【#682】新米お赤飯
新米お赤飯
昔は祝い事の料理として
季節の祝い事に使われた赤飯
毎月一日と一五日には
神棚に供えたものでした
街では老舗の和菓子屋の物が
一番おいしいと言われて
買いに行かされたものです
和菓子屋は特別なもち米を
使って差別化していました
最近は昔ほど人気が
無くなったようですが
それでも新米となれば別です
実は赤飯に使うもち米が
昔よりおいしくなったのです
もともともち米は苦い米でした
だから苦さを隠すために
ゴマ塩を振って食べたのです
それが米の品種改良で
なんと苦みが無くなりました
旬の味として
新米の赤飯は格別です
★林廣美のワンポイント★
赤飯の赤水をつくるのは大変ですが、業務用の豆と赤水のキットがあります。これを使ってもち米を浸漬して、スチコンで蒸し上げます。
ただしスチコンの蒸しモードは温度が高く、上手に蒸せません。スチコンの蒸しモードの温度を95~97℃にセットして蒸し上げると上手にできます。自動蒸しモードだと温度が100℃を超えて、米が乾燥して蒸せないことがあるので、注意が必要です。(スチコンメーカーによって機器の仕組みが違うので確認しましょう)
最近は冷凍赤飯もあり、温め蒸しだけで販売できる赤飯もありますね。おいしい物を探してください。
<By 林廣美>