならないように、
手を動かしてお料理しよ」

そう、手を動かして、
お料理しよう。
仕事をしよう。

一方、ほぼ日の糸井重里さん。
巻頭エッセイ「今日のダーリン」
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「思えば、ずっと
仕事するのは好きだった」

「あの人から仕事をとったら、
なんにもなくなっちゃう」

そんな人もたくさん見てきた。
「そういう人の、
じぶんもひとりだったかもしれない」

「仕事というかたちで、
じぶんもうれしいし、
他人もよろこんでくれることが
いっぱいできる」

「もう、こんなにいいことはないよね。
そう思っていたし、
いまでもそういう気持ちでいる」

じぶんもうれしいことが、
人もうれしい。

売れたらうれしいし、
買ってもらったらうれしい。

「さらば、すべて、
人にせられんと思うことは、
人にもまた、そのごとくせよ」
ジェームズ・キャッシュ・ペニーの、
ゴールデンルール。

全米第2位の小売業となったペニーは、
店の看板に掲げた。

それが商人だ。

糸井さん。
「特に、災害のときに
必要な仕事をしている人だとか、
人間のいのちに関わるようなことを
仕事にしている人、
人びとが生きるのに大事な
インフラを守っている人とか」

エッセンシャルワーカー。

「”じぶんもうれしい”の要素が
あろうがあるまいが、
“人がうれしい”を
実現するために仕事しているし、
さらに、その仕事の場から
逃げてはいけない」

「死ぬような思いをしても、
苦しいばかりの仕事でも、
それをすることで
”人もうれしい”が見えたときには、
結果的に”じぶんもうれしい”が
呼び起こされる」

詳しいことは割愛するが、
これはピーター・ドラッカーの、
「責任の組織化」の源泉となるものだ。

「そうやって考えれば考えるほど、
仕事を懸命にやることは
大事だと思えてくるし、
仕事が好きだとじぶんにも
言い聞かせるようになる」

しかしここからが糸井重里の真骨頂。

「でも、と、いまごろになって
ようやくわかるのだ」

「仕事をすべてにしちゃぁいけないのだ」

「いろんなやることが
人にはいっぱいある。
子どもと遊ぶことだとか、
暮らしにまつわることだとか」

仕事だけではない、と言いたいのか。

「そのいろんなやることを、
人に代わりにやってもらったり、
ないことにして忘れていたりすることで、
効率よくたくさんの仕事ができたりもする」

「たくさんの仕事ができたら
“人もうれしい”ので、
それで”じぶんもうれしい”
ということにもなるのだが、
やっぱり、それはあれこれの
バランスを壊すことになるし、
人がやるはずのことをしないのは、
いけないのだ」

わかりにくい。

そこでたとえ話。
「女王蜂は、名前は女王と
呼ばれておだてられているが、
生物学的には、卵を産むための
“生殖虫”というものだ」

「それ以外のことは
なんにもできないのだからね」

「人間も、仕事でなにか
価値を生み続けることは大事だけど、
“それをすべてにしちゃぁいけない”のである」

「仕事馬鹿」ではいけない。
人間は女王蜂ではない。
そう言いたいのだろうか。

昔々、1070年ごろ、
テレビの世界を牛耳った二人。
大橋巨泉と前田武彦。

巨泉は多芸・多趣味な男で、
それをことごとくテレビ番組にした。
そして嘯(うそぶ)いた。
「趣味を仕事にした」

マエタケは放送作家上がりで、
これまた多才な男で多様な番組をつくった。
こちらはさらりと言い切った。
「仕事を趣味にした」201607201

巨泉は仕事だけではなかった。
マエタケは仕事一筋だった。

どちらもいい。
どちらでもいい。

それでも土井善晴さんは正しい。
「仕事はできるように
なればなんでも楽しい」

まずは、この域まで達したい。
若い人にはとくにそう考えてほしい。

それが仕事だ。

〈結城義晴〉

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