今日は母の日です。
ボクは、ジジ。
ヨコハマのユウキ家のいちいん。
母の日には、
かあさんのことを、
おもいます。
ボクのかあさんは、
ホドガヤのヤマダ家のいちいん。
なまえは、ミント。
目が青いから、ミントといいます。
きれいなかあさんでしょ?
ボクがうまれたばかりのころ。
それは5年ほどまえのこと。
ボクは、みつごです。
いちばんひだりがボク。
姉妹たちは、
ヘーゼルとミルキー。
ひだりがボク。
ボクだけ男の子でした。
かあさんは、やさしい。
いつもだっこして、
ボクのカオをなめてくれました。
ボクは、ほんとうにあんしんして、
ねていました。
ねぞうは、いまも、
かわらない。
まるくなって、
ねたりしますが。
でも、ボクも、
ずいぶん、
セイチョーしました。
ねていても、
すぐに、
気配をかんじて、
おきあがります。
かあさんのそばにはいないけれど、
ユウキ家のいちいんとして、
ボクはゲンキにくらしています。
ボクがゲンキなことが、
いちばんの親孝行だとおもっています。
<『ジジの気分』(未刊)より>