【#681】クリスマス用鶏モモ照り焼き
クリスマス用鶏モモ照り焼き
今年はスチコンを使って
手づくりのローストチキンを
安く売りたいと思うのですが
早とちりは禁物ですよ
そもそも焼くだけの簡単そうに見える
ローストチキンをなぜどこの店も
商品化して売らないのか
便利なスチコンがあるのに
不思議に思いませんか?
クリスマスだから売る数と量が
多いので手に負えないからとか
どうしても上手に焼けないとか
焼き過ぎてしまうなど色々とありますが
本当はクレームが出るからです
だから自家製ローストチキンは
怖いのでつくらないのです
肉を柔らかくおいしく焼こうと
すればするほど
クレームが続発します
それは「骨から血がでる‼」です
焼いた後しばらくしてから
骨のところから赤い血が滲み出て
大クレームになるのです
骨から血が出る理由は
肉と骨では火が通る
時間が違うからです
肉に火が入っても
骨には火が入らないのです
クリスマスだから大量に焼いて
たくさん売りたいと
店は輸入の冷凍原料を使って
計画を立てているのですが
でも今年はどうでしょうか?
輸入物の量が足らないようです
ならば国産ではどうでしょうか
夏の鰻の蒲焼は中国産より
国産の方が人気です
ローストチキンも国産を使って
焼いて売り込んでください
ただしせっかくの国産なので
血が滲まないように
自慢のスチコンを使って
しっかりと火を通して
焼き上げる工夫をします
タレを塗ってから二度焼きすると
綺麗な焼き目が付きます
★林廣美のワンポイント★
スチコンで焼く時は、鶏骨付きもも肉に骨にそって包丁の筋切を入れてから、一晩タレ(焼鳥のタレを薄めて使うなど)に漬け込んで味を付けます。一回目はスチコンのオーブンモード150℃で15~20分くらい焼いて火を通します。面倒でももう一度タレを塗って、二回目はオーブンモード200℃で焦げ目を付けて、焼き上げるなどの工夫をして仕上げます。
テストを繰り返してスチコンの温度と時間を決めることが大切。なぜなら、肉の大きさが変われば、温度と時間が変わるからです。焼き過ぎると冷めた時、肉が硬くなります。テストして温度、時間を決めることがコツです。
※骨から血が出ないようにするには?コツは月刊商人舎の購読者限定公開!
<By 林廣美>