林廣美の「今週末のこの1品」第1回
「林廣美の毎週金曜日――今週末のこの1品」
林廣美先生は惣菜マーチャンダイジングの第一人者。
もう、日本のスーパーマーケット業界、食品業界で、
異論をはさむ人は絶無。
それが林先生。
私、結城義晴は、20数年のお付き合い。
先生の惣菜の本は何冊もつくった。
『食品商業』には20数年、毎月、欠かさずご執筆いただいている。
そんな記録は、鈴木國朗さんと林先生だけ。
その林先生に、「毎週金曜日」今週末に、
この商品をこう作って、こう売り込めば、
かならず売れる、という1品をご紹介いただくことになった。
惣菜担当者だけでなく、
すべての食品担当者に、参考になる。
なぜなら、これは食のマーケティングそのものだからだ。
その記念すべき第1回は、「毎日更新宣言」で9月12日(金)に登場した
「長寿の海老フライ」
手造りの大きなエビフライ。
名付けて、「長寿エビフライ」
金曜日の今日からお客様にお披露目して、
13日土曜日、14日日曜日、
そして15日の敬老の日に、
盛大に売り込む。
「長寿」という字をPOPに大きく書いて、
大サイズの海老をカラリとあげて、
あげたてを、ご提供する。
ここは、長寿にちなんだ「海老」でなければならない。
フライでなければならない。
天ぷらでは、絶対にだめ。
もう1品、加えて、
「柔らか手造りヒレカツ」
年を重ねた老人でも脂っこいもの大好き。
それも柔らかいヒレカツ。
敬老の日には、ご馳走を売り込もう!! (by結城義晴)