オバマの言葉と鶴の里商工会講演
バラク・オバマ大統領就任演説。
「新しい責任の時代」
アメリカもオバマも。
日本も麻生太郎も。
私たちも。
「自由という名の賜物を次の時代に無事、届ける」
「60年前にはレストランに入れなかった父を持つ男」
「困難な問題を解決することほど、
精神を満足させることはない」
淡々としていたが、決意に満ちていた。
さて私は、鹿児島へ。
北薩の出水(いずみ)市。
鶴の里商工会の新春講演会。
間を取り持ってくださったのは、
商人舎ファミリーの宮本洋一さん。
ご存知、ブルーチップ常務取締役。
その宮本さん、この出水市のご出身。
その宮本商店のお店をまず訪問。
この店が、まさにすぐれもの。
地方の町のコンビニやラーメン店の在り方を、
示してくれる。
まず、ラーメン店の「龍」へ。
店長の小山治さんと宮本さん。
次に、アイショップ宮本の本店へ。
200世帯ほどの過疎の集落の中にあるコンビニ。
駐車場は広く、アクセスしやすい。
しかし、居住人口は少ない。
だがこの店、8年前にオープンして以来、
増収増益を続けている。
不思議なコンビニ。
店内は、高齢者や子供たちに配慮した売り場づくり、品揃え、
そしてサービスに満ち溢れている。
商圏人口が少なくとも、
徹底して顧客対応すれば、
お店は繁盛する。
第2号店はリックス宮本。
この店の周辺にも、人口は少ない。
レジには、独特の商品が並ぶ。
第3号店が、1月23日にオープン予定。
期待の新サービスが計画されている。
人口が少ない立地で成功を収めている
AZスーパーセンターを訪問。
宮本商店から20分ほどのところにある。
火曜日の夕方4時ころというのに大繁盛。
その後、鶴の里の名所、鶴の住み家を訪れる。
感動。
夕方、6時半から講演会。
平原三男出水市副市長も来賓として来てくださって、
ご挨拶。
私のテーマは、「お客様のためにいちばん大切なこと」
新しい時代の厳しさ、その中での地方の在り方、
そして感謝、元気、人間力。
一所懸命に聞いてくださったので、
一所懸命に話した。
100人以上も集まってくださって、大盛況。
そして懇親会。
焼酎の一升ビンがどんどん空いていく。
鹿児島県人の飲み方はすごい。
しかし、私は、満足した。
新しい責任の時代を自覚した。
鶴の町の人々に、心から感謝。
<結城義晴>